東方奇形社録   作:名無四郎

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バチクソに風邪を引いたので初投稿です。
この小説を読むみんな!!もし良ければ是非コメントしていってね!!
あと誤字脱字に解釈違いも多くあると思いますので「あこれヤベェな」と思ったら速攻ブラウザバックを推奨するぜ!!!


『業務終了』

「ハァ…ハァ…し、死ぬ…死ぬってコレ…」

 

 

拝啓、母さんへ。俺は今、人生で初めて空を飛びました。速い上にやたらと低空飛行の所為でもうトラウマになりそうです。チクショウ。

 

 

慧音「す、すまない…つい必死になってしまって…」

 

リグル「まぁまぁ、逃げ切れたんだし生きてるなら別にいいんじゃない?」

 

「いやまぁ…それはそうだけど…もう少し手心というか何と言うか…」

 

 

こっちは異郷に来たばかりの一般人*1である。普通に死ぬ時は死ぬので本当に勘弁して頂きたい。

 

 

慧音「そうだ。自己紹介がまだだったな。私の名前は上白沢慧音だ。」

 

「あぁ、話はリグルから聞かせてもらったよ。俺はジョシュア。宜しく頼むよ、慧音…先生?」

 

慧音「はは、そんなに畏まらなくても大丈夫さ。宜しく頼むよ。」

 

 

そう言って軽く会釈をする慧音先生。こんなぽっと出の成人男性*2にすらよくしてくれる辺り本当に性格の良い人なのだろう。リグルもそうだが此方に対して友好的な者と出会えたのは(まさ)しく幸運と言えるだろう。

 

慧音「そろそろ日も暮れる。取り敢えず今日は私の家に泊まっていくと良い。」

 

「…えぇ!?」

 

リグル「キャー!慧音先生ったらダイタン〜!」

 

慧音「(やかま)しい!!」

 

リグル「グヘェ!?」

 

「!?!?!?」

 

慧音先生の拳骨が茶化したリグルの脳天にクリーンヒット。『バキャ』とか言ってた気がしたが大丈夫か…?

 

 

慧音「リグルがすまないな。…大丈夫か?顔色が悪い様だが…」

 

「いえ!!何も!!!」

 

 

…まぁそんなこんなで無事に慧音先生の家に到着。なんとか今日の寝床と食事を確保する事ができた。本当にラッキーである。

 

 

慧音「これで良し。怪我も殆ど無くて良かったよ。」

 

「いやはや…何から何まで申し訳ないな…」

 

 

こんなに良くしてもらっても後が少し怖い。俺が返せるものと言ったら臓器位だ。

 

 

慧音「…所で、君は一体何処から来たんだ?」

 

「何処から…って聞かれるとなぁ…」

 

 

正直『路地裏』や『ロボトミーコーポレーション』の事をどう説明すればよいか分からない。俺自身にもあの場所がどんな所かあまり知らないのだ。かと言って質問には答えなければ怪しまれそうで怖い。

 

 

「えーと…兎に角危険な所としか…俺もあの場所の事よく分かんないんだよナ…」

 

慧音「うぅむ…じゃあ其処はどんな場所だったんだ?」

 

「地獄」

 

慧音「…えっ」

 

 

俺もホントはこんな言い方は如何かと思う。しかし事実としか言いようがないのだ。

 

 

慧音「…もし…もし君が良ければで良いんだ。…君は、どんな所にいたんだ?」

 

「普通に人が毎日5人位死ぬし発狂して心を壊す奴もそこそこいるしその上仕事に使えないと判断された奴をそのまま処分*3する人の命を捨て駒としか考えていない様な倫理観が終わってる野郎が上にいる異形の化け物の鎮圧とか世話をする色々とヤベー職場…」

 

慧音「(絶句)」

 

 

信じたくないが全て事実である。言い方に棘はあるかも知れないが決して八つ当たりなどではない。そう決して。

 

 

慧音「…だから妖怪達襲われてもあんなに平然としていたのか…」

 

「平然…?かどうかは分からんがまぁそういうこと。…あー思い出したら気持ち悪くなってきた…」

 

慧音「…本当に済まない…」

 

「気にしなくいいさ。認めたくはないが慣れてる。本当に認めたくはないけど。」

 

慧音「…君は元の世界に帰りたいか?」

 

「…え?帰れるの!?」

 

 

さらっととんでもない事を口にする慧音先生。目から鱗どころか心臓まで出そうな勢いだ。

 

 

慧音「あ、あぁ…大体の人間は此処(幻想郷)に来ても直ぐに帰れるのだが…」

 

「まぁ帰りたくないよなぁ…」

 

 

折角あんな地獄から解放されたのだ。家族も何もいないのに自ら戻るなんて自殺行為に等しいだろう。

 

 

慧音「…なら是非私に君の生活を手伝わせて欲しい。」

 

「はぁ…ハァ!?!?」

 

 

此処にきてから何度目の驚愕だろうか。もし驚きの感情を食糧にする妖怪がいるのなら腹を破裂させられる程驚いている気がする。

 

 

「いや、いやいやいや流石に申し訳ないって…!」

 

慧音「何、心配は要らないさ。私が寺小屋を営んでいるのはリグルから聞いたんだろう?」

 

「あ、あぁ。」

 

慧音「なら話は早いな。君には寺小屋の仕事を手伝って欲しいんだ。勿論衣食住は保証するよ。」

 

「いや、でも…そんな申し訳ないしなぁ…教養だって殆ど無いし…」

 

慧音「なら私が教えてやろう。それに知識がなくてもできる仕事は沢山ある。」

 

「えぇ…う〜ん…」

 

 

どんどん心が揺らいでいく。男はいつだって女の子の頼み事を断ることはできないのだ。

 

 

「…本当にいいのか?マジで穀潰しになる未来しか見えないんだが…」

 

慧音「君のそんな性格で穀潰しになるなんて事はないだろう?」

 

「ははは…じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうとするよ。」

 

慧音「よし来た!それじゃあ、明日から早速始めるとしようか!」

 

「まぁ…足手纏いにならない様に気を付けるよ…」

 

慧音「さぁ、明日に備えて今日はもう寝よう。幻想郷に来て疲れたろ?」

 

「あぁ、正直もう限界。直ぐにでも寝れ…」

 

 

そう言いかけた所で意識が遠のいていく。こうして、俺の幻想郷ライフの記念すべき一日目は幕を下ろしたのだった。

 

*1
妖怪をまともに相手できる人間は残念ながら一般人とは言えない。

*2
因みにジョシュア君は面は割と良い方ではあるが人相はかなり悪い。その上本人に自覚が無い。そんなんだから初対面のリグルに怯えられるんだぞ!!

*3
発狂した職員がいる状態で一日の業務を終わらせた場合、その職員は死亡扱いとなる。画面の前の管理人の諸君は業務終了の前に職員の状態を確認しておこう。




どうも、ド戦犯次郎です。
話が!!!全く!!!!!進まねえ!!!!!!!
このままだと完結する頃には500話とか行っちゃうのでは…?
あ、そうだ(唐突)有識者の皆様に聞きたいんですけどアンチ・ヘイトタグって入れた方がいいんですかね…?個人的には要らないと思ってます(確固たる意志)

何処に行って欲しい?

  • 永遠亭
  • 紅魔館
  • 地霊殿
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