IFすば   作:来世カズめぐ部屋の観葉植物になりたい者

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タイトルダクネスだけどかんっぜんにめぐみん回です。


第五話 この聖騎士とパーティーを!

めぐみんとパーティーを組んでから数日が経った。

この数日間の内に爆裂魔法を組み込んだ戦術をなんとか編み出し、白狼の群れの討伐やゴブリンと初心者殺しの討伐等、駆け出しを卒業し所謂中級冒険者が請けるようなクエストをこなせるようになった。

これに関しては本当にチートさまさまなので、素直にあの女神に感謝しないとな。

昼と言うには早く、朝と言えば遅い時間帯、中級クエストをこなせるようになったおかげで漸く懐が暖まった俺とめぐみんは、二人で商店街を歩いていた。

女の子と二人きりで商店街とか、なんかデートっぽいななんて考えいつもより上機嫌な俺を見て、めぐみんが不思議そうな顔をしている。

 

「カズマ、今日は随分と楽しそうですね?」

「そりゃそうさ。やっとこのジャージを卒業して、クエスト用の服と装備品を買うんだぜ?ほら、新装備を購入するときってワクワクするだろ?」

「確かにそうですね!…ていうか、服って戦闘用ではなかったんですか?てっきりカズマの国の戦闘服だと思っていたのですが」

「あー、一応その認識も間違いじゃないぞ。これはジャージっていって、運動にも、寝巻にも、部屋着にも使える優れモノなんだよ。まあでも、ジャージだとファンタジー感ぶち壊しだからちゃんとしたクエスト用の服が買いたかったんだけどな」

「ふぁんたじーかん?というのは良くわかりませんが、装備を整えるのはとても良いことだと思います!ちなみに今日は何を見る予定なんですか?」

「とりあえずは最優先で服だな。あーでも、余裕があったら弓も見たいと思ってるよ。剣と違ってこいつはかなり安物なんだ。もうちょいグレードアップしたい」

「なるほど。私としては杖を買うのもおススメしたいです。カズマは好んで上級魔法を使いますが、やはり杖の有無によって魔力制御の負担だったり威力上昇が期待されるのですよ」

 

杖か…。確かに考えてはいなかったな。入ったスキルポイントの大半を詠唱短縮や魔力制御の精度上昇に振って誤魔化してたけど、やっぱり戦闘中に行う魔力制御や詠唱はキツイものがあるし。

 

「そうか、確かに弓より杖の方が優先順位は高いかもな。服を買って余裕がありそうだったらめぐみんが選んでくれないか?やっぱり本職のほうが良し悪しは分かるだろうし」

「まかせてください!カズマにピッタリな、それはもうカッコよくて性能のいい杖を選んで見せましょう!」

「サンキュー!…と、ここだな」

 

そうしてめぐみんと話していると、いつの間にか目的の店にたどり着く。

この前この剣を買った店だ。

やはりこういうお店にワクワクするのが男心というもの。

まだ異世界に来て日が浅いというのもあると思うが、既に来た事があってもワクワクが止まらない。

はしゃがないように気持ちを落ち着かせながら、俺たちは冒険者の服や鎧が売ってる店に入った。

 

「んー、どういうのが良いかな。役割的に全身鎧とか、重い金属系は除外。ただある程度防御力は欲しいしローブも除外か?動き回る訳だし、動きやすくてそこそこ防御力もある服は…」

 

俺が服選びに難航していると、良さげなのがあったのか満足げな顔でめぐみんが服を持ってきた。

 

「カズマカズマ!これなんかどうでしょう!カッコいいしカズマに似合うと思うのですが!」

 

と、緑色のマントと黒のシャツ、ズボンを見せてくれる。

個人的に見た目は超好みだ。ただ値段がおもったより張っている。

 

「確かに見た目は超グッドだ。俺好みだし、カッコいいと思う。でも性能の方はどうなんだ?遊撃に出るから防御力もそこそこ欲しいんだが…」

「値段の分性能面はかなり高いです。この素材は魔綱糸で編まれたものですので、着用者の魔力の通りを促進させ、逆に外的からの攻撃に対し、服に流れた魔力である程度の防御をしてくれます」

「へぇ、滅茶苦茶良いじゃないか!」

 

値段的にも手は届く。ただこれを買うなら今回は弓を買うのは諦めたほうがよさそうだ。装備品は命を預けるものなんだし、妥協はするべきじゃない。

俺はめぐみんから服を受け取り、試着室に入って着替える。

 

「どうだ?似合うか?」

 

少し照れながらも、めぐみんに聞いてみる。

 

「とても似合ってます!…えと、その、カッコイイですよ?」

 

めぐみんが仄かに頬を赤らめ褒めてくれる。

なんだこれ甘酸っぱい!

 

「お、おう、ありがとうな。あ、ていうかめぐみんはなんか欲しい服とかはないのか?折角だし一緒に買っちゃおうと思うんだけど」

「いえ、私は特にないですよ。このローブは魔法のエキスパート、紅魔族が作ったとても性能の高いローブなのです。なのでこれ以外は特に大丈夫です。思い入れもありますしね」

「そっか、それじゃ会計してくるよ」

 

 

――――

 

 

服の購入を済ませた俺達は次に杖を見るため、めぐみん一押しの杖を扱う店にやってきた。

 

「カズマカズマ!これなんかどうですか!マナタイト製の杖!!魔力の増幅や制御の補助など、魔法を使う際に凄い助けになる優れモノです!」

「へぇ、やっぱマナタイトってそんなに良いものなのか…んー、すまん。俺が使うには大きすぎる」

「使いまわしや威力重視なら、スタッフタイプの杖よりもワンドタイプの方がいいですね。確かにカズマの役割は遊撃ですし、ワンドの方がいいかもしれません。…これなんかいかがでしょう?」

「お、以て見た中では一番しっくりくるな、ちなみにどんな性能か分かるか?」

「そうですね…、これは先端にある鉱石が魔力を留めてくれる効果があります。大きさや質的に、そこまで多くの魔力は維持できなさそうですが、ぎりぎり中級魔法ぐらいならあらかじめセットしておいて、任意で放つなんてこともできそうです。ただ魔力制御にはそこまで補助はのらないと思います」

「予め予備で魔法を溜めておけるのか!かなり良い性能じゃないか…うし、それじゃあ、コイツにするよ。サンキューなめぐみん。めぐみんは杖、新調したいとかないか?杖を選んでくれたお礼に買ってやりたいんだけど…」

「いえいえ、仲間の装備品を選ぶ手伝いをするのは当然の事ですし、そんな気にしないでください。…それに、私の欲しい杖だと、多分予算オーバーになると思うので…」

 

 

そう言って気まずそうにするめぐみんの視線の先には、この店の最高額商品だろう。完全マナタイト製の100万を超えるスタッフタイプの杖が置かれていた。

…ぐ、確かに今の手持ちじゃ手を出せないか。カッコいいとこ見せたかったんだが…

 

 

「ほらカズマ、もうお昼ですし、そろそろそれ買って御飯に行きましょう?」

「そ、そうだな、分かった。ちょっくら行ってくるよ」

 

 

俺は再度めぐみんが欲しいと言っていた杖の値札を確認し、会計に向かった―――。

 

 

 

――――――――

 

 

買い物を終えた俺達は、ギルドの酒場で昼食を取っていた。

 

 

「それでカズマ。今日はどのクエストを受けるつもりですか?」

「ああ、折角装備を整えなおしたからな。結構な難易度のクエストもこなせるようになったし、ここいらであのカエル共に生まれ変わった俺達を見せてあの屈辱を晴らしてやろうと思ってたんだが、どうだ?」

「いいと思います!中級のクエストをこなせる我々が、カエルに負けたままというのは格好付きませんからね!燃えてきましたよ!今日こそ私の爆裂魔法で、地中に隠れた姑息なカエルごと全て吹き飛ばしてくれます!」

 

 

お互い気合十分!腹ごしらえを済ませジャイアントトード討伐クエストを受注した俺達は、意気揚々と平原に向かい――――!

 

 

 

 

空から降ってきたカエルに、二人して呑み込まれた。

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

毎度の如くヌルヌルになった俺は、魔力切れのめぐみんを背負い公衆浴場へ向かっていた。

 

 

「信じられません…。まさか私の爆裂魔法の爆風で跳躍し、空から私達を呑み込むなんて…」

「まさか同族を盾にして爆裂魔法の爆風から身を護るなんて…カエルの癖にアイツら賢過ぎないか…?どうなってるんだよこの世界のカエルは」

「厳しい生存競争を生き抜くため、どんなモンスターも頭をふり絞るのです…。一撃熊や白狼には勝てるのに、どうして毎度カエルに泣かされるのでしょうか…」

 

 

青い顔をしためぐみんと半泣きになった俺は、浴場でヌルヌルを荒い落とし、報酬を貰うべくギルドに向かった。

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

「はい、確かに。ジャイアントトードを三日以内に五匹討伐。クエストの完了を確認いたしました。ご苦労差までした」

 

 

いつもの受付のお姉さんに報告を終え、規定の報酬を貰う。

今回のこれで漸く100万エリス程が溜まったのと、これまでのクエストの達成度から一日に稼げる金額を考え、そろそろ馬小屋を止めて宿を借りようという話になり、めぐみんには宿を借りに行ってもらっている。

 

 

「では、ジャイアントトード六十匹の買取とクエストの達成報酬を合わせまして、40万エリスとなります。ご確認くださいね」

移送費込みでカエル一匹の値段が五千程、そして五匹倒せというクエストの達成報酬で十万。

カエル六十匹も倒して四十万かー。これでヌルヌルになっていなければ完璧なのに…。

どうしてこう締まらないのだろうか。そういう呪いにでも掛かっているんじゃないか?

ていうか、一撃熊とか初心者殺しとかは一匹で五十万とか百万とかいったし、もうカエルと戦うのはやめるべきなんじゃないだろうか?

いやでも、駆け出し冒険者が美味しいとするカエルに苦戦したままっていうのも…。

白狼やゴブリンの群れを率いた初心者殺しの討伐クエストでかなりの数を相手にしたとしても特に問題ないことは証明されている。

カエル相手だって、別に数がどれだけ居たって倒せてはいるんだ。しかし真下とか、今回なら真上だが、想定外の所から来る奇襲に毎回やられている。

敵感知はしっかり反応しているし、驚いて対応しきれなかった俺の力不足だよなぁ。

もっと対応力を身に着けねくてはと思うが、やはりこのパーティーには前衛が不足しているのも原因だと思う。

二人での冒険は楽しいが、しかし二人だけだと危険な場面も多い。特に俺が純粋タンクではなく、遊撃のオールラウンダーなのが痛い。しかし、火力とか小回り的にタンクにも回れないし…。

 

 

「……すまない、ちょっといいだろうか…?」

 

 

受付近くの椅子に座り、自分の反省とこれからの課題について考えていると、背後からポツリと声がかけられた。

そういえば、前に張ったパーティーメンバー募集の紙が張りっぱなしだったな。もしかしてパーティー加入希望者か?と、俺が少し期待した様子で振り向くと―――。

 

 

「なんでしょ……う、か…」

 

 

俺は声の主を見て絶句した。

 

 

女騎士、それもとびきりの美人!

身長は俺より少し高く、頑丈そうなフルアーマーに身を包んだ金髪碧眼の美女だった。

鎧のせいで体型は分からないが、何故だろうか、その美女にはなんだかとても色気があった。

クールな顔立ちなのに、何故だろう、被虐心を煽るというか…。

俺が見惚れているとその美女は、俺が張り出した見覚えのある紙を見せつけて

「いきなり初対面で声を掛けたのだから、警戒する気持ちは分かるが、そう身構えないでくれ。…この募集は、貴方のパーティーの募集だろう?もう人の募集はしていないのだろうか?」

「あー、そうだったんですね。まだパーティーは募集してますよ。丁度前衛が足りなかったので、貴女のような方が入ってくれるのは大歓迎ですが…」

 

 

年下のめぐみんとは違い、年上の美人、それもかなり好みな容姿をした相手という事で緊張し、若干上擦った声になってしまう。

 

 

「そうなのか!?ならば是非、この私を貴方のパーティーに入れてほしい!」

 

 

マジか!

 

 

「勿論!と言いたいところなんですが、夜も遅くいし、もう一人のパーティーメンバーにも相談をしたいので、明日もう一度ギルドでお話するのでも大丈夫ですか?」

「ああ、それで構わない。…一つ聞きたいのだが、いいだろうか?」

「は、はい!なんでしょうか…?」

「違ったら失礼で申し訳ないのだが、その仲間とうのは貴方と共にぬめぬめになっていたあの少女のことか?」

「あっ、みていたんですね…。あー、はい、あの娘がうちのもう一人のパーティーメンバーです。今日はカエルに苦戦して二人して粘液まみれに…」

「やはり先ほどの粘液まみれになっている二人組はあなた達だったか!しかもカエルに苦戦してぬめぬめになっただと!なんと羨ましい…わ、私もあんな風に…」

顔がちかい!

え、...ていうか、今。

「い、今粘液まみれになりたいって…」

「言ってない。…いや、私より若そうな少年少女……つまり貴方方がヌメヌメになって歩いているのを見て、私は貴方方二人のパーティーに入り、守ることができると思い、強い運命を感じたのだ」

なんだろう、凄くカッコいいこと言っているのだが、何か違和感がある。そう、初めてめぐみんと合った時感じたような、違和感が…。

「えと!こちら一日一発しか魔法が撃てない魔法使いと、なんでもできますが舐められがちな最弱職の二人組です。それでも本当に大丈夫ですk…!?」

「ならば尚更良い!いや実は、ちょっと言いづらかったのだが、私はクルセイダーで、力と耐久に自信がある反面不器用で……。その…、攻撃が全く当たらないのだ……」

 

 

俺が感じた違和感は正しかった。

いやしかし、上級職の聖騎士、クルセイダーか…。欲しいと思っていた前衛職の中でも、最も理想的な壁タンク的職業だ。しかも美人!

全身に鎧を身にまとっているのもポイントが高い。頑丈そうなそれは、俺達が二度にわたって敗北した最恐の宿敵、ジャイアントトードの弱点であり、この人は俺達を守りながら戦ってくれるという。しかも、美人!!

つまりはこの人が入ることで、俺達はあのトラウマを克服しバランスの良い最高のパーティーになれるかもしれないっ!しかもっ、美人!!!

逃す手はない。

 

 

「全く問題ないっす!じゃあ明日、朝ごろに冒険者ギルドで逢いましょう!」

「!ああ、よろしく頼む」

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 

俺は冒険者ギルドを出ると、めぐみんが借りに行ってくれた宿に向かった。

 

 

「おっ、いたいた。お疲れめぐみん、宿の方はどうだ?借りれたか?」

「あ、カズマ!お疲れ様です。ええ、ちゃんと借りれましたよ」

「サンキューな。特に荷物もないし、このまま部屋に行くか!というか聞いてくれよめぐみん!さっきギルドで加入希望の人がきたんだ!丁度欲しかった前衛の女騎士でさ、しかもとびきりの美人!明日朝もう一回会ってパーティー入りを決めるからよろしくな」

「ほ、ほう、女騎士ですか。それもとびきりの美人と...」

 

 

俺が少しハイテンションな感じでいうと、めぐみんが少しうろたえ始めた。

 

 

「?なんだよ、嫌だったか?同性が増えるってことで喜ぶと思ったんだが...」

「い、いえ!嬉しいですよ!!明日が楽しみですね!」

 

 

そう言って足早に階段を駆け上っていってしまう。

っておい、俺まだ鍵借りてないし、部屋もしらないんだけど。

 

 

「ちょ、おい待てよめぐみん!俺まだ部屋の鍵もらってないし、どの部屋かしらないんだが...」

「ああ、部屋に着いてから渡しますよ。解錠の儀は私に譲ってもらおう!」

「えっ?いやそれは自分の部屋でやればいいだろ。俺の部屋の鍵をくれって」

 

 

そういうと、めぐみんが少し呆れたように

「何言ってるんですか、借りたのは二人部屋ですよ。別々の部屋を借りると値が張りますし、そもそも節約しようと言っていたのはカズマじゃないですか」

 

 

んん!?いや、確かにこの前冗談でそう言ったのは覚えてる!覚えてるんだけど!

 

 

「いや、あれは冗談で...、てか、前も言ったけど俺男だからな!?何があっても知らねーぞ!?」

「馬小屋では何もなかったじゃないですか。それに私はカズマを信頼していますからね」

 

 

そう、めぐみんは純粋な笑顔でこちらを見てきた。

クソ!こういう純粋な顔で信頼しているとかいうのはズルいぞ!!

話しているうちに部屋に付き、めぐみんが鍵を開けてくれる。部屋はそこまで広くなく、八千円位のビジネスホテル位の広さで机とベッドのみが置かれている。

俺が部屋の前で未だ固まっていると、めぐみんがまた呆れたような目でこちらを見てくる。

俺が意識しすぎているだけなのか?いやでも、めぐみんの頬もいつもより少し赤みがかってる気も...。

 

 

「ほら、何時までもそんなとこに突っ立ってないでさっさと寝ますよ!明日は新しいパーティーメンバーを迎え入れるかもなんですから!」

 

 

めぐみんはそう言ってさっさとベッドに入ってしまった。

俺も扉の前でいつまでも突っ立っているわけにはいかず、部屋に入り扉を閉める。

え、ちょい待ってくれ。こんな状況になったことないから分かんねえよ!どうする!?どうしよう!?俺はどうすればいいんだ!

女の子と二人で同じ部屋で眠るなんて経験などもちろんない俺は、自分でも驚くほど混乱していると

 

 

「何時もありがとうございますカズマ。貴方のおかげで、爆裂魔法を選んで良かったとまた思えるようになりました。……これからも、ずっと一緒に居たいです」

 

 

......。

えっ、ちょ、何この娘―――!

まだ会って一週間程度だよ?なんでこんな脈絡もなくなんでそんなこと言ってんの?

服選びといい、相部屋といい遂に俺にモテ期が到来したのか?

俺は走馬灯の様に、昔の苦い記憶を思い出した。

俺の初恋の相手だった、小学生の頃から付き合っていた幼馴染の女の子。

中学生になってもその関係は続いていたのに、ある日突然連絡が取れなくなった。

中三の夏頃に不良の先輩とあの子がいるのをみて、怖くて声をかけられずただ見ているだけだった。

そうしたら二人はバイクに乗ってそのまま事故を起こし亡くなってしまった。

それ以来、ショックで余り学校にもいけなくなり、ネットゲームに没頭した。

その後は寝る間も惜しんで努力しモンスター退治に明け暮れて、いつしか俺の名前を知らない人の方が少ないほどに高みに上って行ったわけだが...。

そんな、青春という人生の大事な時期を全て鍛錬に費やした俺が、今こうして、同じ部屋で過ごす程に近くなった美少女と、一つ屋根の下一夜を過ごそうとしている。

なにこれヤバい、こういう状況のときどうしたらいいの?

誘われてんの?

気の利いたセリフでも言えばいいの?

冒険仲間だとしても、女に免疫のない童貞は、こうして異性にそんなこと言われたら簡単に意識しだすんだからな!

 

 

「めぐみん、俺は―――!」

意を決した俺は、何か気が利いたセリフを吐こうとして気が付いた。

 

 

めぐみんが、既に爆睡してることに。

コイツ―――!!!!

 

 

 




慎重なくせにどうして一撃熊とか危険なクエスト請けたの?
→爆裂魔法っていう絶対的な決め手と、テレポートという逃げの手段があるため。

一撃熊とかのクエストでけっこう稼いでたのになんで馬小屋生活続けてたの?
→先に装備品をちゃんと整えたかったから



関係・心情の設定(読みたくない人は読み飛ばしてね☆)
この時点でめぐみんのカズマへの高感度はかなり高いです。そらそうですよ。命の危機をかっこよく救ってくれて、でもとても庶民的(親しみやすいともいう)で、しかもなんやかんや言いつつ自分の爆裂魔法を認めてくれて。今作ではこの時点で原作第五巻のキャンプシーン位の高感度があります。ただ恋心はまだ完全に自覚してはいません。
カズマも実は高感度高め…?ドキドキさせられる事も多く、また最初の仲間であるため愛着も湧いている。更に相部屋と来た。今作ではヘタレに拍車がかかっているため手は出していませんが、もう結構好きかも。ただ賢者タイムになると高感度が3/4になります。めぐみん頑張れ
この時点ではダクネスやゆんゆん、ウィズなんかがカズマの周りにいないのでそんなにぐいぐいいきません。個人的な解釈ですが原作の積極的な姿勢って、カズマの周囲にカズマの好みドストライクな娘が大勢いるために焦りからくるぐいぐいもあると思っているんですよね。
なので今作、この時点のめぐみんは乙女で積極的にはいきません。こっから先は知らん。
男らしいめぐみんですが、今作では初っ端からかなり惚れているところもあり、男前さが薄れ乙女部分が大きく前に押し出されています。


次回はようやっと駄女神登場回かも?
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