しかもなんか展開が似たり寄ったりな所がありますが気にしてない!
以上のことが許せる方は楽しんで言ってください‥‥‥もしかしたら続けるかも‥‥
時系列としては、少女ちゃんが廃墟区より出てすぐのこと
少女が廃墟地下より脱出し地上にでてきて早くも数日が経過したころ。
いつもの様にあてもなく廃墟区の街の中を歩きまわり、時折襲ってくるオートマタを撃退する中、不意に少女の耳に今まで聞いたことのない音が聞こえてきた。
少女がかすかに聞こえる音を頼りにUFGで音の発生源までやってくると、そこにはきれいな建物とそこを行きかう多くの人々の姿があった。
少女はいきなり襲われないようにと、念のため近く路地に身を隠し、街の様子を伺った。
そこは今までの時が止まってしまったかのようなものさみしい廃墟の風景とは違い、活気溢れる景色が広がっていた。
廃墟区では決して聞こえてこなかった賑やかな人々の喧騒につられるように少女は街中へと向かって歩き出そうと隠れていた路地から一歩踏み出した。
その時、不意に少女に向かって声が掛けられた。
「あら、アリスちゃん。こんなところで会うなんで奇遇うね。」
少女が声のする方を見ると、そこには少女より少しだけ背の高い長い青髪の女の子が少女に向かって片手を挙げている姿があった。
周りの獣人やロボットとは違い、制服姿であることからどこかの女子生徒であることが伺えるその女の子は、少女のすぐそばに歩み寄ると、少女に対して知り合いに会った時の様に話しかける。
「ちょっと復興状況の確認でこっちに来たんだけど、アリスちゃんはここで何してたの。いつもの様にクエストかしら。まあなんでもいいけど変なところに迷い込まないように注意してね。この前もモモイと一緒に‥‥‥‥。」
女子生徒が幼い子に言い聞かせるように少女に向かってそのように言ってくる。
その言葉の節々には、はたから見てもわかるほど明確な親しみがこめられており、彼女が優しい性格の持ち主であることが感じ取れた。
「‥‥‥。」
なんでもないただ自然体で話しかけてくる女子生徒に対して、少女はなんの反応もみせることなく、ただ黙って見つめていた。
しかし、それもしょうがないことだろう。何しろ少女が目覚めて未だ数日しか経過しておらず、出会ってきたのは話が通じず襲ってくるオートマタだけであり、このように人に会うこともましてや話しかけられるのも初めてのことなのだから。
────ただ一つ確かなのは‥‥‥それは少女にとって‥‥‥
「‥‥‥そう言えばこの前モモイが、ってアリスちゃん!?どうしたの!」
女子生徒がなにやら慌てたように少女の顔を覗き込んでくる。
どうしたのかと、少女が自身の頬の辺りを触ってみると、なぜか濡れていることに気が付いた。
「‥??」
少女が不思議そうに小首をかしげて、頬をぬぐうとまた目元より雫が頬をつたっていく。
何度も‥‥‥何度も‥‥‥少女が雫をぬぐうたびにあふれ出てくるように雫が頬を流れてくる。
「──????」
少女は突然の出来事にパニックになり何が何だか分からなず、ただひたすら流れてくる雫を止めようとひたすらに目元をこする。
(‥‥‥これ‥‥‥なに。)
少女にとって全くの未知の現象。少女の胸の中心‥‥‥人間ならば心臓がある場所で少しずつなにか得体のしれない物が大きくなっている感覚を少女は覚え、少女は更に混乱してしまう。
自身に起きた不可解な現象の連続に少女は自分がどうすればいいのか分からなくなってしまっていたそんな時、不意に少女の拭っていた方の手を握られると目元になにかやわらかいものが押し当てられた。
「‥‥‥手でこすったら汚いでしょ。」
そう言いながら女子生徒は、手に持っているハンカチで、何度も素手でこすったために薄汚れてしまった少女の顔を優しく拭いていく。
「何があったのか、何で泣いているのか‥‥それは今はいいわ‥‥‥すっごく、気になるけど‥‥‥」
けど、それよりも‥‥‥っと、そこまで言うと女子生徒は持っていた荷物を置いて、少女を自身の胸元に抱きしめた。
「一先ず、いまは‥‥‥出なくなるまで泣いていいから。」
女子生徒の手が少女の頭に軽く添えられると、壊れ物を扱うようにゆっくり、ゆっくりと少女のことを撫でていく。
その手からじんわりと女子生徒の暖かさが伝わってくるように少女の胸の奥がじんわりと熱を持っていく。
だが、それ以上に強烈な何かがこみ上げてくるのを感じ、少女はとっさに目の前の女子生徒に抱きついて、押し付けるように顔を埋める。
必死にあふれ出そうになる何かを抑えこもうとぎゅっと瞳を閉じ抱きついた手に力を込める。
しかし、少女の思いとは裏腹に胸の内から沸き上がった何かは、どんどんと膨れ大きくなっていく。
やがて遂に我慢の限界に達してしまった少女の瞳から先ほどのまでとは比べ物にならない量の水滴が流れ始まる。
ぽたぽたと決壊したダムのように水滴を零す己の瞳に対しどうすることもできない少女は、今感じている温もりがなくならないように縋り付きながら未だ膨れ続ける何かを吐き出すように声を上げた。
そんな少女を女子生徒は、自身の服が濡れるのも構わず、幼子をあやすようにただ黙って胸の中で“泣いている”少女を抱きしめ続けた。