もう一人の勇者   作:Katarina T

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※注意!今回、ご都合主義的展開が多めになっていますので、ご注意ください!


少女、拾い物?

「おばあさん、おはようございま、………おや?それは、何ですか。」

 

少女がいつも通り駄菓子屋に顔を出すと、おばあさんはなにやら難しい顔をしながら、手に持った紙を眺めていた。

 

少女は、手に持っている紙が気になるのか、おばあさんの近くまで駆け寄ると、覗き込みながら訊ねる。

 

「あぁ、これはね一昨日市場で買ったものの中に紛れ混んでいたものさね。何かしらの地図のように見えるけどねぇ。地図だとするとここの場所は…………」

 

おばあさんは、少女に紙を見せる。

 

確かに、紙には地図のような絵が描かれており、ある一か所に×印が記されていた。

 

「こ、これは。宝の地図ですか。」

 

「さぁねぇ。もしかしたらそうかもしれないけど………」

 

「早速。行ってきます。」

 

「まあ、お待ちよ…………もしこれが本当に地図なら、この場所は、少々厄介な場所だよ。」

 

「??どういうことですか?」

 

「…………地図に書かれている場所は、このブラックマーケット近くの廃墟区画さ、それほど遠い距離じゃないし、半日もかからないだろうね。」

 

「だったら、なおのこと直ぐに行きましょう。」

 

「話は、最後までおきき。その場所には所属不明のオートマタがうじゃうじゃいてねぇ。おまけに妙な機械音や行った奴が行方不明になったなんて曰くまであるのさ。だからブラックマーケットの人間もあそこには滅多に近寄らない………場所なのさ。悪いことは言わない近寄らない方がいいよ。」

 

おばあさんは、話を終え少女に視線を向けると、少女は寧ろ一層やる気をみなぎらせた雰囲気を浮かべており、今すぐにでも飛び出していきそうである。

 

「やれやれ……これは、止めても聞かなそうだねぇ。行くのなら準備はしっかりしておきな。」

 

「はい。準備は万全にですね。」

 

少女は、おばあさんの言うように、新しく購入した大きめのボストンバッグに役立ちそうなものを詰めると、おばあさんから貰った地図を片手に、駄菓子屋を飛び出した。

 

「おばあさん。行って来ますね。」

 

「あぁ、無茶しないようにね。」

 

 

 

====少女、移動中====

 

 

 

少女が、目的の廃墟区内に着くとおばあさんから聞いていたように、数多くのドローンやロボット兵たちが、辺りを警戒するように動き回っていた。

 

「ここからは、スニークミッションです。」

 

少女は、ロボット兵たちに気付かれないように、廃墟の陰に隠れたり、瓦礫の下に潜り込んだり、瓦礫を持ち上げながら周囲に溶け込みながら移動??しながら何とか見つかることなく、地図にあった×印の場所までやって来た。

 

そこには、崩れた建物があるばかりで、周囲にこれと言って怪しそうなものは、発見できなかった。

 

少女は、崩れた建物の中に入ると、そこには地下に続く通路が顔を出していた。

 

「隠しダンジョン発見です。」

 

少女は迷うことなく、通路に入っていった。

 

 

 

…………通路の奥には、大きな工場が広がっていた

 

以前少女が目を覚ましたところよりも、通路が大きく、周囲からは機械の駆動音が聞こえており、今だ稼働していることが分かる。

だが、この工場も同じように全くと言っていいほど人の気配がなく、長年出入りもされていない様子であった。

 

少女は、工場の廊下を時折襲ってくるロボット兵たちを撃退しながら、直感に任せて進んでいく。

 

暫く少女がそうやって工場内を歩いていくと、目の前に大きな扉を見つけた。

 

それは、少女が寝ていた部屋にあったものと同じか、それ以上の大きさを持っており、簡単には開けることができない印象を与える。

 

「ここは、ボスステージですね。それでは、いざ。」

 

(ギギギギギギィィィィィィィィガッシャン!)

 

少女が手をかけ扉を押そうとすると、同じように扉がひとりでに開いた。

 

少女は少し戸惑ったが、直ぐに気持ちを切り替えて、部屋の中に足を進めていく。

 

 

部屋の奥には、少女の数倍の大きさはあろう機械が一つだけ鎮座しており、その他には作業用の端末が幾つか置かれているだけであった。

 

少女は機械に近づこうと足を進めると、

 

(ビィ―――ビィ―――)

 

突然部屋の中に警報音が鳴り響いた。

それと同時に、何処に潜んでいたのか、大量の戦闘ドローンが、少女を取り囲んだ。

更に、不幸は続くとばかりに、目の前の機械が起動し始めたのか光を放っている。

 

少女は、直感的にあの機械が動いたらマズイことを感じ取ったのか、機械に向けてグレネードランチャーを放った。

しかし、グレネードランチャーの直撃を受けても機械は無傷だった。

いや、正確にはグレネードランチャーの着弾の際、薄いバリアのようなものが現れそれが爆撃を防いでいるようだった。

 

少女は銃火器が効かないことを悟ると、UFGを使い周りのドローンを無視し、一気に機械との距離を詰めると、付いた勢いをそのままに、肩に背負っていた盾のシールドバッシュをお見舞いした。

 

まるで、ミサイルのように突っ込んできた少女の一撃に、機械は耐え切れなかったのか、火花を散らしながら動きを止める。

 

同時に周りにいたドローンたちも機能停止し、地面へと転がった。

 

辺りに静寂が戻ったころ、少女は改めて、先ほどの機械に触れてみる。

 

 

 

すると、また機械が動き出したのか、先ほどとは違う眩い白い光が部屋全体を包み込んだ。

 

少女は、あまりの眩しさに目を開けておくことが出来ず、瞳を閉じる。

 

すると少女の耳に微かな声が聞こえて来た。

 

 

「………いやだな……死にたくないな…………だれ……か………助け………て…………」

 

「………っ!?」

 

今にも消えてしまいそうな声に向かって、少女は手を伸ばす。

 

どんな事情があるか、何が起こっているのか、それは分からない。

 

…………でも、直ぐそばで助けを求める人に手を伸ばすのは【□□】の役目だから!!

 

少女は光の先で誰かの手を掴み、決して離さないように握り、そして力いっぱいに引っ張り上げた。

 

 

光の中より、背丈の大きな“緑髪の生徒”を引っ張り出すと、機械の光も弱まっていき、直に動かなくなってしまった。

 

 

少女は、今さっき引っ張り上げた女の子に駆け寄る。

 

女の子は、ボロボロの状態であったが、呼吸はしっかりしていたことに少女は安堵し、肩から力を抜く。

 

少女は、持ってきていた医療キットで応急手当を済ませると、女の子を背負い足早にブラックマーケットに戻って行った。

 




いや……少女ちゃん…………一体何拾ったの!?ねえ!?




あ、後これは、関係ないことではあるんですが、

…………この世界のホシノって、たまに休日にアビドス砂漠をうろついているんですよね

まるで何かを探しているような…………


いや、ホント関係ないと思いますが………



次回  拾い上げたモノ(青春)。少女、パーティー結成
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