メモロビ 名無しの少女の贈り物
シークレットミッション:大切な仲間への贈り物
いつものように、シャーレで大量の書類に追われていたときのことだった。
机の上には、まだ処理しきれていない書類の山。終わりの見えない事務作業に、そろそろ休憩を挟もうかと考えていた矢先、スマートフォンから通知音が鳴り響いた。
モモトークにメッセージが届いたらしい。
誰からだろう、と送り主の名前を確認する。
そこに表示されていたのは――『少女ちゃん』の文字だった。
珍しいな。そう思いながらメッセージを開くと、そこには普段の彼女からは想像もつかない、どこか切羽詰まった様子の文章が並んでいた。
『軍師よ……少しばかり、其方の知恵を貸してはくれぬか……』
『もはや、私ではどうすることもできぬのだ……』
『だからこそ、恥を忍んで頼む……軍師よ』
『かの駄菓子屋で、其方が来るのを待っておるぞ』
…………。
…………何があったの?
文章だけを見ると、まるで国家の存亡を懸けた重大な作戦でも持ちかけられているかのようだ。
しかし、送り主はあの少女ちゃんである。
いったい何にそこまで困っているのだろう。
少しばかり不安を覚えながらも、私は急いでシャーレを後にした。
◇
駄菓子屋に到着すると、店先でこちらに向かって手招きする少女ちゃんの姿があった。
「あっ、先生ー! こっちです、こっち!」
先ほどのメッセージからは想像もできないほど、いつもどおりの明るい声だった。
私は小走りで彼女のもとへ向かう。
「やあ、少女ちゃん。何か困り事があるみたいだけど……どうしたの?」
そう尋ねると、少女ちゃんは少し恥ずかしそうに身じろぎした。
「実はですね……その……パーティーメンバーに、内緒で贈り物をしたいんです」
「贈り物? ユメやサオリ、それにシロコに?」
「はい……」
少女ちゃんはこくりとうなずいた。
「いつも皆には、たくさんのものをもらっていますから……。たまには私からも、その……何かお礼をしたいと思ったんです」
なるほど。
どうやら彼女は、いつも一緒にいてくれる大切な仲間たちに、日頃の感謝を込めたプレゼントを贈りたいらしい。
しかし、普段はあれほど元気いっぱいな彼女も、こういうこととなると勝手が違うようだ。
照れくさいのか、いつもより声に勢いがない。
「それは素敵なことだね。でも、皆には内緒なの?」
「はい。こういうことは内緒にしておいたほうがいいと、おばあさんが言っていました」
そう答えると、少女ちゃんは先ほどまでの恥ずかしそうな表情を引っ込め、真剣な顔つきになった。
そして、唇に人差し指を当てる。
「ですので、これはシークレットミッションです」
……なるほど。秘密の作戦というわけか。
彼女らしいといえば、実に彼女らしい。
「ただ、本来なら私一人で遂行する単独クエストの予定だったのですが……」
そこまで言うと、少女ちゃんは再びしゅんと肩を落とした。
「どうやら、私には経験値が足りないようです。何を贈れば皆が喜んでくれるのか、さっぱり分からないんです……」
まあ、無理もないだろう。
彼女が目覚めてから、まだ数か月しか経っていない。
それまで知らなかったことを一つずつ学びながら、ようやく今の生活に馴染み始めたばかりなのだ。
大切な人への贈り物を選ぶというのは、案外難しいものである。
相手が何を好きなのか。何をもらったら喜んでくれるのか。
考えれば考えるほど、迷ってしまうものだ。
「ですので、先生……私に力を貸してください」
少女ちゃんは顔を上げ、まっすぐにこちらを見つめた。
その瞳には、仲間たちを喜ばせたいという気持ちがはっきりと浮かんでいた。
……そんな顔をされたら、断れるわけがない。
「もちろん! 喜んで協力するよ!」
「わぁっ! 本当ですか! ありがとうございます、先生!」
少女ちゃんの顔がぱあっと明るくなる。
「ぱんぱかぱーん! 先生が仲間に加わりました! これでクエストの成功率が大幅に上昇しました!」
「ふふっ、それはよかった」
「では、さっそく出発です! 目指すは、プレゼントの調達地点!」
こうして、私と少女ちゃんのシークレットミッションが幕を開けた。
◇
少女ちゃんに手を引かれてやって来たのは、ブラックマーケットだった。
通りには大小さまざまな商店が軒を連ねており、店先には銃火器や怪しげな置物、さらには毒々しい色合いの正体不明の食べ物まで並べられている。
……うん。
とてもではないが、大切な人へのプレゼントを探す場所には見えない。
「うーん……」
少女ちゃんは通りを見渡し、商品の一つひとつを慎重に確認していた。
しかし、しばらくすると、とうとう諦めたように肩を落とす。
「やはり、このエリアで目的のアイテムを発見するのは困難です……」
「まあ、そうだね……」
賞金稼ぎとして活動していた彼女にとっては馴染み深い場所なのだろうが、プレゼント選びとなると話は別らしい。
「しかし、どこに行けばいいのでしょう……」
少女ちゃんは腕を組み、真剣に考え込んでいる。
私はそんな彼女に、一つ提案してみることにした。
「それなら、いい場所があるよ」
「本当ですか!?」
「うん。デパートに行ってみない?」
「デ、デパート……ですか?」
その瞬間、少女ちゃんの様子が変わった。
先ほどまでの困り顔が消え、代わりに何やら覚悟を決めたような表情が浮かんでいる。
「デパート……」
少女ちゃんは、ゆっくりと拳を握りしめた。
「よもや、あの戦場へ再び足を運ぶことになるとは……!」
「……え?」
「しかも今回は、単独クエストに加え、先生という警護対象まで同行しています。これは極めて危険な高難易度ミッション……!」
「いや、ちょっと待って?」
「準備は万全とは言えませんが……仕方ありません。先生、行きましょう!」
少女ちゃんは決意に満ちた瞳で私を見つめた。
「私が必ず、先生を守ってみせます!」
……ええと。
この子はいったい、デパートに何をしに行くつもりなのだろうか。
「しょ、少女ちゃん! いったい何を想像しているの!?」
「何を、と言われましても……デパートですよね? 以前、皆と一緒に行きました」
「う、うん。それで?」
「……確かに、あそこは聞いていたとおりの戦場でした」
少女ちゃんは遠い目をした。
「ですが、ご安心ください。たとえ私一人でも、先生のことは絶対に守ってみせます!」
その瞳には、先生を守るという強い意志が宿っていた。
……やだ。
少女ちゃん、かっこいい。
思わずそんなことを考えてしまったが、すぐに我に返る。
いやいや、そうじゃない。
「少女ちゃん、デパートはそんなに危ない場所じゃないんだよ……?」
「先生、油断は禁物です」
少女ちゃんは真剣な顔で言った。
「サオリがいつも言っています。どんなときでも不測の事態を予測し、心構えをしておかなければ、戦場では生き残れないと」
「それはそうなんだけど……」
「ですが、先生の言うことも一理あります」
少女ちゃんは少し考え込んだあと、はっと顔を上げた。
「今回の優先事項は戦闘ではなく、探索……! つまり、可能な限り戦闘を避け、目的のアイテムを確保することが最重要というわけですね!」
「ま、まあ……そういうことかな?」
「おおっ! さすが先生、見事な判断です!」
少女ちゃんは感心したようにうなずく。
「では、スニーキングミッションで行きましょう! レッツゴーです!」
「……うん。じゃあ、行こうか」
こうして私たちは、ブラックマーケットを後にし、デパートへと向かったのだった。
◇
デパートは休日ということもあり、それなりに賑わっていた。
とはいえ、人でごった返しているというほどでもない。
おかげで、私と少女ちゃんは周囲を気にしすぎることなく、ゆっくりと店内を見て回ることができた。
歩いている途中、少女ちゃんは以前ここを訪れたときの思い出を、楽しそうに話してくれた。
「前に来たときは、ユメと一緒においしそうなお菓子を見て回ったんです!」
「へえ、そうなんだ」
「はい! それから、サオリに似合う化粧品を皆で選んだりもしました!」
「サオリの化粧品かぁ。皆で選んだんだね」
「はい! あと、シロコにはアウトドア用品について、いろいろ教えてもらいました。おかげで、私もちょっと詳しくなったんです!」
少女ちゃんは、思い出すたびにうれしそうに笑った。
その表情を見ていると、こちらまで自然と頬が緩んでしまう。
……本当に、楽しそうだ。
以前は一人ぼっちだったこの子が、今ではこうして仲間たちとの思い出を語っている。
そのことが、先生として何よりもうれしかった。
ただし、一つだけ気になることがある。
どれだけ人が集まっていようと、安易に制圧しようとするのはやめてほしい。
……うん。これは後でちゃんと注意しておこう。
……えっ?
警備ロボットが暴走して、本当に戦場になったことはどう思うのかって?
……………………まあ、キヴォトスだし。
そんなこともあるよね……。
◇
そんなふうに、しばらく店内を歩いていたときだった。
ふと、少女ちゃんが足を止めた。
「……あっ!」
彼女の視線の先には、ガラスのショーケースがあった。
中に並べられているのは、さまざまなアクセサリー。
その中でも、少女ちゃんは一つの商品に釘付けになっていた。
「うわぁ……これ、すっごく綺麗です……!」
彼女が見つめていたのは、鮮やかな黄緑色を基調としたバングル型のブレスレットだった。
なめらかな曲線を描く腕輪には、星型の飾りがあしらわれている。
そして、その星の中央には、少女ちゃんの瞳を思わせる碧色の宝石が埋め込まれていた。
光を受けた宝石が、きらりと輝く。
まるで、少女ちゃん自身の瞳がそのまま宝石になったかのようだった。
「先生! 私、これがいいです!」
少女ちゃんは目を輝かせながら、ショーケースの中のブレスレットを指さした。
よく見ると、それは四つで一組になっている商品らしい。
そばに置かれた説明書きには、『大切な人への贈り物におすすめ』と書かれていた。
「へえ、四つセットなんだね」
「はい! これなら、皆に一つずつ贈れます!」
なるほど。
ユメ、サオリ、シロコ。そして、少女ちゃん自身。
四人でお揃いにするつもりなのだろう。
私は値札を確認し、少しだけ眉を上げた。
……うん。なかなかのお値段だ。
「大丈夫? 結構高いみたいだけど……よかったら、私が買おうか?」
そう言って財布を取り出そうとすると、少女ちゃんは慌てて首を横に振った。
「だ、ダメです!」
「えっ?」
「これは、私が皆に贈るものです。ですから、自分で手に入れないと意味がありません!」
少女ちゃんは胸を張って言い切った。
「それに、軍資金ならちゃんと用意してきました! 問題なしです!」
じゃじゃーん、と効果音まで口にしながら、少女ちゃんは財布を取り出して見せてくれた。
中には、確かに十分な額のお金が入っている。
そういえば、この子はブラックマーケットでも名の知れた賞金稼ぎだった。
……なるほど。
こういうときには、なかなか頼もしい。
「それなら安心だね」
「はい!」
少女ちゃんは満足そうにうなずくと、さっそく店員のロボットに声をかけた。
「すみません! このブレスレットを買いたいです!」
「かしこまりました。こちらの商品には、お名前を刻印することができますが、いかがなさいますか?」
「名前、ですか?」
「はい。刻印を施すことで、世界に一つだけの贈り物になります。贈答用としても大変ご好評いただいております」
「世界に一つだけ……!」
少女ちゃんの瞳が、きらりと輝いた。
「つまり、すっごくレアなアイテムになるってことですね! ぜひお願いします!」
「かしこまりました。それでは、こちらに刻印するお名前をご記入ください」
店員から渡された用紙を受け取ると、少女ちゃんはペンを手に取った。
まず一つ目。
ユメ。
二つ目。
サオリ。
三つ目。
シロコ。
迷うことなく、少女ちゃんは大切な仲間たちの名前を書き込んでいく。
そして、最後の一行。
自分の名前を書くための欄に差しかかったところで――その手が、ぴたりと止まった。
…………そうだった。
この子には、まだ名前がないのだ。
「お客様? いかがなさいましたか?」
店員が不思議そうに尋ねる。
私も心配になり、そっと声をかけた。
「……少女ちゃん?」
少女ちゃんは用紙を見つめたまま、しばらく黙っていた。
やがて、ゆっくりと顔を上げる。
「……すみません」
彼女は店員のほうを向き、少しだけためらうように言った。
「一つ、ワガママを言ってもいいですか?」
◇
買い物を終えた私たちは、夕暮れの道を並んで歩いていた。
傾き始めた太陽が、街並みを柔らかな橙色に染めている。
「今日は本当にありがとうございました、先生! おかげで、無事にミッションコンプリートです!」
「ううん。私も楽しかったから、気にしないで」
「先生も楽しかったんですか?」
少女ちゃんは、ぱっと顔を輝かせた。
「私もです! 先生との冒険、とっても楽しかったです!」
そう言って笑う彼女を見ていると、こちらまで幸せな気持ちになる。
……けれど。
私は、ずっと気になっていたことを尋ねてみることにした。
「ねえ、少女ちゃん」
「はい? どうしましたか、先生?」
「……自分に名前がないこと、辛くはない?」
少女ちゃんは不思議そうに首を傾げた。
「うん? 突然どうしたんですか?」
「さっきのことが、少し気になってね」
先ほどのアクセサリーショップ。
仲間たちの名前を次々と書き込んでいた彼女が、最後の一行で手を止めたこと。
あのとき、少女ちゃんが何を思い、どんな気持ちで店員にワガママを伝えたのか。
私は、それを知りたかった。
本当は、名前がないことを寂しく思っているのではないか。
いつも明るく振る舞っているだけで、心の奥では悲しんでいるのではないか。
もしそうなら、先生として何かしてあげたい。
そう思って、彼女の顔を見つめていたのだが……。
少女ちゃんは、少しも悲しそうな顔をしていなかった。
「全然、辛くなんてないですよ!」
むしろ、いつも以上に明るい笑顔で答えてくれた。
「……本当に?」
「はい! 本当です!」
少女ちゃんは、迷いなくうなずいた。
「確かに、独りぼっちだった頃は、とっても辛かったです。寂しくて、何をしたらいいのかも分からなくて……」
そう言いながら、彼女は一度だけ遠くを見つめた。
その瞳に、ほんの一瞬、昔の寂しさがよぎったような気がした。
けれど、それもすぐに消えていった。
「でも、今の私は独りぼっちじゃありません!」
少女ちゃんは、こちらを向いた。
その顔には、曇りのない笑顔が浮かんでいた。
「ユメに、サオリに、シロコ。そして、先生!」
一人ひとりの名前を、確かめるように口にする。
「ほかにも、私にはたくさんの大切な人ができました!」
彼女の声が、少しずつ弾んでいく。
「皆と一緒にご飯を食べたり、冒険したり、お買い物をしたり……。今まで知らなかった、楽しいことがいっぱい増えました!」
少女ちゃんは、うれしそうに笑った。
「皆が私のことを大切にしてくれて、私も皆のことが大好きで……」
そして、まっすぐに私を見つめる。
夕日に照らされた彼女の瞳は、まるで星のように輝いていた。
「だから私、今とっても幸せです!!!」
その言葉には、少しの迷いもなかった。
名前がないことを否定するのでもなく、寂しさを無理に隠すのでもなく。
ただ、今ここにある幸せを、心の底から大切にしている。
そんな彼女の姿を見て、私はようやく安心することができた。
「……そっか」
自然と、笑みがこぼれる。
「うん! それなら、よかった」
「はい!」
少女ちゃんは、満面の笑みでうなずいた。
それから私たちは、今日の冒険について話しながら帰路についた。
デパートで見つけたお菓子のこと。
途中で見かけた面白い商品について。
そして、皆がブレスレットを受け取ったとき、どんな顔をするのだろうということ。
少女ちゃんは、最後まで楽しそうに話し続けていた。
◇
――後日。
ブラックマーケットで、ある奇妙な噂が流れるようになった。
曰く。
最近、ブラックマーケットで名の知れた賞金稼ぎたちが、揃いも揃って黄緑色のヘルメットをかぶり、手首にはお揃いのブレスレットを身につけているらしい。
曰く。
そのブレスレットには、それぞれの持ち主の名前が刻まれているらしい。
そして、その四つのブレスレットには、一つだけ共通する特徴があった。
星型の飾りの中央に埋め込まれた、鮮やかな碧色の宝石。
光を受けるたびに、それはきらりと輝いていた。
まるで、かけがえのない仲間たちと過ごす、幸せな日々を映し出すかのように。
-少女のブレスレット-
少女が皆に贈ったお揃いのブレスレットであり、仲間のしるし
裏には各々の名前が彫りこまれており、世界でただ一つの貴重なアイテム
しかし少女が持ってるものには皆とは、違いパーティメンバーの頭文字が、彫られている。
それは皆とずっと一緒にいたいと言う少女の内なる思いの証。
知ってか知らずか付けられた宝石にもその気持ちが籠っている。
後書き ※読み飛ばしてもらって大丈夫です。
皆様、もう一人の勇者を読んで頂き誠にありがとうございます。
KatarinaTです。
いかがだったでしょうか?
今回は以前からアンケートをさせて頂いておりました。メモロビ回です。
予想よりも多くの方が投票して頂いて、本当に夢なのではないかと思い嬉しくなりました。
投票してくださった方々には感謝してもしきれません。
その他にも、コメント、お気に入り登録、高評価、誤字報告などありがとうございます。
大変励みになり、私のモチベーションに繋がっています。
それにしても、今回少女ちゃんが結構ぶっちぎりで多かった事が以外でもありましたが、それだけ皆様が少女ちゃんのことを好きになって頂いたことが嬉しく思います。
長くなってしないましたが、宜しければ今後ともこの子の物語を見守って上げてください。
最後にもし少女ちゃん以外のメモロビはどうなっていたのかを供養の為においておきます。
ユメ……
記憶の手がかりを探して先生を歩いていると、迷子の子供を発見!自分の記憶の事など後回しに迷子の為に奔走する!自分の事など後回しに誰かを助けようとする姿に少し問いかける
…………私は例えどんな状況でも目の前で誰か困って居たらその手を取ってあげたいな……だってそれは、私が私であるために大事なことだから。
サオリ……
先生が一人歩いているとバイトの帰りのサオリと偶然あった、どうやら何か話があるらしい、話とはエデン条約の事や未来のことだった
…………今だ私には、やりたい事が分からないが、今は共に考えてくれる奴らがいる。だから…いつかちゃんと見つけたい……そしてあいつらに教えてやりたい……私の見つけた答えを…………
シロコ(テラー)………
夜何やら話があると呼び出された先生は、公園のベンチでシロコから別世界のみんなの話を聞いた、少し悲しそうにみんなのこと話す姿に先生は、君は幸せになっていいことを伝えたが、シロコから返ってきた意外な答えは…
……………ん。確かに皆の事は今でも大事だから会えないのは寂しい。だけど今の私には、ちゃんと居場所がある。私はもう、とっくに幸せだよ。