プロローグ
世界創造…
宗教:多神教、ただし豊穣の神である太陽神とその従属神が大きな勢力を誇っている。どの神殿も政治的には中立を保ちたがる傾向がある
文明:中世と近世の狭間
言語:舞台となる地域においては多少の差異はあるが意思疎通可能、外交文書用に広域共通言語あり
気候:舞台となる地域は西岸海洋性気候
魔法:マナは希薄、素質がなければ使用できず。発生確率0.01%、ほぼ無視してよい存在
神:存在は否定も肯定もされていない
知的種族:単一
作成開始…完了
大公宮殿
「陛下、しっかり。」
「残念ながらもう駄目のようだ。長男にこのような形で大公位を譲るのは心苦しいがしっかり統治するよう伝えよ。」
長男も同じ病気で3日前に死去していたのだが死にゆくものにそれを知らせようとするものはいなかった。
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神々
この世界では神の名も性別も絶対の秘匿とされており、神はその権能をもって呼ばれる。
政治的には中立であることを好み、宗教危機、人道危機以外で各国の政治に介入することは稀である。
太陽神修道院
「さて、一休みだ。」
その声を聞いた修道士シャリーは顔を上げ汗を拭くと自分達が耕している農地を見た。
春の大地は燦燦と降り注く太陽神の恩恵に温められある場所は植え付けを心待ちに、またある場所は冬に蓄えた力を存分に発揮している。そして農地に伸びる道を奔りこちらに向かう人馬
(馬?)
シャリーは訝しげに馬を見た。
この修道院に馬に乗って来るものは滅多にいない。大抵の馬は人に曳かれて歩いている。
「ブラザーアントリー、馬に乗った人が来ます。」
牛と馬を犂から外していた修道士はシャリーの示す方向を見た。
「馬に乗ってくるとは珍しい。何か重大な知らせだろう。ブラザーシャリー、急いで院長様にお知らせを。」
「わかりました。」
シャリーは修道院に走り始めた。
数十分後、修道院長室に呼ばれたシャリーは不思議そうな顔で訪問者と対面していた。
そして、騎士と思しき訪問者はシャリーに驚愕の事実を告げた。
「自分は公国騎士バンセリオンともうします。残念なお知らせをしなければなりません。一か月前の事です。御父上と御兄上が亡くなられました。今の大公はあなたです。」
「ちょっと待って、何があったの?なんで一か月も前なの?あと、僕四男だよ。出家しているから大公位継承権下がってるでしょ?叔父上が先でしょ?」
騎士は沈痛な面持ちで告げた。
「実は都の上流階級に疫病が流行しまして、大公家と貴族家にも壊滅的被害を…。」
それを聞いたシャリー…と院長…そこまでは聞いていなかったらしい…は同時に数m飛びのいた
「え…疫病って、き…君は大丈夫なの?」
「ご安心を、十分な時間隔離されてから参っております。」
「そ、そう。なら安心だ。」
修道院長…自身も大公族の出身なのでシャリーがこれから直面する苦難の道は容易に想像がついていた…が心の底から同情している表情でシャリーに告げた。
「聞いての通りだ。些か以上に心苦しいが私は君に還俗を命じなければならない。」
シャリーはレベル99の勇者一行を前にした魔大公みたいな顔をした。どう考えてもろくでもない未来しか見えないのである。
翌日、シャリーは修道院の面々に見送られて公国への旅路に発った。
見送る面々の表情は様々、同情半分羨望半分、子供達は訳も分からずシャリー兄ちゃんを見ている。玉の輿に失敗したような表情をした修道女もちょっとだけいた。
修道院長が別れの言葉を告げた。
「では、シャリー大公、殿下に太陽神が微笑み続けんことを。」
そして最後に付け加えた。
「本当に自身の身が危なくなったら逃げ帰っておいで。」
「さぁ、参りましょう。」
バンセリオンに促されシャリーは馬を進めた。
「しかし、僕のような未経験の若輩に大公の重責を担えるだろうか。」
「私も三男で一旦実家を出たんですが、親父も兄貴も早くに死んじゃって騎士になりました。まぁひい爺さんの代で封土は返しちゃって役人みたいなもんです。色々あるとは思いますが、実務官僚は元気です。何とかなりますよ。」
「そうだとよいけど。ところでどうして上流階級でそこまでの大流行になったの?」
「事が始まったのは御父上の誕生祝賀会です。祝賀会に出席した貴族が複数名感染していたようでして、そこからはあっという間でした。」
「そういや父上ちょっと前が誕生日だったか。貴族層も再編成、前途多難だな。ねぇ、今から修道院に戻っちゃダメ?」
「ダメです。誰かが責任者にならなければなりません。逃げちゃだめですよ。」
「やれやれ…。」
それなりに苦労するが何とかなって優秀な部下にも恵まれて王国を再統一し、シャリー再興王と呼ばれるが、それはまだ誰も予測もしていない遠い遠い未来のお話
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太陽神
太陽神は豊穣の神であり、この世界では最も信徒が多い教団である。
四季四神をはじめ多くの従属神を従えている。
公国騎士
公国騎士は自身は臣従をした臣下を持たない家臣をされる。最近は封土を主君に返上し各種公務員として主君に仕えているものも多い。
バンセリオンの家も曾祖父の代で封土を返上してそれ以降は各種公務員として仕えている。