〜Fクラス教室
康太が田丸にやられて入院した事は、翌日、鉄人によってFクラスに話された
鉄人『お前ら、見舞いに行ってやれ』
美波『土屋・・・』
姫路『大丈夫でしょうか、土屋くん・・・』
秀吉『・・・っ』
明久『・・・』
雄二『・・・』
3人は席を立ち、教室を後にしようとした
鉄人『こら貴様ら、まだ授業は・・・』
明久『・・・』ガシッ
鉄人に肩を掴まれ、明久は振り返った
鉄人『っ⁉︎』
美波『あっ⁉︎』
姫路『ひっ⁉︎』
Fクラス『『『っ⁉︎』』』
3人は、とても恐ろしい顔をしていた
今にも、人を殺しそうな・・・
そんな顔だった・・・
明久『離してくれ・・・』
鉄人『吉井・・・』
明久『離せよっ‼︎』
鉄人『っ⁉︎ ・・・暴行事件は、退学物だぞ?』
明雄『『上等だよ』』
秀吉『・・・』
鉄人『・・・』
何故か鉄人には、3人を止める事が出来なかった
教師として、行かせる訳にはいかないのはわかっていた
だが、止める事が出来なかったのだ・・・
〜Aクラス教室
優子『どうしたの愛子、元気ないわね?』
愛子『そ、そうかな〜?』
佐藤『確かに・・・ 昨日、泣いたんですか? 目が、赤いですよ?』
愛子『や、やだなぁ、ただの寝不足だよ〜』
翔子『・・・愛子、何かあったの?』
愛子『何もないよ 心配しないで?』
優子達3人は、その愛子の笑顔が作り笑いであることは一目でわかった
だが、これ以上聞いては駄目な気がしていた
その時・・・
明久『工藤さん、いる?』
愛子『えっ?』
教室のドアに、明久、雄二、秀吉の3人が立っていた
明久『あ、工藤さん ちょっと来て』
愛子『な、何かな?』
明久『いいから!』
愛子『・・・』
優子『ち、ちょっと、どうしたのよ明久くんっ⁉︎』
翔子『・・・雄二、愛子に何か?』
佐藤『木下くんも、何かあったのですか?』
雄二『・・・工藤、わかってるな』
愛子『・・・』コクン
雄二『じゃあ、来てくれ・・・』
愛子『・・・わかった』
優子『・・・』
翔子『・・・愛子』
佐藤『工藤さん・・・』
優子『・・・明久くん!』
明久『何、優子さん?』
優子『アタシ達も、行っていい?』
明久『・・・』
秀吉『姉上・・・』
翔子『・・・雄二』
雄二『・・・好きにしろ』
優子『うん・・・』
7人は、屋上へ向かった
愛子の顔から元気がなくなっていくのは、女子達には一目でわかった
〜屋上
雄二『・・・工藤、昨日、いったい何があった?』
工藤『・・・何もないよ』
明久『じゃあ、何でムッツリーニは入院してるんだ⁉︎』
愛子『っ!』
優子『えっ⁉︎ 土屋くんが⁉︎』
翔子『・・・愛子、本当なの?』
愛子『・・・』
佐藤『・・・工藤さん』
秀吉『工藤、話してくれんかの?』
愛子『・・・実は・・・・・・』
愛子は、昨日の出来事を話した
自分が田丸達にストーカーされていた事
康太が自分をかばって入院した事
田丸達に今日、会う事を・・・
優子『何それ⁉︎ 最低じゃないそいつら‼︎』
翔子『・・・愛子、何で今まで、話してくれなかったの?』
佐藤『そうですよ! 水くさいじゃないですか!』
愛子『・・・みんなに心配かけたくなかったの でもわやっぱり怖くて・・・ その結果、康太くんを巻き込じゃって・・・』
優子『愛子・・・』
明雄秀『『『・・・』』』
翔子『・・・』ぎゅっ
愛子『っ⁉︎ し、翔子?』
翔子『愛子、よく、我慢した でも、もう我慢しなくていい・・・』
愛子『・・・うっ、ぅわぁぁぁ』
愛子は、声を上げて泣いた・・・
翔子に抱き締められながら、泣いた・・・
その間翔子は、ずっと愛子の頭を撫でていた
優子と、佐藤は、もらい泣きをしていた
男達は、ただ、見ている事しか出来なかった・・・
愛子『・・・ありがとう、翔子』
翔子『・・・気にしないで』
愛子『おかげで、決心がついたよ』
雄二『・・・あいつらのとこに行く気だな』
佐藤『なっ⁉︎ 工藤さん!』
優子『ダメよ愛子!』
愛子『・・・ボクが行かなきゃ、康太くんが酷い事されるから』
明久『・・・』
秀吉『工藤・・・』
雄二『・・・いいのか、それで?』
愛子『うんっ ありがとう、みんな』
そう言って愛子は、屋上を後にした
残った者は、ただ、見送るしか出来なかった
〜放課後
愛子『・・・』
田丸『・・・ぉお、ちゃんと来たか』
愛子『・・・はい』
田丸『んじゃ、行こうか?』
愛子『その前に、約束して下さい』
田丸『あ、何を?』
愛子『・・・もう、ボクの周りの人に、酷い事しないって、約束して下さい』
田丸『あぁ、お前がちゃんと言う事聞けば、何もしねぇよ』
愛子『・・・わかりました』
田丸『へへっ じゃあ、行くか』
愛子『・・・』
愛子が、田丸に抱かれかけた、その時だった・・・
明久『おいっ‼︎』
田丸『あ?』
愛子『っ⁉︎』
そこには、明久達Fクラスの3人と、優子達Aクラスの3人が立っていた
愛子『み、みんな‼︎ な、何で⁉︎』
優子『ほっとける訳ないじゃない‼︎』
翔子『・・・愛子、一緒に帰ろ?』
佐藤『工藤さん・・・』
愛子『みんな・・・』
田丸『ちっ、またガキか・・・ おいお前ら!』
男AB『『うっす!』』
明雄『『・・・』』
男A『へっ、またガキの相手かよ』
男B『今度はぶっ殺してやる』
明久『何でもいいから、さっさとかかって来い』
雄二『豚のために使う時間が惜しい、さっさと来い』
男AB『『クソガキがァァァァ‼︎』』
明久『・・・』
雄二『・・・』
ドガァ‼︎
男A『ガ、ァ・・・』
男B『ガハっ・・・』
明久『・・・』
雄二『ザコがよぉ・・・』
男達は、またしてもワンパンで沈んでいた・・・
完全に失神して
田丸『ほぅ、昨日のガキよりは強いみてぇだな』
明久『昨日のガキ? ムッツリーニのことか?』
田丸『あ?』
明久『・・・ぐっ、・・・ くぅぅぅ、ムッツリーニのことかぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎⁇⁇』
田丸『っ⁉︎』
愛子『吉井くん・・・』
明久は吠え、田丸に向かって行った
明久『死ねやコラぁぁぁぁ‼︎』
田丸『ガキがァァァァ‼︎』
『待てっ‼︎』
明久『っ⁉︎』スッ
田丸『あっ⁉︎』スッ
愛子『あ、あぁ・・・』
2人の拳が交差した刹那、誰かの声で止められた
そこには・・・
愛子『康太くんっ‼︎』
康太が立っていた・・・
秀吉『・・・遅かったのぉ』
雄二『まったくだ 明久に獲物取られるとこだったぞ?』
優子『土屋くん、大丈夫なの⁉︎』
翔子『土屋・・・』
佐藤『に、入院してたんじゃ・・・?』
愛子『・・・康太くん』
康太『・・・愛子、ストーカーに悩むのは、今日で最後だ』
愛子『えっ?』
康太『このストーカー野郎は、俺が片付ける だから、もう泣くな』
愛子『・・・うんっ』
明久『・・・ムッツリーニ』
康太『・・・遅くなった』
明久『・・・じゃあ、害虫駆除は任せたよ』
康太『あぁ・・・』
田丸『何だ、昨日のガキか まだやられ足りねぇのか?』
康太『・・・ほざけ』
田丸『ちっ、また負けたいみたいだな』
康太『また負ける? 俺はまだ負けてない 俺が負けるのは・・・』
言いながら、康太は頭の包帯を取った
康太『俺が死ぬ時だ‼︎』
田丸『じゃあ死ねやァァァァ‼︎』
康太『ダぁぁぁ‼︎』
カッコつけてるつもりで得意になって
康太『がァァァァ‼︎』
田丸『クソがァァァァ‼︎』
大事なことは全部置き去りにしちゃって
明久『ムッツリーニ!』
雄二『・・・くっ‼︎』
秀吉『負けるな、ムッツリーニ‼︎』
自分で自分を苦しめているシュウジン
優子『がんばって、土屋くん‼︎』
翔子『土屋っ‼︎』
佐藤『土屋くん‼︎』
そんな僕にサヨナラさTransformation!
康太『くっ! ダらぁぁぁ‼︎』
田丸『クソガキがよォォォ‼︎』
闇が怖くてどうする
アイツが怖くてどうする
愛子『康太くん・・・』
足踏みしてるだけじゃ
進まない
康太『くっ・・・!(まだまだぁ‼︎)』
男なら
誰かのために強くなれ
歯を食いしばって
思いっきり守り抜け
雄二『立てやムッツリーニ‼︎』
秀吉『もうちょっとじゃ‼︎ 頑張れムッツリーニ‼︎』
明久『根性みせろや‼︎』
転んでもいいよ
また立ち上がればいい
康太『くっ、あァァァァ‼︎』
ただそれだけ
できれば
英雄さ
優子『愛子、土屋くんは、愛子のためにがんばってるのよ? 愛子が土屋くんを応援しなくてどうするの?』
愛子『・・・』
男なら
誰かのために強くなれ
愛子『っ! 康太くん、勝って‼︎ 負けちゃヤダよ‼︎』
康太『っ‼︎』
女もそうさ
見てるだけじゃ始まらない
田丸『ちっ、オラぁ‼︎』
康太『ぐっ‼︎』
愛子『はっ⁉︎』
これが正しいって
言える勇気があればいい
ただそれだけ
できれば
英雄さ
康太『ガアぁぁぁぁぁぁ‼︎』
田丸『っ⁉︎』
男なら
誰かのために強くなれ
明久『行けぇムッツリーニ‼︎』
雄二『殺っちまえェェェ‼︎』
秀吉『そこじゃ、行けェェェ‼︎』
歯を食いしばって
思いっきり守り抜け
優子『土屋くん‼︎ もう少しよ‼︎』
翔子『土屋、がんばって‼︎』
佐藤『負けちゃダメですよ、土屋くん‼︎』
転んでもいいよ
また立ち上がればいい
愛子『康太くん・・・』
ただそれだけ
康太『オラぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎』
できれば
愛子『康太くん‼︎‼︎‼︎』
英雄さ
〜英雄 by doa
ドガァ‼︎
田丸『がっ、がはぁぁぁ・・・』
康太『・・・』
倒れたのは、田丸だった
明久『おっしゃあァァァァ‼︎』
雄二『っしゃあ‼︎』
秀吉『ほっ・・・ 寿命が縮んだぞ・・・』
女子は皆、秀吉と同じなのか、全員力が抜けたのか、その場に崩れた
・・・1人を覗いて
愛子『康太くん‼︎』ガバッ
康太『っ⁉︎』
愛子は、すぐに康太のもとに走って行き、抱き付いていった
康太『あ、愛子、ちょ・・・///』
愛子『康太くんっ、康太くんっ‼︎』
愛子の瞳から、涙が出ていた
康太はそれを見て、ただ、優しく愛子を抱きしめるだけだった
明久『・・・』
雄二『・・・』
田丸『・・・くっ、覚えとけよガキども そのウチ酷い目に・・・』
雄二『好きにしろ』
明久『そん時は、俺らが相手してやっからよぉ?』
田丸『なっ⁉︎』
明久雄二『『喧嘩上等‼︎ いつでも来いや‼︎』』
秀吉『・・・ムッツリーニ、肩をかそう』
愛子『あ、ボクがやるよ』
秀吉『そうか? なら、頼む』
雄二『しかしムッツリーニ、お前結構やるじゃねえかw』
明久『ほんと、カッコよかったよw』
秀吉『工藤は幸せじゃなw』
愛子『なっ⁉︎/// 何でボクが⁉︎///』
優子『ふふふっ』
翔子『ふふっ』
佐藤『よかったですね、工藤さん!』
愛子『・・・うん///』
その後彼らは、近くの公園で一休みし、帰る事にした
雄二『さて、帰ろうぜ』
明久『そうだね、帰ろうか』
優子『なんか、あんなの見た後だと、1人で帰るの怖いわねぇ』
明久『じゃあ、優子さんは僕が送るよ』
優子『えっ⁉︎/// う、うん、ありがと///』
雄二『じゃあ翔子、俺らも帰るか』
翔子『うん///』
秀吉『では佐藤、ワシが送って行こう』
佐藤『えっ⁉︎/// い、いいんですか⁉︎///』
秀吉『まぁ、ワシでは頼りないかもしれんがのw』
佐藤『いえ、そんなことありません!』
秀吉『そうか? ありがとう』
佐藤『はい///』
愛子『じゃあ、ボクは康太くんを送って行くね』
明久『工藤さん、ムッツリーニをよろしく!』
愛子『うん! それじゃ、また明日ね!』
雄二『お大事にな、ムッツリーニ』
康太『・・・』コクン
そして2人は、先に帰って行った・・・
明久『・・・こりゃあの2人、くっつくだろうねぇ』
雄二『間違いねぇな』
秀吉『まさか、ムッツリーニが1番先とはのぉ』
優子『・・・よかったわね、愛子』
翔子『・・・愛子、幸せそうだった』
佐藤『明日が楽しみですね』
康太side
身体中が痛い・・・
まぁ、喧嘩したんだから仕方ないか・・・
康太『・・・すまんな』
愛子『ううん、気にしないで』
康太『・・・』コクン
俺は愛子の肩をかりて歩いてる
いつもなら鼻血物なのに、何故か今日は出ない
・・・さっき結構怪我して血を流したからか?
いや、そうじゃない
気付いてるだろ、俺?
康太『・・・なぁ愛子実は『康太くんっ』な、何だ?』
愛子に言葉を遮られた
先に話を聞こう
何か、言いにくいし・・・
愛子『あのね・・・』
康太『・・・』
愛子『私、康太くんが好き』
康太『っ⁉︎』
やられた
先に言われた
昨日、寝てる時に言われたのはノーカウントにして、先に言おうとしたのだが・・・
康太『・・・』
愛子『私、康太くんにこんな怪我させちゃったし、女の子らしくもないし、保健体育も、実践派とか言いながら、本当は経験ないけど、こんな私でよければ、付き合って下さい・・・///』
康太『・・・』
愛子『こ、康太くん・・・?』
・・・何か気の利いた台詞を言おうにも、言葉が出ない
・・・ダメだな、俺
康太『・・・ズルい奴だ』
愛子『えっ?』
康太『俺が言おうとしたことを、先に言うとは、ズルい奴だ』
愛子『っ⁉︎///』
康太『俺も愛子が好きだ だから、本当に俺でいいなら、よろしく頼む///』
愛子『・・・』ポロポロ
康太『っ⁉︎』
な、何故泣く⁉︎
何かマズイこと言ったのか⁉︎
康太『お、おい・・・』
愛子『・・・っ』チュッ
康太『っ⁉︎』
な、何だ?
この、唇から感じる、柔らかい感触は?
愛子『・・・しちゃったね、キス///』
康太『っっっっっ‼︎‼︎‼︎⁇⁇⁇』
愛子『私の、ファーストキスだよ///』
キ、キス⁉︎
キ、キキキ、キスだとぉ⁉︎
康太『・・・』プルプル
愛子『・・・こ、康太くん?』
げ、限界だ・・・
康太『ぶはぁっ‼︎』鼻血
愛子『きゃぁぁ‼︎ こ、康太くん⁉︎』
我が人生に、一片の悔いなし・・・‼︎
寝よ