ダンジョンに出会いを求m『バーーン!!ブレイ!!バーーーン!!』   作:サンバガラス

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第一話 私の名はブレイバーン

 

「うわァァァァァ!!??」

 

『ブモォォォォォォォォ!!!』

 

その日ベル・クラネルは後悔していた。アドバイザーの忠告をちゃんと守っておけばよかった。調子に乗らず、5階層に降りなければよかった。今まさに自分では倒す事が出来ないモンスターミノタウロスに追いかけて回されているのだ。

 

「は!?い、行き止まり!?そ、そんな!?」

 

必死に逃げ回ったが、行き止まりの道に入ってしまい、絶体絶命に陥っている。

 

(・・・これで終わりか・・・神様ごめんなさい・・・お爺ちゃん今そっちに行くね)

 

死を覚悟し、ミノタウロスの拳がベルに降り掛かるその時だった。それが突然現れた。

 

「『!?』」

 

ベルとミノタウロスの間に緑の光が出ていたのだ。

 

『トオゥ!!』

 

『ブモォォ!?』

 

緑の光はミノタウロスを吹っ飛ばし、ベルの方を向いた。それと同時に光が消え、そこにいたのは

 

『待たせたなベル。助けに来たぞ』

 

それは全身灰色で鉄で出来た謎の生物?であった。そしてベルに手を差し出し

 

『さあ、私に入ってくれ』

 

「へっ?」

 

突然の出来事に戸惑っているベルに対し、謎の生物は冷静に答える。

 

『君以外に誰がいる?迷う事は何も無い。私に』

 

そう言うと胸の部分から開き、

 

『私の中に早く入るのだ!!』

 

「・・・(どうしよう。でもこのままじゃミノタウロスに殺されしまう・・・迷ってはいられない!!)」

 

光が溢れている。ベルは戸惑いながら覚悟を決めて光に触れるといつの間にか謎の空間にいた。前には画面と操縦レバーがあり、上にもレバーがあり、触れようとすると

 

『違う!!それはまだ早い』

 

注意を受けると同時に警告をが鳴り響き、ベルは操縦レバーを握った。

 

『さあ!!いくぞぉ!!』

 

バーンバーンバンバーンバーンバンバンバンバーンブレイバーン

 

ベルがレバーを握ると同時に灰色から鮮やかな赤色に代わり、それと同時に変な歌が鳴り始めた。

 

「な、なんですか、この歌!?」

 

『気にするな。これは闘志を高める歌だ!!行くぞ!!』

 

謎の生物は背中についているブースターを吹かせその勢いでミノタウロスの顔面を殴り付け、吹っ飛ばす。

 

『ブモォォォォォォォ!!!?』

 

『バーンブレイド!!!』

 

そして肩の部分から剣を取り出し、ミノタウロスに向けた。

 

『バーンブレイド!!ブレイズアッーーーープ!!』

 

剣に緑の光を纏わせて二回り大きな剣にしてミノタウロスに近づく。

 

『さあ!!一緒に叫ぶぞ!!必殺技の名を!!』

 

「え?ひ、必殺技!?」

 

生物の言葉に少し戸惑ってしまうベルだが、

 

『勇気一刀流!!奥義!!』

 

その言葉の後に言おうとするが、

 

「・・・勇気一刀流『ブレイブ斬!!!!!!』・・・」

 

一緒に叫ぶと言っておきながら1人で叫んでいた。そして

 

ドッゴォォォォォンンン!!

 

何故かミノタウロスは爆発して消えた。

 

『これからもよろしく頼むベル』

 

そしてベルはさっきから疑問に思っていた事を聞いた。

 

「な、なんで僕の名前を知っているんですか?」

 

その問いの返しが

 

『ああ、そうかまだ私の名前を言っていなかったな』

 

よく分からない返しであった。

 

「え?い、いや、そうじゃ無くて何で僕の名前」

 

『私の名はブレイバーン!!!』

 

ベルの言葉を遮るかの如く大きく叫ぶブレイバーンであった。これはベル・クラネルとブレイバーンによる英雄譚である。

 

 

         勇気爆発

       バーンブレイバーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『よし。最初の出会いはまあまあ上手くやれたな。さあブレイバーンとしてドンドン頑張っていくぞ!!』

 

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