見切り発車、曇らせ、百合短編集   作:yuuyyuyuyuyuyu

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あー、どうも皆様ご機嫌麗しゅう
恥ずかしながら、帰ってまいりました作者です。
忘れ去られた頃に帰ってくる事に定評がある(自称)私です。
こちらは前書きなので端的に
私の投稿作品に現在連載中の百合作品があるのですが、
こちらの作品が実は元々短編集として出す予定の処女作品でして…
作者はなにをとち狂ったか勝手に連載作品にしてしまい、
そちらにリソースを割いていたことで有耶無耶になっていたものを形にしてみようという
試みとなっています。要するに思いついたら書くってことです。

この話には気分を害する表現が含まれているので注意してください
苦手な方は無理せずブラウザバックしてね

それでは、ゆっくりみていってね!

▼連載中の百合作品はこちら
・目が覚めたら勇者に憑依していた
https://syosetu.org/novel/272672/


みんなの心に百合の花を届けるよっ!魔法少女キュアユリリン!! 1

暗く黒い闇の中で、

少女はまばたきさえゆるされない。

 

闇の中で少女は目を閉じ息を殺してじっと待つ。闇は少女の顔を包み込み外の喧噪から隔絶してくれる。

されど、闇が少女を救うことは無い。

 

闇は平等だ

 

彼らは人に何かを与える時、与えたモノとは別のナニカを奪っていく。

 

闇は平等でそれに律儀だ

 

彼らは必要以上の仕事をしない、

闇のひんやりとした感覚は少女の顔に当たり後頭部へ抜けていく

 

闇は平等で律儀で容赦がない

 

闇が少女の顔を抜けると新たな闇が少女の顔を包み込む

新たな闇が少女を包み込む直前少女が感じるのは、

後頭部に残るほんのりとした熱と柔らかい感触。

 

このままこの心地よさに身を委ねてしまいそうだ…

薄れゆく意識の中、少女が闇に全てを投げ出してしまおうかとしたその瞬間

 

「!・・・っぶはぁ」

柔らかな熱が少女の意識を荒々しく引き上げる。

「っは、はぁ・・ぁ…はぁ、ふぅ、ぅあ」

途端に耳に入ってくる自らが発している声と多様な色の音が少女を現実に引き戻そうとしてくる。

少女は目を瞑ったまま、すぅっと小さくされど一息に息を吸うとそのまま唇を結ぶ。

時を同じくして少女の顔は緩く風を受けて急激に落ちていく

 

ばしゃん

 

少女の記憶はそこで途絶えた

 

次に少女が目覚めたのは腹部に強い衝撃と熱いねつを感じた時。

 

「……、…………!」

 

上から轟轟と音が聞こえ、それまで身体を抑えていた少女はピントの合わないレンズを右へ左へと揺らしながらよろよろと身体を起こすと、

そのまま覚束ない足取りで、闇の中を歩き、無機質で冷たい壁を自らへと引き寄せる。

 

「・・・っ」

 

無機質の壁から差し込んだのは光

暗い闇の中で暮らす少女には瞬きすることも出来ないほどの強烈な熱と光が少女を襲う。

 

少女は光に耐えられずよろめき、

それでも無機質の冷たさから手を離すことは無く一歩一歩少しずつ光の中へと踏み出していく。

そうして光の中に踏み出した彼女を迎えたのは白く温かな優しさ、

少女は目をこすり、めいっぱい瞼を開き口を大きく開けて息を飲み込み

それから頬を風船のように膨らませ唇をすこし尖らせると勢いよく息を吐きだした。

 

こうすることで少女は少し気が楽になる。

「よしっ」

独り言ちた少女の足取りは先ほどより幾分か確かで軽く見えた

 

 

「あ、ねぇあれって…」

「しっ、聞こえちゃうよ」

「えーいいじゃん」

 

「あいつ、また学校きてるよ」

「うわっほんとだ」

「はやくいこ」

 

「あいつ給食費払ってないんだって」

「えーまじ?やばくなーい」

「だよねークスクス」

 

「誰かあいつに教えてあげたら?」

「なにをー?」

「誰もあいつのが学校に来ることを望んでないってさ」

 

 

「・・・」

周囲から聞こえてくる静かな、さりとてはっきりと聞こえてくる声に

ここに来るまで軽快に見えた姿も今は鳴りを潜め、少女は小さな足取りで下を向いて歩く。

そうして学校についた後も、クラスの中で耳に入ってくる程度の陰口を聞きながら体を出来るだけ小さく縮こませ、存在を出来るだけ悟られないように静かにいないものとして扱われてもいいようにすることで最低限の授業を受けることを周りに赦しを得ていた。

 

これは少女が小学五年生になるまでの出来事であった。

 

六年生になると少女の周りでも変化が起きる。

学校から帰ってきた少女は、いつものとは違う雰囲気のする家に違和感を覚えつつも、音を立てず自らに与えられた彼らの目に入らない生活空間へと向かった。何が起きたのか少女はすぐには理解することが出来なかった。

 

数日経ってようやく少女は異変に気が付いた、それは数日前まで大きな部屋できつい匂いのする水を飲みながら怒鳴り散らしていた暴君も、訳の分からない雑音を上げながら少女を痛めつけていた魔女も、彼女たちが普段身に着けていた服やアクセサリごと無くなっていて

今日まで一度たりとも家に帰ってきていないということ。

 

今までもどちらか片方が1,2日いなくなることはざらであったが、二人ともが何日もいなくなることはなかった。そんな異常な状況の中、少女はいつもと同じように学校に通い続けた。

少女にとって二人は別段いい親というわけではなかった、

それでも少女にとって二人は唯一の身近な人間だったのだ。

たとえそこに愛などなく、二人によって与えられるモノが苦しみと痛みでしかないとしても・・・

 

少女にとって家族とはまぎれもなく彼女たちだった

 

そうやって少女の日常を繰り返すことでひょっこり帰ってくるかもしれない、

そんな淡い希望を抱いた考えで少女は来る日も彼女たちの帰りを待った。

もちろん希望は報われるわけもなく砕かれ遂に終わりの時がやってくる

 

少女の家に二人の大人がやってきた、一人は少女にとって見覚えのある大人の顔で、その表情はどこまでも不機嫌さを隠しておらず、もう一人の大人についてはあまり少女との面識はないが、何度か見かけたことのある顔でその表情はどこまでも怒りに満ちている。

 

「…………!」

「……、…………」

 

二人はどうやら別々の用事で少女の親に用事があったようだが、少女が二人はもう何日も家に帰ってきていないことを伝える蜂の巣をつついたかのように騒ぎ出した。

それから数日後少女は母方の祖母に引き取られることとなった。

彼女はかなり高齢で既にパートナーを失っており一人暮らしをしていたが、自分の血を分けた子がいるのならと少女の保護者となることを決めたという。

少女は祖母に連れられ地方の片田舎へと移り、それからの日々は少女にとって宝物となった。

 

 

祖母はすでに一人で生活することが難しい段階まで身体を患っており、それでも少女に自分の事はどうにかできるからやりたいように生きなさいと優しく頭を撫でながら諭した。

そんな彼女に少女が迷うことなく彼女の助けとなることを選んだのは必然だったと言える。

それから少女は学校に行くのを止め、祖母の側を片時も離れず彼女の補助を努めた。

それは桜がまだ咲き残る緑の葉が揺らめく季節から、

枯れた葉が落ち、無防備になった木々や小枝に雪がうっすらと残る時期まで続いた。

 

 

彼女がもう少女の補助があっても身体を起こすことも食事をすることも難しくなった頃

 

 

 

「やめてっ!は、はなして!おね、がい・・おねがいだからぁあ!!

ぉばあちゃっの…そばに、いさせてよぉ・・・・っ!」

 

 

少女は失う苦しみを知った

 

 




うわああああああ時間がない!
いろいろ書きたかったけど絶対に今日はこの時間に投稿すると決めていたのでさっと書きます!
始めて作者の作品見たよって方にはあまり関係ないので読まなくて全然OKです!

皆様お久しぶりです!まず第一に謝罪を!
これまで「目が覚めたら勇者に憑依していた」をお待ちくださっていた方には
本当にお待たせしてしまっていることをこの場で謝罪させていただきたいと思います。
誠に申し訳ありません!


やばい近況報告とかしようと思ったけど時間がない(投稿5分前)
言葉が出てこな過ぎて泣きそう、とりあえず次回いろいろ報告などさせていただきます(遠い目)
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