見切り発車、曇らせ、百合短編集 作:yuuyyuyuyuyuyu
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今回もゆっくりみていってね!
っととそうじゃなくて、やべーですわ、千尋様の肩を掴む力がどんどんつよくなってきて若干痛いし早く何か言って落ち着いてもらわないと肩がもげますわぁああああああ!!
「い、いえ・・・そういうわけではありませんわ、
その何分突然なことでしたから、びっくりしてしまって」
「そう・・よかった」
私の努めて抑えた声を聞いて千尋様の手の力が緩む、よしよしこれなら逃げることも可能ですわ!
「ねぇ、スミレ」
瞬間部屋の温度が下がったかと思うほどに鋭い声が耳に届く
「なん、でしょう」
「今変なコト考えてなかった?」
緩んだはずの千尋の手が今度は腕を締めてくる・・・さっきよりいたい、痛いですわというかけっかん、血管が血が止まってますわ
「考えてないですわよ・・・千尋様おちついて、腕、血が止まってますわ青くなってますから、一旦離していただけると・・・」
私の声にハッと千尋様が手を離す
「ごめん、ごめんね・・・いたかった?」
「痛くはなかったですわ、ですからそんな悲しそうな顔をしないでください」
親に捨てられた子犬のような庇護欲をそそられる表情で縋りついてくる千尋様の頭を安心させるように撫でる。へにゃっとさっきまでの表情を崩して笑顔を見せる千尋様、その表情は普段の落ち着いた雰囲気のある表情からは想像がつかないようなインパクトで、とても愛らしく正直めっちゃかわいいです。このままトキメキに流されそう
そうこう考えているうちに千尋様は頭を撫でている私の手を両手で掴むと頬ずりしてくる。
あー
かわいい
違う違う、天使が…じゃなくてえっとー?なんだっけ千尋様がかわいいのはそうなのですけど、
今考えなきゃいけないのは・・・・・・思い出しましたわ
「それで、どうして千尋様は私の部屋に?」
私の質問に千尋様はこてんっと音が聞こえてきそうな動きで首を傾げる
何だその動きかあいいか!うちの巫女様はかわいさ天下無双か?何を言っているのでしょうか私は
そうじゃないでしょう、私が聞いたことの答えを聞かないと・・・
「スミレが・・・好きだから、他の人に盗られる前に私のモノにしにきたの」
言いながら千尋様が私の手から両手を離し私の顔を包み込む、
そして顔を千尋様のほうへと近づけていき・・・
「・・・っなぁ!なななな何を」
すんでのところで顔を離す
危うくキスされるところでしたわ、危ないところでした、勿体ないことをって違う違う
っもーこれ以上されたらこの十数年間で作り上げてきた
私の中の天童スミレが音を立てて崩れてしまいますわ…なんとかしてここを脱しないと・・・。
「スミレ」
凛としたそれでいて底の見えない落ち着きはらった声が耳を御す。千尋様が剣の巫女として表舞台に立つ時の声だ、思わず聞き惚れそうになるのをぐっとこらえる私。よくやった―――
「スミレ・・・今は私だけを見て」
いつの間にか耳元まで近寄っていた千尋様のお声がぞわっと体中を駆け巡る、全身の血が沸騰したように熱い。これは・・・歓喜だ、喜びが私の中にある何かを呼び覚ましている。
あーもうむりぃいいいいい、千尋様好き、すきすきすきーー!!
もえ死ぬ全身の熱に焼かれて死ぬ
ぎゅっと私から千尋様の腰に手をまわして抱き寄せる、
互いの頬が体中が密着して二人の熱が交わりじんわりと蕩けていく
その時の千尋様の表情が見えなかった事は私にとって幸運だったに違いない
作中のかあいいの文章は誤字ではなくスミレが限界化してるだけですのであしからあず!