最近、リアルが忙しかったわけではないのですかしばらく執筆活動から離れていたせいもあって勘が鈍ってしまっています。
今回は復帰戦ということで優しくしてね。
俺には妹がいる。
それも二人もだ。
学校の妹持ちの友達に話を聞くと兄妹の仲が良くないことが多いらしく、俺らみたいに仲が良い兄妹は珍しいらしい。
仲が良いことは良いことだ。
だけど俺には最近、悩みがある。
それはーーーーー
「お兄、あーん」
「アニキ、あーん」
「いや、自分で食えよ」
ーーーーーそれは妹たちのことである。
「嫌や、お兄に食べさせてくれへんかったら私は食べへん」
「私も!」
「……はぁ」
さっきも言ったが仲がいいことは素晴らしいことだと思う。
でもこれは仲が良すぎるのではないのだろうか?
てか、兄妹でやることなのだろうか?
「はやく食べさせてぇな」
まるで雛鳥が親鳥に餌を求めるように口を開けて待つはやてとヴィータ
ここであげなかったら、本当に食べないんだろうな。
「仕方ないか……ほら、あーん」
幸せそうに俺があげたご飯を頬張る妹たち
食べ終わるとまた口を開けてきた。
「アニキ早く!」
「はいはい、わかったから落ち着けって」
これはお兄ちゃんが大好きな妹たちをなんとか兄離れさせようとする物語なのかもしれない。
「ほぅ、最近なのはちゃんが仕事しまくってるのか」
「そうなんや、ありゃ『わーかほりっく』ってやつやな」
「シグナムやフェイトと同じか?」
「違うぞヴィータ、シグナムは元・ニート侍で今はただの戦闘狂(バトルマニア)だ」
「……主龍也、覚悟はよろしいですかな?」
「シグナムいつの間に!?」
「烈火の将、八神シグナム推して参る!!」
「あ、俺オワタ \(^o^)/」
一時間に渡る死闘を繰り広げて結果的に俺の土下座で幕を閉じることになった。
ソファーに座り、はやてを膝の上に乗せると先ほどの話を続ける。
「で、話は戻るがなのはちゃんが仕事のし過ぎって具体的にどれぐらい?」
「一ヶ月休みなしで働き続けてるくらい」
すげぇ、何度か管理局の仕事というやつを見学させてもらったことはあるが事務仕事の量もさることながらなのはちゃんみたいな存在は積極的に戦闘要員として扱われる。
つまり、なのはちゃんってばずっと戦場で戦ってるのか。
「あのなのはちゃんがなぁ……まさか傭兵みたいに戦ってるだなんて想像もつかないが」
でも確かに、あの子は頑固なところもあったな。
それに高町夫妻から聞いた昔話では、あの子は幼い頃に一人で生きていた。
ふむ……つまりはそういうことか。
「なんともまぁ、幼さ故といいますかなんといいますか」
「兄ちゃんと一つしか違わへんけどな」
そこはツッコムんじゃありませんマイシスター
「兄ちゃん、なんかわかったんか?」
「まぁ、合ってるかどうかは知らんが概ねはな」
原因はなんとなくわかったが、もし予想が当たっているとしてもこればっかりは俺が介入しても良いことなのかどうなのか
「どうすれば良いと思う? 友達だし助けてあげたいんよ」
「そうさなぁ……」
少し悩んで俺は答えを出す。
「どうしようもない」
「え?」
キョトンとした後にはやては俺の頬を抓ってきた。
「どういうことや!?」
「おふぃふけおふぃふけ(おちつけおちつけ)」
なんとか宥めて、ヒリヒリ痛む頬を摩りながら俺は言う
「あのな、これは仮定のお話なんだけど、はやてがもしも両親もお兄ちゃんも居なくて一人で生きてきたとしたらどう思う?」
「そんな未来ありえへん」
即答、これはマズったかな?
「お兄が居ない世界なんてありえへん。お兄は私のために生きていて、私もお兄のために生きている。お兄は私にとっての存在理由であり愛している人や。そんな人が居ない世界なんてきっと私はすぐに自殺してる」
俺の膝の上に向かい合うようにして顔を近づけてくるはやて
お互いの息が掛かる距離まで近づかれて、我を取り戻した俺ははやてを離す。
「だから仮定の話だ」
「うーん、そうやねぇ。きっとすごく寂しいやろうな」
納得はいってないみたいだが、ちゃんと考えて答えてくれた。
「そうだろうね。じゃあ、ヴォルゲンリッターのみんなが家族になった。そのきっかけはなんだ?」
「そりゃあ、夜天の書……当時で言う闇の書の主だったからやろ?」
「つまりは魔法を使う力がみんなと出会わせてくれた」
「その通りや」
「なら、なのはちゃんがフェイトちゃんやはやて、クロノさん達と出会えたのは?」
「魔法の力や……お兄はなにが言いたいんや?」
「はやては、なのはちゃんの過去……幼稚園生ぐらいの時の話は聞いたことあるか?」
「まぁ、なんとなくは……もしかして」
気がついたか。
「もしかして、『私は魔法の力を使えなかったら、皆が私から離れて行って、いらない子扱いされる』とか思ってるんとちゃうか?」
よくぞそこまでたどり着いた。
「あくまでも推測だから、本当のところはどうかわからんがな」
十中八九、当たっているとは思うんだけどな。
「でも確かに、なのはちゃんのことを考えるとありえそうや」
「だから、これは俺がどうにかできる問題ではなさそうなんだよ」
うんうんと頷いて、はやては俺の唇にキスをしてくる。
「なにしてるんだよ?」
「なんや、もっと焦っても良いんやないか?」
いつも唐突に耳をしゃぶられたりしてたら、これぐらいじゃ動じませんわ。
今更、抵抗する気も起きなくて、それを良いことに俺の首や顔を貪るようにキスの雨を降らしてくる。
「さっき私に、お兄が居ないなんてことを考えさせた罰や。絶対にお兄は神様だろうが奪わせへん。お兄が私の近くから居なくなるななんてことさせへん。だからこうして私の物だってマーキングしとるんや」
「離れなさい」
「んっ、ちゅぱっちゅぱ、はむっ」
駄目だ、完全に聞いてない。
せめてヴィータが居ないのが幸いだったか。
この後、二時間近くはやてに貪り続けられた。
夜中
「なぁ、ヴィータ。なんで寝ている俺の上に乗ってるんだ?」
「さっき、はやてから話は聞いた」
「だから、あれは仮定の話であって……なんで上着を脱がすんだ?」
「アニキの体にマーキングするため」
「私も来たで!!」
「自分の部屋に戻りなさい」
「「ヤダッ!」」
「……はぁ」
早く兄離れをしてもらわなきゃ困るな。
ヤンデレ成分が足りない?
俺もそう思います、だから次回はお話と関係なくないかはわかりませんがヤンデレ成分を多めにしていこうかと考えています。
それでは感想をお待ちしております。