【オリウマ・オリトレ】へっへっへっ…俺は闇のトレーナー   作:ゴールド@モーさん好き

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11話 お片付けと一休み

 俺と剣人は担当達が勉学を勤しむ午前中、〝ある作業を行っていた〟。

 

「おい優斗! 事務員さんから柵付きの台車借りてきたぞ!」

「はぁ……はぁ……天才かよ剣人! 最高!」

 

 チームとなり、トレーナーとウマ娘合わせて最大5人となる。互いのトレーナー室では手狭な為、新たに広いトレーナー室を申請し、荷物を其方に移すのだ。

 初めに剣人のトレーナー室の荷物を運搬しようとしている所である。

 

「にしても意外だったな」

「なにがだ?」

「いや、オーガナイトって恋愛漫画とか読むんだって」

「お前はあの娘の事をなんだと思ってんだ」

「え? 規格外?」

「よーし今から轢いてやるからそこ動くな」

「わ、悪かったからごめ‪──‬スネ痛てー!?!?」

「ったく、あの娘だって今を生きる立派な可愛い女の子だっつーの。本人にはレース関連以外でそんな言葉絶対向けんなよ」

「つつ……レース関連なら良いのかよ」

「そこに関してはソレがアイツの強みだからな!」

「惚気けやがって、こないだ無理やりキスされてた奴には到底思えねぇぜ」

「うるせぇ」

 

 特急で荷物の移動を午前中に済まし、2人はは遅めの昼食をカフェテリアで取っていた。優斗はカツ丼定食を、剣人はハンバーグプレートを注文した。

 

「これさ、ホープにも言った事無かった事なんだけどさ」

「ん? どした優斗……あち美味ッ」

「実は最近さ、久しく味を感じられるようになってきたんだよ」

「ゴホッゴホッ! んぐっはぁ!?」

「おいおい汚いな、平気か?」

「平気かどうかはこっちのセリフだおバカ! 急に何の話だ」

「いやさ、改善していったから誰かに話したいなーけどこんな重てぇ話子供に話すのもなぁって」

「だからって何でもない飯時に話すなおバカ……そんで、いつ頃から治ったんだ」

「先週」

「グブッ随分と直近だなおい」

「お前と休みの日にあったろ? その日食ったカフェのモーニングで気づいた」

「その割にはあの時のお前普通じゃなかったか?」

「嬉しさがオーバーフローして一周した」

「そうかよ! ……何時からだったんだ」

「気がついたらなってた、少なくともホープフルから1週間は要らなかった」

「そっか……」

 

 コイツがやせ細って来ていたのは知っている、だが味覚に支障をきたすほどとは〝考えたくなかった〟……

 

「それはそうとお前、そんな細い体にそんなガッツリ系食って平気なんか? ただでさえ運動終わりなのに」

「いやさ、味が感じられると思うとつい頼んじゃった。一応量は考えてるから平気だ」

「そうか、まぁなんだ……今度は潰れ切る前に寄越せよ、少しくらいなら背負ってやる」

「そうさせてもらうよ、ありがとう」

「暗い話は終わりにして、コレからについて話すぞ。今週末に選抜レースが行われるのは知ってるな?」

「勿論だ、俺は元々そこでユアメモリーをスカウトの可否を決めようとしてたんだからな」

「その選抜レースに俺らも見に行く、目的としては未来の敵情視察は勿論のこと、スカウトだ」

「スカウト? もう既に新米トレーナー2人に対してウマ娘が3人だぞ? いけるのか?」

「何とかすんだよ、そこは。言ったろ? このチームはあくまでオーガナイトの為だって、アイツにとっての希望は〝何時しか自分を倒してくれるかもしれない未来あるウマ娘〟なんだよ。あいつが希望を見てくれるんなら俺はなんだってするんだ」

「剣人……」

「お互い担当のお陰で新米とはいえ名も箔もある、先輩共には悪いが有望なウマ娘がいた場合全力で囲う。いいな?」

「……分かったよ、元よりその為のチームだったしな。スカウトする場合の人数は?」

「さっき何でもやると言ったけど限度もある、だから1人に絞ろうと思う。実際に目で見てから最終決定するつもりだが、お前的に有望と思われるウマ娘は居るか?」

「そうだな、選抜レース出てくるかどうかは知らないけど、既に自分の強みも弱みも知っていてスカウトしたいと思えるウマ娘は居るな」

「ほう? 名前は?」

「キクノツルギ、ユアメモリーやオニノヨイヅキと同じクラスのウマ娘だ」

 

 俺らは飯と作戦会議を終わらせた。

 

「そういや剣人、オーガナイトにはしっかり口止めしたのか?」

「ん? なんの?」

「なんのって……お前らの〝関係〟俺はともかく他2人にバレたら色々ヤバいだろ?」

「…………そうだな」

「おいお前その様子だと考えから抜け落ちてただろ」

「イヤ、ソンナコトナイヨ、ホントホント」

「しっかりしろよ? 心無い事言われて鈍るのはお前の愛バなんだぞ」

「あぁ、しっかりするよ。すまんな、ありがとう」

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