【オリウマ・オリトレ】へっへっへっ…俺は闇のトレーナー 作:ゴールド@モーさん好き
とある居酒屋、その個室にて男2人は神妙な面持ちで向かい合ってた。
「優斗よぉ、俺はお前がトレーナー業を再開してくれるのが同期としてダチとしてライバルとして凄く嬉しい。嬉しいんだけど昨日今日で話がどう飛躍したらチームを発足したいになるかは俺まじわかんねぇから1から100まで全部説明しろ」
「アッハイ」
俺は昼間逆スカウトされた件、俺1人でチームを組む事の危険性、それでも彼女の想いを汲み取ってやりたいというのを剣人に話した。
「なるほどなぁ、オニちゃんがそんな事話してたのか」
「あ、流石にお前もオニノヨイヅキの事は知ってたのか」
「まぁな、才能があるし何より担当の妹だ。たまに話題に挙がったり本人と話す時も稀にある。あるんだが、お前とチームかァ……」
「やっぱり無理だよな、お前に対してメリットが少なすぎる」
「いや、メリットはぶっちゃけある。それもナイトにとってはとてつもなく強大なメリットが」
「はぁ!? どこに!?」
「お前はそろそろアイツにめちゃくちゃ想われてる事を自覚した方がいいぞ」
「さっきから意味が分からんが、それは置いといて強大なメリットがあるのに悩む理由を聞いてもいいか?」
「今でもクソ神経張って忙しいのにこれ以上仕事増えるとキツイかもしれないなって」
「それは本当にそうだよな、そこをなんとかァ〜!」
「あと、単純にナイトの気持ち的な所でな……」
「オーガナイトの気持ち?」
「アイツはお前や、お前がこれから担当するウマ娘達を〝ライバル〟や〝敵〟として倒したいんだ。なのに同じチームになるのは、解釈違いを起こさないか不安でな……」
「同じチームでもレース場に立てば皆ライバルだろう? それが分からないオーガナイトでは無いだろ」
「……それもそうだな」
「よし分かった、お前と俺の仲だ! チームになってやるぜ!」
「本当か!」
「あぁ! 男にゃ二言はねぇ!」
「ありがとう! それじゃあ来週の月曜、早速書類を提出して──」
「ただし!」
「ん?」
「チームとしてお前と俺が組むのはその2人がクラシック級を終えるまで、シニア級から俺らはまた袂を分かつ。いいな?」
「お、おうそれは別に良いが何でだ?」
「クソ真面目なお前の事だ、担当トレーナーは別としてチームとしてのメイントレーナーは俺でサブトレーナーはお前っていう設定にするつもりだろ」
「そりゃそうだろ、現クラシック2冠トレーナーと、復帰したばっかのトレーナーのチームならそれが必然──」
「俺達はお前達に負けたのにか?」
「それは……」
「何より、そんなんだと最悪チームのチーフトレーナーの俺の名声としてお前の名誉が消えるかもしれないだろ。俺は嫌だね、ライバルであるお前の名声で成り上がるのなんか」
「それは確かに俺でも気にするかも……」
「だろ!? だから、お前も2人担当に慣れ始めるであろうクラシック終わりまでをチーム期間とする。コレとあと1つがチーム発足に対する条件だ」
「わ、分かった。それで、もう1つの条件ってのは?」
「ふっふっふ、それはな?」
俺はその条件を聞いて頭痛がしたので揚げ物と酒を胃に流し込みながら考えるのを辞めた。とりあえず何とかはなったからそれで良しとしようっと。