目指せカムラの暴風   作:零課

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 マガにゃん。ほんと強さもだけど食事をし続ければ回復するし、骨を燃料に鬼火を纏えるんでしたっけ? 色々と多芸。強みを多く持つ生物としてはかなりの成功例ですよねー


月間狩りに生きる

 「なるほど。やはり百竜夜行は人里を狙って襲い来る災害と。そこを食い止めるのがこの里とは本当にすごいです!」

 

 

 「いえいえ。コレもギルドの支援と皆様の助け合ってこそ。我らがカムラの里の強さだけではないです」

 

 

 百竜夜行も第一波は終了してマガイマガドにある程度モンスターを喰われたとはいえおおよそ素材は確保できてギルドに代金代わりの引き渡し。

 

 

 そしてその百竜夜行撃退成功をみてギルドもさらなる支援を約束してくれました。あと、一時的とはいえ周辺のモンスターが百竜夜行のせいでいなくなってる間に来たのはハンター向けの情報誌。月間狩りに生きる。の記者さんやギルドの人たちもねぎらいと取材で来ている。

 

 

 今はヒノエ姉さんが対応をしてくれて写真も取られているけどなにせまあほわほわ柔和な笑顔と性格の美人。次の表紙を飾るかも? ミノト姉さん何冊買うのだろう。

 

 

 「しかし、シオンさん。百竜夜行の同行を、その行き先を調べましたがギルドでもやはり向かう先は人里・・・この里に重責を乗せるようで済まないが、この大災害の最前線であり最終防衛線はこの里しか無い。どうか、これからもよろしく頼む」

 

 

 「こちらこそギルドの支援は助けられました。今も砦は修復中で、すぐにでも稼働できるようにしますのでご期待ください!」

 

 

 「はははは。頼もしい。それなら、カムラの里の周りの方にハンターも来てくれるように募集などをかけておく。どうしてもあの群れから逃れる、逸れる個体もでてくる。

 

 

 それらを刈り取れる腕利きたちが来てくれればよいのだが」

 

 

 私も私でギルドのおえらいさん。というかここらへん一帯のギルドマスターの取りまとめ役の方と談笑中。

 

 

 ギルドの方も高い山の観測所から調べている限り百竜夜行の行き先は人里であって餌の多い場所とか、平原とか隠れる場所の多い山にはいかないようで。本当に指向性の有る、しかもあのモンスターたちが襲い来るのは洒落にならない。50年前の情報とも合わせて改めてカムラは百竜夜行対策の里。

 

 

 それを直々に認められたし、第一波も成功したし。ふぅー・・・大事だなあ。改めて見ると。

 

 

 「ありがとうございましたヒノエさん。そして、この百竜夜行を退けた立役者の一人シオンさん。いやー貴方もお美しい。あ、写真一ついいですか?」

 

 

 「え? あ、はーい。えーと。これでいいです?」

 

 

 記者さんがヒノエさんから取材を終えて次は私らしい。ギルドのおえらいさんもヒノエさんやゴコク様と話があるようでちょうどすっと引いてくれたので取材。と写真撮影。

 

 

 ちょうど防具はつけているままだったし、ピースサインを作ってニッコリと笑顔。これでいいかな?

 

 

 「ありがとうございます。いやーカムラの里は美人さんが多い。これだけで特集を組めそうですが、今は百竜夜行ですね。早速ですがお話をお聞かせください。今回の戦いにおいての砦の作りや動きの連携などを」

 

 

 「私で言える範囲でよければ。ではー・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふぅー・・・いやーみんなお疲れ様。取材料金。たくさんもらっちゃったなー」

 

 

 とりあえず砦の作りや、撃退の連携とか、ギルドやフゲンおじいちゃんから話していい範囲を教えたり、何でか飛び降りるにいい場所? とかを聞いたり、景色のいい場所やカムラの名産品を教えたりとして取材も終わればもう夕方。

 

 

 手元にはジャラリと臨時収入が。大分弾んでくれたんじゃないかなー。これ。

 

 

 「ねえね。ヒノエ姉さん、ミノト姉さん。せっかくだし晩ごはん食べない? 集会所の方にも色々食材が来たようだし、今日は私が奢るよ?」

 

 

 「まあまあうふふ。いいのですか?」

 

 

 「あら。これは珍しい。今までは奢っていたのは私達でしたけど」

 

 

 「ハンターとして頑張ってきて、取材料金もあるしこういうときくらいは労わせてくださいよ。いつも二人が依頼を回してくれるから私もハンターとして頑張れているんだし。ね?」

 

 

 まあ、せっかくのあぶく銭。こういうときはいつもお世話になっている人たちにお礼をするのに使うほうがいいというもの。

 

 

 だからヒノエ姉さんとミノト姉さんといっしょに集会場でご飯を食べようかなって。あそこはあったかいし、夜風も雨も気にせずにゆっくりできるし。

 

 

 「じゃあ、お姉さん甘えちゃいましょう。ミノトもいいわよね?」

 

 

 「はい。仕事はもう終わっていますし夜の方も仕事はないですしね。ではシオン。甘えさせてもらいましょう」

 

 

 「じゃ、集会場でレッツゴー」

 

 

 三人でニッコリと微笑んでいざ集会所へ。あっちの空気私好きなんだよねー。教官のお麺とか、川辺を見つつゆっくり出来たりとかもできるし。

 

 

 

 

 

 

 

 「あ、ケルビの香草焼きを二つ。それと、サシミウオの甘醤油タレつきを三つ。ご飯お代わりを」

 

 

 「ふふふ。お姉様は食べますね。あ、私は黄金芋酒を一つ。それと、シモフリトマトのシーザーサラダを」

 

 

 「ヒエッ・・・あ、あの・・・ちょっと失礼」

 

 

 晩ごはん、好きに食べていいと言ったけど、流石に・・・流石に食べ過ぎですよふたりとも・・・! もう取材料金はなくなっているし、二人がいる間に集会場の私の個室の方においているお金も引き出しておかないととてもじゃないけど足りない・・・!

 

 

 急いで取ってこないと。はぁー

 

 

 「いやーヒノエ姉さんの食事量を忘れていた。このために団子を半分しか食べないとか嬉しいけどもね。私のささやかな気持ちが嬉しいみたいで・・・!!?」

 

 

 急いでお金を持ってきたら、既に大量の食べ終わった後の皿がヒノエ姉さんの周りに、ミノト姉さんも劣るけどかなりの食事量。おぉう・・・お金・・・足りる・・・足りる・・・よね?

 

 

 カムラポイントも使うことを視野に入れておこう・・・

 

 

 結局お代は手持ちのお金と、カムラポイントでどうにかお釣りが残るくらいに食べてくれた。ヒノエ姉さん等が嬉しそうだからいいけど・・・家の貯金。あれはどうにか手を付けないで良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「シオン殿。月間狩りに生きるの新刊。でていましたよ。はい。貴女の分です」

 

 

 「ありがとうございます。お代はコレで。えーと、あとはトラップツールを5つと、捕獲用麻酔玉を20個包んでくれれば」

 

 

 「ありがとうございます。ふふふ。いい写真でしたよ」

 

 

 カゲロウさんから買い取った狩りに生きる。その新刊は・・・『百竜夜行を凌ぐカムラの美人姉妹受付嬢にカムラの美人ハンター。その美貌の源は団子にあり!?』で、ヒノエ姉さんの笑顔が表紙にドーン。ちょっとぉおおお!! これちゃんと百竜夜行の危険度とかハンターの募集書いてくれているのかなあ!?

 

 

 なんか色々と不安だけど・・・中身を見ていけば・・・あー内容は真面目なのね・・・いや、でも最初の数ページはヒノエ姉さんにミノト姉さん、私の美貌がどうとか防具のフェチを語っている。あの記者。涼しい顔してなんて妄想していたのよ・・・

 

 

 砦の方もラオシャンロンみたいな超大型相手ではないけど、ある程度の大型の群れを迎撃、挟撃したりとか補給や逃げ場を多く用意している天然の岸壁を利用している点とかをよく書いてくれているし、百竜夜行の危険度もよく書いている。

 

 

 そのうえでちゃんとハンター募集もカムラの里周辺の近場の村々の場所に募集をかけてくれているし、来てくれればいいんだけど。一応ここらへん、水も美味しいし、御飯も美味しいんだけどねえ。

 

 

 「ほほー・・・百竜夜行の原因考察をしているコーナー。興味深いにゃー」

 

 

 「あ、フユリ。そうよね。こんな獣害が起きるのがここの地方だけらしいし。他ではおきていないことが気になるし」

 

 

 「古龍だとして。アマツマガツチに、オストガロア。それ以外ならイビルジョーにバゼルギウスが原因か。かあー・・・でも、それならとっくに上の古龍はここに来ていそうなものだけどなあ?」

 

 

 確かに。アマツマガツチはユクモ村の話を聞く限り台風を操る。生み出す古龍だから私達の里からでも見れる台風が有るはずだけど、それもない。で、オストガロアはイビルジョー以上の暴食かつ雑食って雑誌で読んだし、むしろマガイマガド以上にモンスターを食べに来そう。

 

 

 バゼルギウスは・・・たしか、最近新大陸からここの大陸にも来たっていう。鱗が爆弾になる飛竜種だっけ。それの爆発で・・・いやーそれなら、山火事もおきていそうだしねえ。イビルジョーもオストガロアと同じ理由で現れていないのが不思議だし。

 

 

 「雑誌のほうでもこの辺りが候補かもだけど、確証は薄い。と書いているし、やっぱりなにか別の原因かー・・・なんだろうねえ?」

 

 

 「最近防風や落雷が遠くの場所で起きているようだし、クシャルダオラとか? あれは確か古龍の中でもかなり数が多いんでしょ?」

 

 

 「んーなるほど。其れが特に気性の荒い個体で暴れまわった結果そうなる。ならあり得るかねえ?」

 

 

 「今のところはコレくらいしかわからないわよね。それにまあ、古龍も今はいないし、まずは目の前のマガイマガドをどうするか。それから考えていくしか無いか」

 

 

 古龍のほうが原因かもとは思うけど、その古龍が何なのかもよくわからない。とりあえず警戒はするけどひとまず目の前の、50年前も百竜夜行とともに現れて里を荒らしたというマガイマガドをどうにかするほうが先。

 

 

 確か、ハモンさんがなにか考えがあるから聞いてこいとフゲンおじいちゃんが言っていたようだし、聞いてみるかな。ふふふ。




 月間狩りに生きる。面白いですよねあの設定。最新作ではそれの愛読者、マニアとかがでたり、読める機会があれば嬉しいです。
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