死滅回游泳者 南雲ハジメ 作:ありふれの呪霊
南雲ハジメを殺す
特に理由はない(SKN並の感想)
今回は黒いアレ(何とは言わないけど)の描写がそこそこあるから苦手な人はマジで注意してね。
特級呪霊"
呪霊とは、簡単に言えば人の負の感情によって生まれる存在。特に、黒沐死は
黒沐死は、仙台結界で死滅回游泳者として参加している。しかし、後にある呪術師————ドルゥヴ・ラクダワラとの相性を考えて、彼が死亡するまで休眠することを決定する。
これは、黒沐死が休眠する前の話である。
◇
死滅回游泳者、南雲ハジメは仙台
彼の足元には人間の死体が転がっている。夥しい量の血を流していて、それの上にハジメは立っていた。
「5
死滅回游において窓口の役割を果たす式神"コガネ"がハジメに点が追加されたことを告げる。このゲームにおいて、点を得るには他泳者を殺す必要がある。術師は5点、非術師は1点である。つまり彼が倒した相手は術師なのだ。
「ふぅ……ちょっとしぶとかったなぁ」
ハジメは息を吐き、肩を回しながら呟く。どうやら相手にしていた術師は少々手強かったらしい。
「ま、僕の相手じゃあないけどね」
余裕綽々といった笑みを浮かべたあと、その場から歩き出した。次の泳者を探すために。
そして、しばらく歩いた。
「ん?」
ハジメは何かを見つけた。場所はコンクリートで出来た灰色の橋の下の河だった。
目に入ったそれは、一言で言えば異形。その漆黒の身体はまるでローブでも羽織ってるかのように起伏のないもので、その顔は巨大な触覚を生やしている茶色い昆虫のそれだった。目も複数ある多眼で、不気味さに拍車をかけている。
「なんだあれ……ゴキブリ? きっも……」
その顔を見たハジメは、脳内に黒光りする虫……ゴキブリを思い浮かべた。ハジメもゴキブリのことは正直大の嫌いであり、それを思わせる目の前の相手には生理的嫌悪感を抱かざるを得なかった。
「——————」
それの目がギョロリと動き、ハジメを捉えた。ハジメも視線を向けられたことを認識すると、持っていた武器を構える。
その時のことだった。黒い波が、ハジメのもとへ押し寄せてきたのは。
「え?」
波を認識した時には、それは目の前に。
それの正体を、ハジメは知った。知ってしまった。
「ゴキ————」
言い切る前に、体を痛みが襲った。
「あがあああああっ!?」
ハジメの身体に、黒いそれは、ゴキブリは纏わりつく。
何が、起こった? 何をされている?
そんなことを思う中で、身体が蝕まれてく感触。
理解したくないが、自ずと理解してしまう。自身が捕食されていく事実を。
容赦なく肉は削がれていく。その激しい痛みに白目を剥いても、気絶はできない。痛みが強い、強すぎるのだ。気絶することを、逃げを許さないのだ。
不快な羽音が響き渡る。肛門から牙を突き立てられ侵されてゆき、内臓は全部ゴキブリの養分の為の餌に。
ハジメはただただ絶叫する。生きながらにして、生き物に、それもゴキブリに捕食され、肉の破片にされていく。
「ゔっ、ゔゔ」
もはや、それは喉まで迫り、食らい尽くしていく。
それから——————眼球を、舌を、脳を、食らい尽くされた。
彼の目があった場所と、口の中からゴキブリが湧き出る。残っていた皮膚は、あっという間に食べられた。
もはや、そこには何も残っていない。骨どころか、服さえも。
「5点が追加されました」
異形————特級呪霊"黒沐死"の下にコガネがやってきてそう告げる。
「ヤハリ、鉄ノ味ハ、美味、ダッ」
コガネの存在に気づいてるのか気づいてないのか、黒沐死は彼(?)を無視して言い放った。
黒沐死は河の中から這い上がり、移動を開始。次の獲物を、捕食対象を見つけるために。
————それから彼が他の泳者を捕食し、三人の強豪と、そして現代の異能と出会うのは、そう遠くない未来の話である。
つーかやっぱ黒沐死キモッ(URTKK並の感想)でも最近はあのキモいデザインが癖になってる。キモいけど。
まーこんな感じでハジメくんの死亡シーン集とかいうクッソ趣味の悪いものを何本か書いてくから苦手な人はブロックしてちょ。