死滅回游泳者 南雲ハジメ 作:ありふれの呪霊
あと27巻の発売おめでとう。こんな悪趣味なもん書いててすいませんgege先生…
死滅回游泳者となった南雲ハジメは東京第一結界にいた。
ゲームの泳者に選ばれて自身の学校のクラスメイトを皆殺しにしたあと、結界に侵入した。
何日間か滞在し、敵対してきた術師は全員殺した。
そして現在。
「こうさん! こうさんだからぁ! 殺さないでぇ!」
ハジメの目の前には自身に命乞いしてきてる女がいた。顔立ちは整っていて、サソリの尻尾のような髪型をしており、胸や手や足が出ていて、露出度が高めの服を纏っている。
彼女の名前は
「そんなこと言われてもねー……君から襲いかかってきたんだろ?」
ハジメはニヤニヤと笑みを浮かべながら手で剣を弄る。
「お願い! なんでもするからあ!」
「……へー……なんでもねえ」
待ってました、と内心思うハジメ。命乞いをする者は大体こういうことを言い出すものだ。男なら即殺してるが、女ならば話は別だ。
「そうだねー……じゃあ、その身体を使わせてもらおうかなぁ……」
「それで殺さないでくれる?」
「勿論だよぉ」
上目遣いで見てくる麗美にハジメはそう言った後に舌なめずりをした。
「じゃあ……私が拠点にしてるマンションがあるからぁ、そこでシよ? シャワーも浴びたいしぃ」
「それなら別に」
その程度なら構わないと思っていた。シャワーもあるらしいから、ついでに自分も借りよう。
「じゃあそこに行くまで、私を守る騎士になって? お願い」
麗美はそう言って自身の腕とハジメの腕を絡める。ハジメの方には麗美の胸が当たっていた。
柔らかい幸せな感触にハジメはニヤついてしまう。
「……しょうがないなあ。そこまで言うんだったらなってあげるよ、騎士ってやつに」
「やったあ!」
ハジメの腕に組み付きながら足を跳ねさせる麗美。それから二人はマンションへ向かい始めた。
◇
「お疲れ様、麗美。そいつが新しいカモ?」
マンションに辿り着き、エレベーターで上の階へ昇って麗美の部屋まで来たハジメの前にいたのは……全身をレシートで纏っている不審者の男だった。
ハジメが呆然としていると、麗美が彼の腕から離れレシート男の元へ行く。
「うん、そう! 私とやらせろって言ってきてー、良いよって言ったらすんなり来てくれたの!」
「あーあ、見事にハニートラップにかかっちゃったねぇ、君」
嘲笑うようにハジメを見るレシート男。きっと目を細め、麗美を睨む。
「騙したのか……!」
「ふんっ、そんな顔したって全然怖くないんだけど。言っとくけど、レジィ様はマジで強いから」
そう言いながらベーッと舌を出す麗美。
「まあそういう訳だからさ、君にはさっさと死んでもらおうかな♡」
男……改めてレジィ・スターがそう言うと、ハジメの後ろのドアが開く。振り返ろうとする前に、背中にダメージが入った。
「がふ……!?」
ハジメを襲ったのは手に鋭利な爪を生やした男。彼の名は
「ぐ……!」
千鈞のことをハジメが認識した瞬間、更に腹に何かが突き刺さる。それは2本の包丁だった。激痛が走り、苦悶の声を漏らす。
「はい、チェックメイト♡」
レジィの手には1枚のレシートがあった。それが青い炎……呪力に包まれた後、投げ飛ばされて刀になり、ハジメの身体のちょうど心臓部に突き刺さった。
「あがっ…………がっ…………ぐふ…………」
南雲ハジメは身体中に回る痛み、そして刀が刺さっている箇所から大量に血を垂れ流していることによって、意識が朦朧とし始める。
おぼつかない足取りでふらつきながら、ついには膝をつき、地面へ倒れ込んだ。ちなみに、地面に倒れたせいで刀が更に奥へ押し込まれ、ハジメの肉を抉って更に血を流させた。
「5点が追加されました」
レジィの元に、羽を生やした骸骨の式神"コガネ"がやってきて点の追加を告げる。
「じゃあ
「あいよ」
千鈞はレジィに指示されると、南雲ハジメの身体を運び出す。死体となった彼を処理しに行くようだ。
「よくやってくれたね、麗美。次も頼むよ」
「うん! 任せてレジィ様!」
レジィに頭を撫でられた麗美は嬉しそうにし、満面の笑みで頷いた。
この時の彼女はまだ知らない。自身がレジィにとってただの都合のいい駒でしかないことを。彼が麗美の人に依存する心をつけ込んでいることを。
それを知るのは、いずれ結界に訪れる式神使いの青年がレジィと戦う時である。
第一結界には日車さんいるけどハジメコロコロさせるのは申し訳ないからやらせません。
カッシーにも申し訳なく思えよ!!!!
黒沐死とレジィ様?悪役だし…
ちょっとした告知だけど後日、死亡シーン集の各ルートに繋がる分岐点みたいなお話を投稿する予定です。つっても内容は最初のカッシーに殺されるやつに書かれてるハジメの経緯のとこをブラッシュアップしたもの+αな感じだからよろしくな
あとハジメが生存する話の構想もうっすらあるのでよろろ