Muv-Luv 本土戦線異状なし、進撃せよ! 作:tonkacchi
…………友情出演組がエンカウントしました。
13:20 国連軍横浜基地第11戦術機格納庫
第11戦術機格納庫にある男が立っていた。名はビルスト。階級は中尉で、TACネームはB-1。彼は両手両足が義肢になっていた。ただ、彼の名は広く伝わっており、彼の戦術も加わり『自爆魔
「おいおい、今度は高そうな機体のらせるのかよ。これじゃあ自爆とか自爆とかできねえじゃねえか!」
「させないようにしたんですよ!…まったく、中尉って人は。」
「こいつのデータ、見たけどなんか変なの積んでるよな?」
「…ええ。こいつには新型OSが積まれてます。ただ…。」
「ただ?」
整備員は気まずそうに答えた。
「簡単に言えば、パイロットの命令を無視して動くってことですよ。どうやら、別の部隊にも似たようなシステムを積んだ戦術機が出たって話ですけどね。」
「おいおいおいおい、そいつは最高じゃねえか!」
早速ビルストは管制ユニットに入った。そして、軽くマニュアルを読んだ。初めての機体ではあったが、前回乗った陽炎とかなり似ているように感じた。
「よし、慣らし運転でもしたいんだがいいかな?」
「ダメに決まってるでしょ!…燃料は一応しか積んでないんです!」
そう整備員がガチギレした時、サイレンが鳴り響いた。
「総員、第1種戦闘配置。繰り返す、第1種戦闘配置!」
機械音声ではあったが、何故か悲鳴じみた声だった。続けて人間が情報を連絡する。
「現在、当基地に対し、不明勢力の戦術機が包囲しつつあり。通信を試みたものの、不明勢力側が発砲。よって、国連軍交戦規定に基づき不明勢力を敵として判断。戦闘を開始せよ。出動可能な戦術機は全機出撃せよ!」
整備員と顔を見合わせる。
「…これは最高の慣らし運転かもな!」
「…ええ、存分に暴れまわってきてください!」
急速に燃料を補充し、突撃砲と長刀を2つずつ装備した。
「よし、主機起動確認。B-1、ビルスト出るぞ!」
ビルストは不知火C型を動かし、外に出た。
13:30 横浜基地滑走路
ビルストの眼前に広がっていたのは、戦術機同士の戦闘だった。さらに、通信が入る。
「こちらは横浜HQ。B-1、現状を説明します。」
「了解。敵の戦術機の数から教えてくれ。」
「了解しました。敵勢力は敵機体は不知火18機、陽炎4機、撃震5機の大部隊となっています。」
「こちらは?」
「現在、国連軍は
「戦況は?目の前を見ると、だいぶ厳しそうだが。」
「はい、だいぶ厳しいです。アルファード隊とゴルフ隊は既に1/3を喪失。前線を徐々に後退しています。在日米軍の戦線もそろそろ突破されそうです。」
戦術マップを開いた。敵勢力の位置を入力しながら防衛個所を考える。敵の狙いはどうやら、司令部のようだ。進行方向が一直線だったからだ。突破されれば、かなり面倒くさいことになる。
「HQに要請。俺は敵を陽動しながら、司令部から引き離す。」
「要請を承認します。ご武運を!」
そして、ビルストは一気に戦地へと機体を飛ばした。少しすると、戦闘の光が激しくなった。どうやら、国連軍はあれから一歩も引いていないようだ。
「おい、そこの国連機。こちらはB-1だ。俺が陽動をするから、うまいこと撃墜してくれ!」
「うまいことって、そんな大雑把な指示に従えるか!俺たちはこれ以上ここを動けないんだぞ!」
「死にたいなら、そこにとどまってろ。死にたくねえなら命令に従え!」
そう言い放ち、敵の陽炎に距離を詰める。敵はそれに気づき長刀を構えたが、既に懐に入られていた。
「遅せぇんだよ!死ねや!」
一刀両断、空中で敵は爆散した。それを見た敵機は、ビルストに攻撃を集中した。それは、国連軍側からしたらカモ同然だった。
「よし、B-1が隙を作ったぞ!全機、突撃ぃ!」
「了解!」
残った戦力が一気に戦線を押し上げるように突撃を敢行した。
「それでいいんだ。ここの戦線はもう大丈夫だな。…さて、次はあれか?」
その視線の先には、米軍を圧倒していた不知火がいた。しかし、ビルストは疑問を持った。
「あれは、本当に不知火なのか?」
何故そう思ったのか。それは、機体の動きがまるで人の命を軽視したような動きだったからだ。嫌な予感がした。早く行かなければ。
13:37 在日米軍防衛戦線
到着した時には、既に在日米軍は壊滅的被害を受けていた。撃墜された機体のほとんどが、四肢を切られて戦闘能力を奪われていただけだった。その中には米軍の誇る戦域支配戦術機、
「こちらB-1、生きてるやつはいるか?」
「ああ、ここにいる全員が生きてはいる。ただ、戦うことができないだけでな。」
「何があったんだ?」
「あの、不知火に全員やられちまったのさ。アイツ、人が乗ってるとは思えねえ!…っておい、後ろ!」
警告音が鳴り響く。その不知火が長刀を振り下ろそうとしてきた。構えが、四肢を奪うのではなく殺しの構えだった。
「しまった!さすがに、避けれねえぞ!」
その時、バイザーやセンサー系が赤く発光し、攻撃を回避した。急激にかかったGがビルストを襲う。
「ぐっ!…いったい何が起きたんだ!」
機体を動かそうとしたが、言うことを聞かなくなっていた。映し出されていたのは『
「…機体は動かせないわ、相手も変な動きするわ、と思ったら同じ動きをしてくるわで全くわかんねえな。」
そして、マニュアルを再び読み始めた。どうせ、攻撃は勝手にやりあってくれてる。その間に急いでこのシステムのオンオフ切り替え操作をしなければ。オフにしなければ、埒が明かない。ようやくその項目を見つけた。そして、すぐにオフにした。機体が一瞬停止したが、すぐに再起動した。敵機からも青い光が消えた。
「これで、お互いに同じ動きはできまい!」
一度離れた距離を一気に詰める。しかし、今度は長刀を投げつけた。敵はそれを回避した。だが、これはフェイクだった。その間に、S-11を取り出した。あれをやるしかない。
「これでも食らいやがれ!…自爆魔なめんなよ!」
そして、S-11を敵機にめり込ませた。思ったより深く刺さったらしい。そして、起動した。S-11は、敵の不知火を中心として爆発した。もちろん、至近距離だったので不知火C型も無事では済まなかった。
「…さすがに、無傷とはいかないか。動かすこともままならんようだし、…………最悪だ。」
レーダーには敵の増援が接近していた。もちろん、狙いはビルストだった。脱出をしようとしたが、間に合うわけがなかった。そして、死を覚悟した。敵集団が攻撃を開始しようとした時だった。どこからか、砲撃が飛んできた。
「おいジェームズ!味方に当たるかもしれなかったじゃねえか!」
「Mk-57使いたいって言ったのはお前だろ、もち!」
「うるせえんだよ!お前ら!早く援護してやれよ!」
「「お前もやるんだよ、ヱルム!」」
ビルストの後方にはThree idiots隊がいた。そして、彼らはビルスト機を囲うように展開した。ジェームズが確認のために通信を行こなう。
「おい、そこの白いやつ。生きてるか?」
「…ああ、何とか!助かったぜ!」
「それを言う暇があったら、そこの不知火に乗り込め!」
そして、もちは気づいてしまった。ここにいる不知火が自分の機体しかないということに。
「不知火って、おいおい俺の乙型しかねえじゃねえか!」
「お前、長野の時やりたい放題やっただろ!そのツケ、今払うべきだよなぁ!ヱルムもそう思うだろ!?」
「ああもちろんだ、ジェームズ!もち、早く乗せてやれや!」
「ああ、クソクソクソ!…おい、そこの衛士!早く乗れよ!俺お前のこと考えずに機体動かすからな!」
もちは嫌々ながらもビルストを乗せた。そして、戦闘を再開した。
13:45
敵の司令部が降伏命令を戦術機部隊に発令。戦闘は終結を迎えた。そして、敵勢力の詳細も判明した。敵は現政権と在日米軍の憎悪を募らせた集団が大半であったが、それを扇動するような存在が示唆された。詳細こそ語らなかったものの、それが帝国軍のとある人物であるとだけ言った。また、これにより、在日米軍が建前上は戦力補充として、監視要員として、米国海軍第3艦隊が横浜に追加駐留することとなった。
これは後に、横浜動乱と名付けられることとなった。
本当に許してください、何でもしますんで!
絶対に次こそは設定出します。出さなかったら通報してください。
トンカッチとか例のシステムと現象については次回冒頭で語ります。
今回の友情出演組です。(敬称略)
ヱルム・ビャーチェノワ(@ElM_Su37UB)
もち(@mochi02913)
ジェームズ・スミス(Lt_smithFFR41mr)
new!
ビルストと戦術機好きの男(@Yuki90300757993)
出演許可を頂き、感謝しております。ありがとうございます。