ウルトラマンサジット   作:めたるくらすた

1 / 2
ようやっと完成したはいいものの、多分酷い文章になってると思ふ



第一話 蒼天の巨人

「あ゛ぁ゛〜゛…あ゛っづ〜…」

「うるっせーなお前…」

「仕方ねぇだろあっちいんだから…」

 

ナトゥ。

それは地獄。

1年で最も賛否が分かれるであろう灼熱の時期である。

 

「なーんでこんな日に買い物に行くのさ…」

「晴れの日の方が良いに決まってんだろ。ほれ、行くぞ。」

 

今俺たちはその灼熱地獄の中、街を歩いている。

なんでかって?

 

「雨降ってたら箱がふやけちまうだろ。傘も邪魔だしな。」

コレである。

我が唯一の友人、大仁田双悟は大の特撮ファンである。

しかもおもちゃとか買うタイプの。

現在、俺はそれに駆り出されているのだ。

 

「だからってこんなカンカン照りの時に駆り出すなっつの…曇りとかでいいじゃねーか。」

「とか言ってよ、鋭慈もだいぶ買ってんじゃん。」

 

両手を見れば、大きめの箱が2つ。

どうせならと俺も色々買ってしまった。

 

「誰のせいだと…はぁ、こんなに金使うつもりじゃ無かったんだけどなぁ…。」

 

呆れるように遠くを見つめる。

 

と。

 

「ん、アレ何だ?」

ちょっと遠くの建物の外壁に、岩のようなものが張り付いている。

 

「……岩か?しかしなんであんなところに… 」

「さあな。どうせ装飾とかそんなんだろ。」

「その割には人集まってんな。」

 

謎岩の前にそこそこ大きめの人だかりができている。

 

「とにかく見てみようズェ…」

「あっ、おい待て!」

よく走れるなあいつ…荷物重いのに

 

「……装飾っぽくは無いな。」

 

近づいて見てみると、随分リアル。

というか装飾にしても建物の外壁に貼っつける意味がわからん。

 

「というか…なんか光ってね?」

「え?どこ?」

「んーと…真ん中らへん」

「ホンマや。」

 

真ん中…というか岩の全体が薄らと光ってる。

かぐや姫か何かで?

 

と。

 

「スイマセーン!道開けてください!対怪隊です!道開けてくださーい!」

 

「何だ何だ?」

 

「あら、鋭慈知らない?対怪獣戦闘部隊、略して対怪隊。ちょいちょい出てくる怪獣っぽい奴らの対処をやってる組織だよ。」

 

「ああいや、それは知ってる。今どき怪獣を知らねえ奴らなんてそうそう居ねえだろ。しかし、その対怪隊が出てきたってことは…」

 

「恐らく、アレもそういう類なんだろうな。」

 

 

 

 

「隊長、これ…」

 

「……地球の生物のDNAと一致しない…やはり」

 

「…はい、宇宙怪獣の類かと。」

 

面倒なことになったな…

 

「!? 隊長!」

 

「どうした!?」

「宇宙怪獣と思われる謎の物体が急激に活性化!」

「まさか…ここで!?」

 

 

 

 

 

なんか急に慌ただしい。

「お?何だ何だ?」

 

「危険です!下がってください!!」

 

対怪隊職員が叫んだ

 

瞬間

 

「うおっ!?」

 

「岩が!」

 

赤く発光し、飛び上がる。

 

そして周囲からも同じ光が空へ昇っていく。

 

「おいおい、なんだよこれ…」

「分かんねぇ…」

 

光は空中で融合し、更に巨大なひとつの塊として地面に落下。

大きな揺れと共に瓦礫や砂埃が舞う。

 

そして

 

それが晴れた先には

 

「何だアイツ…」

 

「デケェ…」

 

「40m級ッスよ隊長!」

「過去最大…こりゃマズイな…!」

 

黒い岩の様な肉体に、赤く輝く筋の様な何か。

 

これまで地球に出現した怪獣達とは何もかもが違う。

 

「A班は調査隊の保護を優先!B班は住民の避難、C班で対処に当たれ!」

 

『了解!』

 

『こちらスクレイパー1、間もなく現着。送れ。』

 

『了解。現着後その場で待機しろ。攻撃タイミングは私が指示する。』

 

『了解。指示を待つ。』

 

「チェイサー1まで…?こりゃあ大事になってきたなぁ…」

 

 

 

 

「対怪隊の攻撃が始まります!今すぐ避難してください!」

 

「マジか!?おい、さっさと逃げるぞ!」

 

「ちょっと待った!アレだけ夢見た怪獣戦だ。見届けなきゃ嘘だろ!」

 

コイツ正気か!?

 

「バカ言ってんじゃねえよ!危ねぇって!!」

 

意地でも離れようとしない。

 

こいつ…

 

 

と。

 

「ぐおっ!?」

 

「ぐっ……始まったか…!?」

戦闘機らしき物からの攻撃が始まる。

いよいよ危ない。

 

「流石にキレるぞ!?」

「チッ…わーったよ!行くぞ!!」

さっさとそう言えば良いものを…

 

 

 

『バルカン砲全弾命中。しかし損傷は認められない。』

 

「武装を多目的レーザー砲に変更しろ!もう少し様子を見る。」

『了解。』

 

チェイサー1から放たれる無数の光。

着弾した怪獣から爆発が幾つか起き、表皮か何かが飛び散る。

 

『命中!損傷有り!』

『そのまま攻撃を続行!』

 

更に四散する怪獣の破片。

このまま行けば倒せる

 

しかし

 

 

「…!! 怪獣の周辺に熱源反応!しかも段々強くなってます!!」

 

「何が起きようとしている…!?」

 

 

 

 

 

 

 

「オイオイ…マジか…」

 

攻撃を受けた怪獣から飛び散った破片。

 

それらは1箇所に集まり、みるみる内に巨大化。

 

「アイツら増えちまったぞ…!?」

 

あれだけの攻撃を受けて破片が飛び散る程度のダメージだった怪獣が、複数に分裂してしまった。

「ん…?なんだアレ…」

 

怪獣の喉辺りがぼんやりと光りだしている。

 

「なんだか分からんが…明らかに不味そうな雰囲気だな…。」

 

その輝きはじわじわと強さを増し、一際強く瞬く。

『ギャアアアアアアア!!!!!』

 

怪獣の咆哮。

 

その咆哮と共に

 

砲弾の如き何かが口部から発射される。

 

「ぐおッ!?」

「うあッ!!」

 

その何かは近くのビルに着弾。

轟音と共に凄まじい爆発が発生する。

 

「なんだあの威力…」‪

「なあ、そろそろ逃げた方が…」

「流石にマズイな…」

割と前からマズかった気はするが

んな事言ってらんない。

荷物をしっかりと抱え、全力でダッシュ。

 

「はっ…はっ…」

「はひっ…やべッ…死ぬ…」

2人して体力が無さすぎる。

これならもっと運動しときゃ良かった。

 

ふと後ろを振り返る。

 

「あ…あ…」

「…oh.....」

 

怪獣の口は大きく開かれる。その方向は

 

 

 

「アレ市街地に向いてないか!?」

「怪獣の熱量上昇!発射まで恐らく…あと10秒!?」

「10秒だと!?くッ…!」

『全部隊に通告!!怪獣の注意を引け!市街地に攻撃が及ぶぞ!!』

「ダメです指揮官!間に合いません!」

 

 

 

『ギャアアアアアアアアア!!!!!!』

怪獣から漏れ出る閃光。

 

 

 

 

そしてそれは、突如として現れた。

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォォォン!!!

 

凄まじい轟音と共に、大地が揺れる。

 

 

「……あれ、生きてる…?」

「……おい鋭慈…アレ……」

 

周囲を黒い影が覆う。

 

「アレは…」

 

ビルよりも高く聳える巨体。

 

その影の正体は

『シェアァァッ…!!』

 

「巨人…!?」

 

 

「なんだアレは…?」

「巨大人型生物…としか…」

怪獣と相対するソレは、怪獣と同等のサイズでありながらそれとも違う異様な雰囲気を放っている。

 

 

『シェアァッ!!』

『ギョアァッ!?』

怪獣に接近し、打撃を仕掛ける巨人。

その衝撃は凄まじく、一挙手一投足に大きな地響きが鳴る。

 

『ギャアアアアアッ!!』

反撃と言わんばかりの怪獣の咆哮と共に、砲撃が口部から発射される。

 

しかし

 

『シャアァッ!!』

拳の一撃で粉砕、その身に当たることは無かった。

 

飛び上がる巨人、その手に光が宿り

 

『シェアアァッ!!』

 

周囲を囲む怪獣に刃として放つ。

 

『ギャアッ!!』

怪獣の表皮に傷がつくが、一瞬でその傷は塞がっている。

 

 

「アイツ…まさかエゲツナイ治癒能力持ちか?」

「冷静に分析してる場合じゃねーだろ!?」

 

 

複数体の怪獣の喉に光が宿る。

それは正しく、砲撃の前兆。

 

しかし

 

『シェアァァァッ……!!!』

 

「掴んだ!?」

 

巨人は一体の怪獣の尾を掴み

 

『シャアァァァァッ!!!』

高速で回転、その他怪獣に向けてブン投げる。

「おわァァッ!?」

結果は見事ストライク、その衝撃で大地が大きく揺れる。

 

 

 

『ハァァァァァァァ……!!』

 

再び巨人に光が集まる。

 

しかし今度はかなり長い。

 

「何をするつもりだ…?」

 

両腕を上げ、回転させる動作と共にその宿した輝きは強さを増し、腕を大きく振りかぶる。

 

 

『シェアァァァァァァァッ!!!!』

雄叫びと共に腕をクロス。

 

 

凄まじい衝撃と共に眩い光線が放たれる。

 

「ぬおおおお!?」

「すげえええええ!!!」

 

回転しながら放たれたそれは怪獣の一体一体を木っ端微塵に破壊し

 

『ギャアアアアアァァッ!!!!』

 

凄まじい断末魔と共に怪獣は大爆発を起こした。

 

 

「…とんでもねぇな…。」

 

 

正に開いた口が塞がらない。

怪獣災害は過去にも何度も発生していたが、今回のそれは明らかに現実感を欠いている。

 

 

『シェアァッチ!』

 

「あ、飛んでった」

 

 

巨人はそのまま空へ飛んで行った。

翼も無いのにどうやって飛んでいるのか…

 

「…帰るか。」

「そうだな…。」

なんというか、リアル味が無さすぎて疲れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『起きろ、鋭慈。』

 

「……え?ここどこ?」

帰宅後、いつの間にか眠っていたようだが…目覚めた場所は見覚えの無い謎空間。

 

『地球に危機が迫っている。』

 

「危機って…何言ってんだ?」

 

『いずれ、君達の身にも危機が降り掛かる。私に協力してくれ。』

 

「ええ…?」

 

 

つづく

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

《次回予告》

破壊された街に再び現れた巨大怪獣。

その力に対抗すべく、蒼き巨人は少年と共に立ち向かう。

ウルトラマンサジット 第二話『共に』

共に放つ矢が穿つは、爆裂する黒き獣。




どうも、酷い文章ですた
比較的ガッツリ防衛隊描写してるけど、多分書いてる頃にブレーザーの1話見てたせい
今ではスッパリ抜け切ってるから2話からは防衛隊の影は薄くなる(というか防衛隊自体別組織に変わる)
まあ二話ができるのはいつの話か分かりませんがねブヘヘ
あと一応言っとくとチェイサー1は戦闘機の名前だよ
防衛隊が消えたら御役御免なんだがね
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。