多分前回よりは文章マシになってるのではないかと希望的観測をしています
久しぶりにグリッドマンユニバースを見たのですが、高校時代にあんな青春したかったなあと今更すぎる感情を抱きました
《前回のあらすじぃ》
怪獣ついでに巨人も現れた!
しかもなんかエグい光線ブッパしてた!コワイ!
んでそんな日の夢枕に現れたのゎ、正にその巨人であった。
シュワッチ!シュワッチ!
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「……はっ!?」
夢か。
なんか変な奴に訴え掛けられる夢を見た気がするが…。
ココ最近似たような夢をよく見る。
「こないだのアレ関連かなぁ…。」
まあ現状なんとも言えん。
「…飯食うかぁ。」
こないだの怪獣、確かギライガスって名前になったんだったか。
ソイツの影響で電車はどこも運転見合わせ、学校も休校。
幸い自宅周辺はかなり遠かった故被害は無かった。
まあ死傷者も0人では無かったらしく、ここ数年の怪獣災害の中でも指折りの被害を出したそう。
「…まああんなもんぶっ放してたらそうもなるかぁ。」
それより今気になるのは、ギライガスを倒した巨人。
ギライガス撃破後にすっ飛んで行ってしまったが故に、何の手掛かりも無いご様子。
敵なのか味方なのか…現状それすら分からん状態。
「アレが敵だとしたらそれはそれで面倒そうだなぁ…」
「ベラベラくっちゃべってないで、さっさと食べちゃいなさい。」
「へーへー。」
まあんな事は自分には関係ない。
対処するのは自分では無いし、気をつけてても死ぬ時は死ぬ。
出来れば死にたくは無いが。
「んじゃ、行ってきまーす」
「あんまり危険なとこ行くんじゃないわよー?」
「うーい」
休日の外出など何時ぶりであろうか。
今から向かうは、正に先日の跡地。
怪獣の破壊の痕跡である。
随分と早い気がするが、ボランティアを募集しているそうで。
『俺行くけど、お前どうする?』
と双悟に誘われた。
アイツそういう事興味あるタイプだったのな…。
動機は知らんが、ヒーローとか割と向いてるのかも知れない。
「お、そろそろか。」
バスに揺られて2時間程、現場に到着。
うむ、改めて見ると酷い。
アスファルトはグチャグチャ、建物も全壊、半壊しているものが幾つか。
砲撃の着弾地点に至っては軽いクレーターができている。
「うわぁ…ひっでぇ」
「おお、やっと来たか。」
早ッ
電車止まってる+バスも本数減ってんのに
一体いつ家出たんだコイツ
「昨日は気づかなかったけど、思ったより酷いことになってたんだな。」
「それだけ破壊された日常も多い。さっさと終わらせて、マトモに住めるようにしようぜ。」
「…お前そんなヒーローじみたこと言うタイプだったか?」
「なんつーかな…この惨状を前にして、ちょっと気分を入れ替えただけだ。」
「…そっか。」
まあ、やる気があるのは良い事だ。
俺も見習うとしよう。
「これあっちまで運んで!」
「分かりました!!」
支援物資運搬中。
かなり早い段階なのに結構な量だ。
「よっこいッ…しょぉ…!」
重い…運動してなかったのが悔やまれる。
軽く腕立て伏せでも始めようか…。
「これ最後ね!」
「了解ッ…!」
完了。
結構な量運んだと思うが…
「これ現状足りてんのかなぁ…」
学校の体育館等その他諸々が避難所となっているが、全体的に満員近い。
現状の物資量では終わらん気がする。
「まあ、そこは仕方ないだろ。今こんだけ来てるのが珍しいぐらいだ。」
「そういうもんかね。」
どうやら双悟の方も終わった様子。
「…これでまた奴が復活とかしたら、いよいよ終わりかもな。」
「でもギライガスはあの巨人が倒しただろ?しかもあんな威力の光線で。」
それこそ、ギライガスの砲撃よりもよっぽど強力そうな。
「アレで死んでない方がおかしいだろ?」
「…なんというか、どんどんフラグを積み重ねているような気がするが。」
「フラグて…現実だとそういうの、意外と関係なかったりするぞ?」
「いやまぁそうだろうけどさぁ…」
対怪隊
「このデータ…」
「ギライガスの細胞か。これは…」
「大方の予想通り、細胞の一つ一つが強力な再生能力を備えています。そしてあの砲撃能力。仮に[ギラブラスト]としますが。奴は体内の温度を自在に変えることができるようで、体内に溜まったガスが体温の高温化によって熱され、食糧として体内にあった岩石類をガスの発火の勢いによって発射する…といった仕組みの様です。その能力もあり、現在は残骸を凍結することで活性化を防いでいますが…」
「少しでも凍結に不備があれば、先日の地獄の再現…か。」
先日の地獄。
突如現れた巨人がそれを終わらせたものの、ギライガスの爪痕は町中に残っている。
砲撃…ギラブラストによってクレーターが作られ、飛び散った破片からは新たな個体が誕生。
それらの能力はオリジナルから減退することなく、下手をすればこの惨状は無限に続いていく可能性すらあった。
「しかし、あの巨人も気になりますよね。」
「そうだな…。これまで宇宙怪獣こそ出現していたが、人型の、しかもあそこまで巨大なヒューマノイドタイプの宇宙人は初めてだ。しかも降り立つや否や怪獣と戦って排除する…。」
「行動の理由が分かりませんね…地球を襲う宇宙人や怪獣を倒すためにやってきた、巨大なスーパーヒーロー!…な訳ないですよねぇ…。」
「まあ無いだろうな…もしそれが本当だとしたら、どれだけ良い事か。」
少なくとも、防衛予算から別の分野に金を回すだけの余裕はできそうだ。
「話が脱線しましたが…とりあえず、未解明の部分について研究を進めます。」
「ああ、頼むよ。」
「うわあああああッ!?」
「「!?」」
突如研究所内に響く叫び声。
「どうした!?……何だ、これは…」
そこにあったのは、研究員の死体と
夜中。
日中は慌ただしく騒々しかった避難所の周囲も、すっかり静かになっている。
「……………ッ!?」
何だこれは
凄まじく胸騒ぎがする。
地震の直前に胸騒ぎがすると何処かで聞いたことがあるが、その類だろうか。
その瞬間
「なっ!?」
アラート音。
夜中の静まり返った街にけたたましく鳴り響く。
「おい!?起きろ!!」
……………………
なんで?
何故この騒音の中誰も起きない?
双悟に至っては揺すっても起きない。
「何やってんだよ!!さっさと…ッ!!」
地響き。
月明かりをバックに、窓から黒い影が差し込む。
間違いない、怪獣。
しかもその姿は
「……マジかよ」
『ギャアアアアァァァァァッ!!!!』
間違いない。
あの黒い岩石のような表皮に、暗く赤く発光する肉体。
この惨状を生み出した張本人だ。
早く対怪隊を呼ばなければ
スマホの電源を入れた
その目に入ってきたのは
「壊、滅…?」
対怪隊の壊滅。
何故?
何故?
何故?
何故?
何故?
分からない
奴が生きている理由も、対怪隊が壊滅した理由も、寝ぼけた上にパニックを引き起こした脳みそでは何も分からない
だが一つだけ分かること
「終わりだ…」
今から逃げてもそう遠くへは行けない。
しかも他の誰も起きようとしていない。このまま俺だけ逃げれば、双悟やここにいる全員を見殺しにすることになる。
もう全て終わりだ
『私に協力してくれ。』
「ッ!?」
突如として、夢の内容がフラッシュバックする。
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俺の前に、青と銀の体を持つ人型が現れる。
人型ではあるもののその様相は人のそれではなく、少し金属のようにも思える。
正に昼間見た巨人そのものだ。
「ええ…?協力ったって…というかそもそも、アンタ何もんなんだ?」
『私はサジット、君達の星である地球から見て射手座の方角、S-11からやってきた異星人だ。』
「射手座の…?というか、やっぱり宇宙人だったか。というか、危機って何さ?」
『現状伝えられることは多くは無いが、コレだけは言える。現在地球に、この星を荒廃させようとする悪しき力が迫っている。』
「悪しき力…?……マジで言ってる?」
『本当だ。今回君達人間を襲撃した怪獣も、その悪しき力の尖兵だ。』
「マジか……それが本当だとして、俺にどうして欲しい?」
『コレを。』
その言葉と共に、サジットは俺に向けて光を放つ。
その光はだんだん治まっていき
「…なにこれ」
手で掴めるサイズの謎の物体に変化する。
『それはサジットフラッシュ。そのスイッチを押して高く掲げ、私の名を叫ぶことで君は私になれる。』
「私になれるって…つまり、今日みたいに巨大化して戦えるってことか?」
『その通りだ。』
「…なんでコレを俺に?」
一番の疑問
何故俺なのか。
何故よりによって陰キャ且つ運動神経カスの俺を選んでしまったのか。
『私は、全人類と融合できる訳では無い。私に適合し、共に戦うことが出来るのは君だけだったんだ。』
「アンタも災難だな、俺と適合するとか。」
『そんなことは無い。』
「…妙に自信ありげだが。何か根拠でもあんのかよ?」
『根拠では無いが…私は確信している。君と共に戦えば、この危機から地球を救えると。』
「さいですか…。」
さてどうしたものか。
ぶっちゃけ逃げられるなら逃げたい。
あんなデカブツ、しかも対怪隊の攻撃が全然効いてないような相手と、サイズが同じになる上戦闘力も上がるとはいえ真っ向切って戦いたくは無い。
しかし
「まあつまり、俺にしか出来ないってことなんだな?」
『ああ。君にしかできないことだ。』
「……分かった。俺やるよ。」
あんな怪獣を放っておけば、今回よりもデッカイ被害が発生するかもしれない。
何より、俺の大事な日常が崩れる。
『ありがとう。これからよろしく頼む、鋭慈。』
「おう。よろしくな、サジット。」
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「…そうか。」
夢の内容とはいえ、何故忘れていた。
重要なことでもすぐ忘れるのは、俺の悪い癖だ。
フラフラと外に出て、ギライガスを見つめる。
「どの道、やるしかないか。」
何故かポケットに入っていたサジットフラッシュを取り出し、スイッチを押下。
高く掲げ、叫ぶ。
その光の巨人の名を。
サジットォォォォォォォォォッ!!!!!!
サジットフラッシュが可動し、辺りは凄まじい光に覆われる。
光の中で体は異質に変化し
目線は周囲の建物よりも遥かに高くなる。
『シェアァァッ…!!』
今の俺は正に、あの時の光の巨人だった。
〔おお…ホントに変身しちゃった…〕
〔行くぞ、鋭慈!〕
〔おうよ!!〕
サジットの言葉に応え、走り出す。
やはりこの巨体、怪獣と同じく走るだけで地響きと土煙があがる。
〔よっこいッ…しょおォッ!!〕
『シェアァッ!!』
開幕ドロップキック、ギライガスのボディにクリーンヒット。
『ギャアアアッ!?』
盛大に吹っ飛び、地響きを鳴らす。
〔おおー、いいねぇ!他にもっと技無いの?〕
〔あるにはあるが…。奴は飛び散った破片から再生する。斬撃技等もあまり使わない方がいいだろう。〕
〔なるほど…ひとまず肉弾戦でダメージを与えていくか。〕
『シャアァァッ!!』
『ギャアァッ!!』
連続のパンチ。
なんというか、さほどひるんでいる様子は無い。
あれかな、喧嘩慣れしてない奴特有のべしべしパンチになってるのだろうか。
〔そんならァッ!!〕
『シェアァッ!!』
『ギョアァッ!?』
軽くジャンプしての脳天叩き付け
これは割と効いてるっぽい。
〔この隙にッ!〕
ギライガスの巨体を引っ掴む。
が
〔ッ!? ゥアッツ!!〕
ギライガスの身体が発光すると共に、その肉体からは凄まじい熱が放出される。
〔ッ…!! 来るぞ!鋭慈!〕
〔まさかこないだのアレか!?〕
『ギャアアアアアァッ!!!!』
『シャアァァッ!?』
予想通りの口からの砲撃
熱がってたせいで思っきし食らってしまった。
〔ッつー…〕
倒れ込む巨人、その胸につけられた発光体の光が青から赤に変わり、点滅を始める。
〔ッ…!? 何だこれ…気持ち悪…〕
〔そろそろ時間か…早く決めなければまずいぞ!〕
〔時間ってなんだよッ…!!〕
どうにか立ち上がり、戦闘態勢に戻る。
しかしどうしたものか。
あの砲撃が連発できるかは分からないが、ひとまず最悪の場合連発できるとして。
下手に肉弾線を仕掛ければ先程の高熱砲撃コンボを決められる可能性アリだ。
思い出せ
先日の戦いで、サジットはどうやって奴に勝利した?
〔…そうだ。サジット、あの光線使うぞ!〕
〔了解した。エネルギーを回す!〕
その言葉と共に、ぼんやりとした光が腕に集まり出す。
その光は徐々に強さを増し、巨人達の陰に隠れた家屋を照らす。
それに呼応するように、ギライガスの熱量も増していく。
〔もう行けるか!?〕
〔ああ。行くぞ!!〕
腕で十字を組み、ギライガスに狙いを定める。
『シェアァァァッ!!!』
『ギャアァァァッ!!!』
放たれる極光と砲撃。
月よりも明るく輝くその光はギライガスの砲撃を消し飛ばし、本体に着弾。
『ギャアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!』
凄まじい断末魔と共に、ギライガスの身体を光に変えた。
〔…終わった…のか?〕
〔ああ。私達の勝利だ。〕
〔…そっか。〕
そのサジットの言葉と共に、光は霧散していく。
みるみるうちに先程まであった巨大は消え去り、そこには暗く静まり返った元の街がある。
「…ねむ。」
さっさと帰って寝よ…。
「まさかあの怪獣を完全に消し飛ばすとは…。やはりサジット、あなたは―――」
「とても素晴らしいッ…!!」
つづく
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《ウルトラマンサジット 怪獣ファイル》
どーもどーも、鋭慈です。
さてさて、ゆるゆると解説していくよい。
今回紹介するのは、先程登場した爆裂怪獣ギライガス。
身長65m、体重9万t。
本編でも軽く紹介した通り、自身の体温を自在に変化させる能力、細胞の一つ一つからでも元のサイズに戻れる超強力な再生能力、そして体内に充満したガスを発火させ、その勢いに乗せて口から岩石を放つ『ギラブラスト』が得意技だ。
攻撃で飛び散った破片からでも復活、増殖する厄介な怪獣だぞ。
まあぶっちゃけギライガスに関しては本編で大方言っちゃったし、さほど言うことないね。
それでは今回はこの辺で。また次回〜
お疲れ様でした
私が書く小説、なんか登場人物が少ないというか…
そのせいですかね、なんか全体的に微妙に感じるの