柴関ラーメンを食べられれば、それでよかったのに 作:鯛焼きの餡
車の反対側に回りこっそり抜け出そうとしたけど、勘づかれたのか元々分っていたのか、私に銃を向けてきたのだ!!
「・・・・」
『なんのつもり?』
「・・・・」
『だんまりってこと?撮影してんの分ってるから。それ以上変な動きをしたら・・・』
こえー!!!このお姉さん怖いよーー!><
「何のことですか?私も脱出したかったんですよ?」
『見留目アリナ』
「・・・」
Oh...私の名前じゃん...どうすんのこれ?平穏に済まさせてくれませんかねー...オネガイシマス!
「いやー私の名前を知ってるんですね。ありがとうございます」
『あなたの経歴はしっている。これ以上墓穴を掘りたくなかったら、下手なこと喋らない方が身のため』
ガチャッ!
怖!リロードしとるし!さっさと白状しよ。うん。
「貴方たち一体何者なんですか」
『私たちは便利屋68。聞いたことあるんじゃない?』
「ええそうですね。噂は兼々聞いております。なんでもお金さえ払えば何でもする恐ろしい組織だと。社訓は確か一日一善のs」
ダン!
撃ってきよった!ジョークです!ジョーク!!
「いえ!一日一悪ですねはい」
『冗談が言える辺り余裕そうだね。今何をしてるの?と言うより、誰の依頼で何をしているの?』
「撮影です」
『撮影?』
「クロノスの子の多分..期末レポートかな?ブラックマーケットについて調査の報告を出したいんだとさ、知らんけど」
『知らんけどって...』
「それで、ミレニアムの深い闇でも撮影して、軽くトラウマにしてやろうと思った矢先こうなっちゃったって訳です。ハイ。おかげで大脱出の映画が撮れました。ありがとうございます」
『そ、ならいい』
お?許してもらえた?
『最後まで撮るつもり?』
「うん一応そのつもr..撮らせていただいてもよろしいでしょうか!」
『はぁ、別に、好きにして』
「ありがとうございます!」
『私たちはこの子達の救出の依頼を多額で受けたの、邪魔しないならそれでいい』
「ハイ!」
お互いに依頼が達成出来そうで何よりデス
『だけど、あとでその映像私たちにも頂戴』
「あ、ハイ...なら!私からも1つあります!」
『何?』
「私が居たことを誰にも言わないでください。そして、忘れてください。これは、私が貴方たちの評価を上げて、貴方たちは私の信頼を下げないためです!」
『私たちの評価...あんたの信頼...なるほど。いいよ、その交渉、乗ってあげる』
「ありがとうございます」
交渉が成立したので、撮影のため社長達がいる正門へ向かうことに~乗客を乗せたバスは出て行った。
『お待たせ社長。ちょっとあの子達を言い聞かせるのに時間かかった』
『やっときたわね!課長!これで全員そろったわ!反撃の時間よ!』
怖い子ちゃんが戻って来るまでよく持ちこたえてたなと思った。よく見れば扉の開閉キーに一人配置されていたので、重厚な扉を巧みに使った戦術だったのだろう。
私はどこにいるのかって?そりゃ勿論段ボールの中ですよ!安全安心!あいあむ置物!
『『(このダンボールなんだろう?)』』
ちょっと、モブちゃん達こっち見るなって!目の前の戦いに集中して!!
『聞きなさい!今から全員でアイツらを蹴散らすわ!怯ませた後、撤退するわよ!』
『突撃の合図は今から投げる煙幕が破裂したらスタートだよ♪』
『別に○ぬつもりで戦わなくて良いから、あくまで撤退のために一泡吹かせるだけ。無理は禁物。いい?』
『『『『『『ハイ!!!』』』』』』
「(この作戦が始まる前のドキドキ感いいね!気合いが入るね!)」
『『『(段ボールからちょっと聞こえる声なんだろう?)』』
重厚な壁からかすかに声が漏れてくる。
<大人しく投降しろ!
<この施設に逃げ場なんて無いぞ!
『分らせてやるわ!さぁ!扉を開けなさい!』
『ハイ!』
<ポチッ!
<ガゴン!ウィーン...
社長と呼ばれている子は、扉の真ん中に立つ。開くドアの向こうには、武装した兵・パワーローダー・ミニ戦車などが待ち構えていた。眩いスポットライト達と共にその照準がこちらへ照らされ
『ほう?あなたがこの騒動の張本人ですか?』
『ええ、そうよ。』
『依頼で?』
『勿論』
『金でか?』
『それ以外何があるの?』
『・・・では、私からも依頼を出そうではないか!内容はこうだ!<オマエたちが逃がしたモルモットをもう一度捕まえてこい>だ!金ならいくらでも出そう。どうだ?良い条件だろう?』
『あら?コキツカイ会社の理事ではありませんか。そちらの悪い噂は知っているわよ?』
『このッ..『よせ、こいつらは結局何言っても曲げやしねぇさ。なら後はシバくしかねぇだろうよ!ナァ?!便利屋ァ!!!何がアウトローだ!!!!正義ごっこじゃねかァ!!!!!』
『・・・・』
『さっさとやっちまおうぜ!!』
『総員構えェ!!』
『撃て!!!』
<ズダダダダダダ!!!
『煙幕!』『はい!!!』
<ドカーン!モワモワモワモワ!
『対象が見えません!』『構うな!ひたすら撃て!』
『みんな!反撃よ!』
<ズダダダダダダ!!!
便利屋68の社長が、片手にSRを持って渾身の一撃を放った。その弾丸は真っ直ぐ突き進み煙幕を貫き
『ぐあっ!!』
<お頭?!
眉間に命中した。
『みんな!今よ!暴れてきなさい!!』
『『『『『ハイ!!!』』』』』
<ひ、怯むな!迎え撃て!!
『『『『『『『『『『イエッサー!!!!!』』』』』』』』』』
激しい銃撃戦の開幕である。
便利屋68!なにこの集団!!超カッコイイんですけど!!!あの社長めっちゃ気高くない?!あーダメダメ、私ファンになっちゃいそ~一日一悪とか全然想像つかないんだけど、え?英雄すぎんか?ヒーローか何かか?・・・痺れるわぁ...So cool!
一旦落ち着こう、冷静になる必要がある。・・・・・・ヨシ、では改めて戦況を見ておこう。やはり、実質無限の兵力に私たちが届かないのが事実で、もう1スパイスを加えないと相手は怯まない。こちらは社長の鼓舞、あちらはお頭の意地。どちらも激昂状態だ。確実に撤退するには相手の戦力を削ぐ必要があるね。
では、どうするか?簡単なことだ。相手の大型兵器をぶっ潰せばいい!と言うわけで、パワーローダーを破壊しよう!・・・お前段ボールの中だろって?まぁまぁまぁ、今から手助けしますから。あの便利屋にあんなこと言わせといて、何もしないっていうのは如何なものかと思うからね。私を痺れさせてくれたお礼に一仕事してあげましょう!
私はオンボロの銃を手に取る。便利屋の社長は覚悟を見せてくれた。裏の世界で生きる住民としてはとても気高く・美しく思う。
じぁ私は?私の覚悟は何なの?
「私にもあるさ、覚悟」
<うおおおおおおおおお!
<だあああああああああ!
「社長のような気高さは多分無いけど」
<ローダーが来るわ!逃げて!
<ぎゃあああああああああ!
<オラオラオラ!
「信念はある」
<○んでください!○んでください!○んでください!!
<ゑ?ぬあああああ!
「私もちょっとはその気高さに」
<アル!危ない!!
<なッ!!
「手を伸ばしてみたくなった!!!!!」
<?!
<?!
<ズガガガガアアアン!
次は私が渾身の一撃をお見舞したったぜ!どうよ!
アリナが放った一撃。一般の銃とは思えない程の威力を持ち、パワーローダーの体に大きな穴を開けた。しかも、それだけにとどまらず、後ろに居た戦車をも貫通して反対側の壁に穴が空く。
<な?!
<なんだあの威力?!
<・・・・
不意打ちをキめて相手は怯み、こちらに分ができた。
すかさず
『社長!撤収しよう!もう十分だから』
『え、ええ。そうね...コホン。皆!もういいわ!引き上げるわよ!!』
『『『ハイ!!!』』』
『待て!まd
『さっきのアレ、もう一度くらいたいのぉ?危ないからやめておいた方が良いと思うけどな~』
『クッ・・・』
その後、私たちは無事にバスに合流し脱出することができたとさ!!保護した子達は、連邦特別支援学校に送られました。
オメデトウ!
<連邦特別支援学校:裏駐輪場>
ヨシ!めっちゃいいの撮れたし帰ろっかn
『アリナ、録画データくれない?』
「・・・」
スッ
「わかったから銃向けるの止めてくれない?」
『・・・』
「ゆ、USBかしてよ!」
『・・・』
「ハイ!返しました!これで終わりね!」
うっわ!やっぱこの女、顔も怖っわ!なんでよ!協力してあげたじゃん!
『・・・ねぇ、アリナ』
うひゃ~!次何言われるかたまったもんじゃない~!さっさと帰りますぅ!便利屋とはさらばですぅ!
「あ!私!約束の時間すぐたったなー!早く行かないとナー!あー私先に行くねー!またねー!」
『あっ、ちょっt
コワイ子ちゃんを振り払い、ミレニアムの正門前へ。
<ミレニアムサイエンススクール:正門前>
「ざっとこんな感じだけど、どう?」
『!!!!!!』
「今日はとてもラッキーな日よ。まぁ何が起きるか分らないのがキヴォトスなんだけどさ。映画でも作れそうじゃない?」
『ありがとうございます!感謝します!!さすがアリナさんです!!!』
「あと、1つ条件増やしていい?」
『いいですよ?何ですか?』
「私の存在をなるべく隠してくれない?」
『何を今更感がありますがいいですよ』
「ありがと~」
そして、最後のお給料た~いむ!
『はい。こちらが今回の依頼料になります。ありがとうございました!』
「それじゃね。学業頑張りなさい~」
『はい!お疲れ様でした!』
お給料ゲッチー!深夜2時頃だけどご飯食べに行きましょー!
このあと、彼女は夜ご飯を○ぎながら啜り、お会計の時に封筒を見たら多額のお金が入っていたので驚くのだが。それはまた、別の話で。
別の話にすなー!