柴関ラーメンを食べられれば、それでよかったのに 作:鯛焼きの餡
小説は「見る」のではなく「読む」ものだしね...
勉強になります。
知り合ったトリニティの子と一緒に護衛業務することになったのだった!この子はハネノと言い、元々いいとこのお嬢様だったけど、わる~い大人に騙されて全てを失ったらしい。だけど、復学を志している立派な子である!
『ではこれから業務を開始します。』
「ハイよろしくぅ!」
『ええ、じゃぁこれ、イヤホンして』
「通話するのね?私が荷台へ行けばいいの?」
『はい、お願いできますか?』
「まかせんしゃい」
デカい銃を抱え荷台に飛び移り、片耳イヤホンをしてハネノと通話する。
「もしもーし」
『大丈夫です。聞こえてますよー。では、護衛対象の車に近接します。付近を走るので、不審な車を撃ち抜いてください。』
「あいよー」
まだ、トリニティ内だからか、そういうのは確認できない。D.U.に入ったら激しくなるのだろうか?さすがにヴァルキューレのお膝元だからそんな悪い輩はいないと思うが...やっぱ、ゲヘナくらいかなー
「不審な車なしー良好―」
『OK』
「あ、そうだ。何時に向こう着くかわかる―?」
『0時だそうです。』
「ええええええええええええ!!!」
『耳が痛い...』
えぇ、遅すぎるってー、帰ってると晩ご飯食べてる暇ないじゃんかー.....そんな私のどうでもいい事情は置いといて、せっかく輝かしい覚悟を決めたのになんでこんなバイトをしてるんだろう?
「そういえばさー、ハネちゃんはトリニティなんでしょ?そんなお嬢様がさぁ、
『・・・ハネちゃん?・・・』
「もっと良いバイト無かったのー?」
『こんなバイトをするのは今日だけですよ。明日になったら、トリニティ総合学園に行って復学手続きします。今すぐの手持ちが欲しかっただけなので』
やっぱ生きるためにはお金が必要だよねー。
「そうかいそうかい、目途が立ってるなら良かった」
『なんで上から目線...』
こんな雑談をしているうちに、車はトリニティ東ICを通過しようとしていた。
『あー、これから護衛対象車と一緒に、高速道路に乗ります。速度に注意して振り落とされないようにしてくださいね』
「落とされない何かないのー?」
『足下にベルトやら、チェーンやらがありますので適当に固定してください』
「うーん雑..まぁいっか!」
高速道路に乗るとスピードが増して飛ばされそうだが、ベルトで足をしっかり固定したので落とされる心配は問題無い。
外の気持ちよさにボーッとしてしまい、ハッと我に返る。それでもまだ怪しい車は見当たらない。
「今何時―?」
『10時頃ですね』
「怪しい車なしー」
『了解』
『このまま何もなかったら、D.U.区間は難なく突破できますねー。問題は...』
「まぁ、あっけなかったけど問題はゲヘナ地区に入ってからでしょ?大丈夫だって、全部打ち抜いてあげるからさ!」
『頼もしいです』
通り過ぎる夜景を眺めたり、JCTの急カーブに危機一髪味を感じたりしていると・・・
『そろそろ、ゲヘナ地区へ入ります。今一度、準備の方をお願いします』
[了解!」
さっ!やっと、この銃の素晴らしさ!体験できるかなー!
しばらくすると、
『逆走車が通過しました!!アリナ!Uターンしてくる?』
「もちろんしてるねぇ!だけど、打ち抜かせて貰うよ!」
エグいドリフトを決めた後ぴったり後ろに着いてきた。荷台から顔を出して逆走車に銃を構えると、その車に乗っていた二人組は驚きの顔をしていた。
「アディオス☆」
<シュルシュルシュル・・・ガチャァン!
タイヤを打ち抜き破裂したため突然の制御ができず。壁に激突した。
「クリア」
『アリナ、正面から先ほどの車が多数来てるって、護衛対象車より前に出るね』
「りょーかーい」
さぁ!逆走車ちゃん達―打ち抜いてあげるわー!!
護衛対象車より前に出ると、逆走車達のフロントライトで視界が眩しかった。銃を構え、打ち抜く場所を的確に当てる。
「まぶっ..」
『アリナ!いっぱい来てる!』
「はいはーい」
ヘッドライトがちょー眩しいが気にしないー
1発!2発!3発!
<ドカーン!
<ガチャーン!
<キュルキュルキュル...
『アリナ!後ろにも付けられたそうです!』
「はいはいはい~♪」
「あそーれ」
さっき買った手榴弾のピンを抜いて護送車の後ろに投げる。
<ドカーン!
『・・・クリア、そんなのいつの間に..』
「備えあれば憂いなしってね!!」
そんなこんなで、
『もうすぐ高速道路を降りるわ。この後も、襲ってくると思うから気を抜かないでね』
「おう!」
ゲヘナに着いてからは、やはり激しかった。
『アリナ!対象いっぱい!』
「りょ!」
1発!2発!3発!4発!5発!
『クリア..また来ます!』
「おう!」
1、2、3,4,5,6,7発!
ゲヘナにて激しい激戦を繰り広げた。何が大変だったかというと、道が塞がれる前に打ち抜かなければならなかったことかな、ルート変更めちゃしてたし、右左行きまくって何処向かってるか分からなくなりそうだったね~
『クリア!』
「もう大丈夫かな?」
『うん、あと15分ぐらいで目的地に着くね』
「は゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛なんか疲れた~」
『まだ業務終わってないですよ』
「15分くらい何もなくたって良いじゃんー」
疲れたと思った矢先、何やらやかましい音が空から近づいてきた。
<バババババババ!
『ヘリが来てます!アリナ!ヘリ!ヘリ!』
「わーってるって!」
<おい!大人しくその車を渡せ!そうすれば被害は最小限に済ませといてやる!周りは包囲されているぞ!だから大人しk
<ゑ?
「まったく、長い台詞は嫌われるぜ☆やるなら先手必勝さ!」
<ぎゃああああああああ!!!
「So Cool...!」
『うわぁ..』
そんなこんなで無事にゲヘナの「暗黒物流ゲヘナセンター」へ物品を届けることに成功したのだった!!
駐車場に車を止めて荷物の無事と納品を済ませると、護衛対象車の運転手のロボが降りて、こちらに近づいてきた。
『護衛の方ありがとうございました。道中ヒヤヒヤしましたが、傷1つ無く無事に届けることが出来ました。こちら報酬になります。どうぞ受け取ってください。』
お金の入った封筒が配られた!
イィヨォシ!収入だぜぇ!これでまた生活出来るぅ!
「おっしゃー!お金ゲットー!!」
『はい、無事で何よりでした。ありがとうございました』
ん、待てよ?...どうやって帰る?...ここゲヘナでしょ?終電もう過ぎたぞ?私は野宿に
私が、不安に思ったつかの間
『それと、こんな夜遅くまで護衛をして貰ったので追加報酬として宿の方、取っておりますので、どうぞそちらへお向かいください。場所の方は、そろそろメールで届きますので読んでいただけると。』
「ふぅーん、待遇、めちゃくちゃ良いじゃん。他と違って何か相当訳ありな感じ?」
『ちょっと、アリナ』
だって、超気になったんだもん。余所では終わったら即解散だし、保証されるのは業務中までなのがほとんどだからさ..
『ええ、その通りでございます。実は、今回依頼した荷物の護衛は24金のゴールデンマグロです』
「『・・・・・・・・』」
絶句。24金?マジ?盗めばよかったな...チクショウ
『なぜ、あなた方が今回選ばれたのかというと、ハネノさん』
『はい?』
『貴方は、今朝、アビドスのブラックカイザーファクトリーで、大規模なストライキという名のテロを起こしましたね?そして、脱走したと』
『はい...』
『その力を信頼して、依頼しました。次にアリナさん』
「...」
『実はあなたもその現場にいましたね。何でも1番に脱出したのだとか、カイザーの警備は厳重にして頑丈、ましてや、半人前のスケバン達を束ねてよくあそこまで派手に出来たものです。その情報を1番に入手したので、今回依頼しました。』
はぁ、どこまでいっても悪い大人は結局利用することしか考えない悪い大人だ。聞くだけ耳が腐っちゃうね、早く去ろう。
「・・・・ハネノ行こ。今日疲れたっしょ?長話よりも早く宿に行ってゆっくりしよっかーーー」
『え?アリナ?アリナ!置いてかないでーーー』
嫌気がさし、早歩きで離れるアリナとハネノの背を見て、ブラックマーケット幹部のロボはつぶやく
『これからもご期待しております。アリナ様。ハネノ様。』
「ゲヘナにも、なかなか良いとこあるじゃん!」
『そうだね。景色案外きれいかも』
業務を終えた私とハネノは、ゲヘナ中央のビジネスホテルで宿泊させて貰っている。正直、私は野宿を想定してたけど、良いとこ泊まれて大変うれしいですハイ。ガンラックに銃を掛けてバック置いて、ベッドに倒れてリラックス~
「まぁ、ビジホだけどね!」
『宿泊代が出るだけありがたいと思いましょ。にしても夜遅いのに多少明るい..』
「やっぱゲヘナは元気やねぇ。D.U.ほどでは無いと思うけど」
『それはそうね』
言われて気づく、今何時?深夜1時...おそっ!!
「ハネノ眠くない?」
『すごい眠い…。さっさとお風呂入りましょ?』
「私シャワーでいいよ。あ!先入る?」
『アリナが先に入りなよ、すぐ上がるんでしょ?』
「お!ではお言葉に甘えて、先浴びてくるねー」
『いってらーです!』
シャワーを浴びながらこれからを考える。明日のこと、どのバイトをやるか、お金のやりくりのこと、
「はーっ、この瞬間は気持ちいね、精神的に落ち着くわー...明日も生きなきゃね!アイツらのために、どんな道を歩もうと最後の最後まで生き抜くよ!見ててね!」
バスルームラックに掛けた4枚の
そんなこんなで、シャワーを浴び終え体を拭き、部屋に用意された浴衣に着替えて洗濯の準備へ
「ハネノ、服、一緒に洗濯してもいい?」
『いいよ~それじゃぁ私の番ね~』
「・・・相当眠たそう」
『さっさと寝たいの。いってくるわね』
「はいはーい」
ホテルに併設されているランドリーへ向かい衣類全て洗濯へ、ここですごいのがなんと最新のミレニアム製品らしく、入れるだけで全て選別し最適の洗い方をしてくれるのだとか。そして、スピードも従来の2倍の早さで終わるらしい。
「はやっ...」
洗濯物を抱えて、部屋に戻るとハネノはすでに上がっていて、ぐっすり就寝中。洗濯物を干して私もさっさと寝ることにー
「・・おやすみ~」
「クックックッ・・・ゲヘナのラーメンうまうまですね。彼らも今度招待しましょう」