柴関ラーメンを食べられれば、それでよかったのに 作:鯛焼きの餡
あと、地の文と台詞の割合も不安...
特殊タグもはやいらない説?
短めです。
「ふぃーさっぱりー」
シャワーを浴びて、冷蔵庫から冷えた水をゴクゴク
「ッはーーー!うめーーー!!」
暖かくなった体を冷水が体の芯から冷やしてくれて、冷たい波が指の先端まで行き渡る感覚がした。アビドスにて「生きているんだな」と実感する瞬間である。
「1時間寝よ。スマホとか充電したいし。アラームセットしてーオヤスミ!」
・・・1時間後
「むあーーーー。バイト行くかーーーーー」
荷物をまとめてスポドリを水筒に補充し、昨日買ったエナドリをさっと飲み家から出発する。
そんなこんなで、D.U.ハコビスギ運送会社に到着し建物内へ
『ようこそいらっしゃいました。本日は何かご用で?』
「はい、求人の依頼で来ました」
『そうでしたか、こちらの窓口へおねがいします。』
「わかりました」
右側の窓口へ案内され、いつもの説明を受ける。
『美留目アリナさんでよろしかったですか?』
「はい」
『確認ですが免許証を見せていただいてもよろしいですか?』
「どうぞ」
『ありがとうございます』
「どのような事をすればいいのですか?」
『業務説明に入りますね。本日輸送して欲しいのは危険な物質です。火薬はもちろん、様々な化学物質をミレニアムサイエンススクールへ複数回届けて欲しいのです。』
あら?まともな仕事じゃん?どうして私に?
「普通のお仕事ですね?バイトなんかにやらせていいんですか?」
『・・・運ぶモノがモノなので誰もやりたがらないんですよ。事故を起こしてもただの事故では済まされませんし、損失も膨大です。命と責任がとても重いんですよね...』
・・・・は?私の命、軽いって言うの?
「・・・・」
『もちろんアリナさんの身も大事ですよ?ですので、報酬は上乗せしておきますので何卒よろしくお願いします。』
「わかりました。ではさっそく移動させればいいですか?」
『はい!あちらにある、No.49-89のトラックです。荷物は詰め込まれているので、運んでください。向こうで荷物を下ろしたらまたこちらに戻り、荷物を積みますので再び運んでください。』
「了解。行ってきます」
これ、電気自動車だわ。すげ
カーナビに従い、ミレニアムサイエンススクールへー...え?大型免許持ってたのかって?おいおい、ここキヴォトスだぜ?大型+特殊免許ぐらい持ってるっしょ?そんなこと言ってたら戦車動かせないぜ?
D.U.の道を順調に進みミレニアム自治区の都心部へ。道路の白線にガイドライトが付いていたり、標識が全て電光掲示板だったり、赤信号で止まってると地面に埋め込んだ巨大コイルの電磁波で車の充電が勝手に溜まったり、あちこちでビルの建設をしていたり、色々栄えまくってて相変わらず技術ってすげーなと感じさせる。
そうしている内にミレニアムサイエンススクールに着く。交通整備してるミレニアム生に案内され資材倉庫の駐車場へ。
少しすると、倉庫のシャッターが空き中から生徒出てきたがこちらへ向かってくる。
『お疲れ様です。まだ荷物ありますか?』
「あと数回来るよ~」
『は~い』
同じように、行ったり~来たり~
暇やね。うん。
「これで、終わりです」
『ありがとうございます!先輩、これで大丈夫ですか?』
『はい、全て確認出来ました。ありがとうございます』
耳に大きなユニットを付けた白髪ロングの生徒と目が合った。何か見透かされそうな感覚でヒヤッとしたのでさっさと帰ろう。
「・・・それじゃ、お疲れ様でした」
『はい、お疲れ様でした♪』
トラックを返すためにミレニアムからハコビスギ運送会社へ
道中、何事もなく本当に私向けの仕事だったのだろうか?楽だったし、危険も何も公道ばかり走っていたから誰かに狙われることなく、渋滞面倒くさい程度だった。謎~
楽だったしいいか!
道中に寄ったミレニアムのコンビニに《水を入れるだけ!完食簡単!インスタントラーメン》という、袋タイプの珍しい切り口のある珍しい(2回目)ラーメンを買って帰る。
『お疲れ様でした。道中トラブルが起きなくてよかったです。こちらは報酬になります。あと、全て運ぶことが出来たので追加分も送りますね』
「ありがとうございます」
封筒をもらう
『追加報酬の分は口座の方に振り込んでおきます。ご確認ください』
「わかりました」
今日もノルマ達成だね~日も暮れてきたし帰るか~
こうして、帰路を歩く。
家に帰り買ったインスタントラーメンをむしゃむしゃ
「・・・あんまおいしくない」
そりゃそうか、すぐ食べられることに全力を注いだ商品だから、深みとか味わいが感じられず、平ぺったい感じなんだね。10点。
家に着き、特にすることがないので寝る。だが、やることは実はあってそれは教科書・ノートを準備すること。
バイトをしてお金を稼ぎ、ラーメンを食べる。この毎日が私、美留目アリナにとっての平日だ。
では休日は何をしているのかって?お勉強だよ、学生だもん
学校には行かないよ。だって私には特別講師がいるからね。
明日は週末、秘匿された場所へ行き勉強や課外活動をするのだ。
「ふぁぁ~明日は難しい話聞かなきゃな~でもそういう
薄暗い部屋で、人とは言いがたい歪な大人4名が会議をしていた。
『では次の議題だ。明日・明後日はアイツの授業をやらねばならん』
『ええ、そうですね』
『そういうこった!』
『そうみたいね』
『誰がやる?』
『私はパスよ。あんな子興味ないの。しかも、前回やったわ』
『私が課した宿題の提出は来週ですので今回は譲りましょう(そういうk』
『ふむ、では私がやりましょう』
『・・・わかった。では課外活動のほうは私が』
『黒服、これはそなたが始めたことだが、何故我々も参加せねばならんのだ?』
『彼女の神秘はとても珍しいです。我々の協力に賛成してくれた生徒なので、ぜひ研究資料として有効活用できればと思いまして』
『いや、アレは恐怖の部類だろう』
『子供の世話は面倒ねぇ...』
『まぁまぁまぁ、せっかく黒服が用意してくれた資料です。彼女が何を学び、どんな記号を示してくれるのか、観察しましょう』
『再確認ですが彼女は学校に行っておりません。ですので、私たちの教育がそのまま彼女の思考力・判断力・表現力に直結すると思われます。自分好みに染め上げることも・・・クックック』
『勿論そのつもりよ、彼女は兵器として私たちに貢献してくれるでしょう』
『・・・・』
『・・・・』
『・・・・ええ、それでも構いません』
『我々の教育...彼女に難しいと判断されたら即、念仏の様に聞こえるだろうが、続ける価値はありそうだ』
『そうですね。
『貴方たち、変に気取るから毎回念仏なんじゃないの?』
『『・・・・』』
『・・・・議論が盛んなようでなによりです。ではマエストロ、お願いしますね』
『...あぁ任せよ』
『黒服、毎回気になるのだが、アレは誘拐したのか?』
『いいえ、彼女自身から来ました』
『アビドスの生徒は皆そうなのか...』
『それも違います。彼女は”例外”です』
『ほう』
『お小遣いを多めにあげると懐きますよ』
『...そうか』