寝台特急「北斗星」小樽・旭川連続殺人事件   作:新庄雄太郎

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いよいよ、最終章。

達仁と善子と花丸は旭川へ


第7章 解けた謎

「えっ、謎が解けた。」

 

「ああ、犯人は事件当日に旭川へ行っていたんだよ。」

 

「それは、本当ずら。」

 

「ああ、つまり事件当日は寝台特急に乗って旭川へ向かったんだよ。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

早速、時刻表で調べて見た。

 

16時50分 上野発 寝台特急「北斗星1号」に乗車

 

8時53分 札幌着 下車

 

9時00分 札幌発 特急「スーパーホワイトアロー3号」に乗車

 

10時20分 旭川着 下車

 

二葉を殺害

 

14時30分 旭川発 特急「ライラック18号」に乗車

 

16時00分 札幌着 下車

 

16時20分 札幌発 快速「エアポート155号」に乗車

 

16時41分 小樽着 下車

 

大浜を殺害

 

8時20分 小樽発 快速「マリンライナー」に乗車

 

8時56分 札幌着 下車

 

9時46分 札幌発 特急「北斗8号」に乗車

 

13時25分 函館着 下車

 

二宮を殺害

 

15時32分 函館発 特急「はつかり26号」に乗車

 

19時46分 盛岡着 下車

 

20時04分 盛岡発 東北新幹線「やまびこ58号」に乗車

 

23時32分 下車

 

「そうか、犯人はこれを利用したのか。」

 

「ええ。」

 

「これで、犯人が利用した列車トリックが解けたわ。」

 

と、善子は言った。

 

「橘警部の話だと、犯人の年齢は30代位の男性と考えられるの。」

 

「つまり、函館で起きた殺人は深夜の2時頃だ。」

 

「なるほど。」

 

「それで、犯人は分ったの?。」

 

と、花丸は達仁に言った。

 

「ああ、恐らく犯人はあの人だ。」

 

「誰なの、犯人は。」

 

「ああ、恐らく犯人はあの人だ。」

 

「ああ、もしかしてあの男か。」

 

「そうよ。」

 

「わかったよ、犯人は中村和弘だ。」

 

「今回の連続殺人は、中村の犯行だ。」

 

「なるほど、最初から旭川へ行って小樽と函館へ向かっていたのね。」

 

と、善子は達仁と花丸に言った。

 

「最初から、寝台特急「北斗星」に乗っていたんだよ。」

 

「そうか、私達が乗った寝台特急「北斗星1号」に乗っていたって事ね。」

 

「そうだよ。」

 

「ちっとも、気が付かなかったずら。」

 

そして、次の日。

 

達仁と善子と花丸は、中村に会いに行った。

 

だが、中村はすでに消えていた、何処かへ行ったのか。

 

「えっ、旭川へ向かった。」

 

「うん、今日の夕方の寝台に乗って旭川へ行くと言ってね。」

 

「よし、俺たちも行こうか。」

 

「えっ、どこへ行くずら。」

 

「旭川だよ。」

 

と、言って達仁と善子と花丸は上野駅へ向かい、16時50分発の寝台特急「北斗星1号」に乗って札幌へ向かった、札幌へ到着したのは8時53分である。

 

「今乗るなら、特急「スーパーホワイトアロー3号」に乗れば10時には旭川に着くな。」

 

「やはり、この列車に乗って旭川へ行くんだな。」

 

「あっ、来たずら。」

 

そして、達仁と善子と花丸は9時00分発の特急「スーパーホワイトアロー3号」に乗って旭川へ向かった。

 

「今回の殺人の犯人が中村だってどうしてわかったずらか。」

 

「ああ、調べて見ると恐らく金銭トラブルによる犯行だよ。」

 

「なるほど。」

 

10時20分、達仁と善子と花丸が乗った特急「スーパーホワイトアロー3号」は定刻通りに旭川に到着した。

 

「やはり、旭川へ逃げ込んでいたのね。」

 

中村は、その女に会いに来ていたのだ。

 

「よう、待っていたな。」

 

「何で、ここが分かったの。」

 

「お前を追いかけてきたんだよ。」

 

「や、やめてよ。」

 

と、そこへ達仁と善子達がやって来た。

 

「そこまでだ!、中村。」

 

「な、何なんだてめぇ。」

 

「連続殺人の犯人はやはり、貴方だったんですね。」

 

「フン、その通りさ。」

 

「もう、警察が来るから逃げられないずらよ。」

 

「てめぇー、どうしてわかった。」

 

と、中村はナイフを取り出して花丸を襲ったが、善子が中村に圧しかかった。

 

「この世に、あなたは未来はないね、あなたは地獄へ帆送ってやるわ。」

 

「ひ、ひぇー、助けてくれー。」

 

と、善子は中村に言った。

 

暫くして、橘警部がやって来た。

 

「中村和弘、殺人容疑で逮捕する。」

 

「くっ、くそーっ。」

 

と、犬養刑事と小樽署の的場刑事と船村警部補は中村に手錠をかけた。

 

「さすがだな、君たちは。」

 

「ええ。」

 

こうして、黄金週間の北海道旅行で起きた連続殺人事件は解決した。

 

 




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