霊夢は野風縁奇を倒し、今は博麗神社に帰り風呂に入っている。何故かと言うと、臭いが取れなかったからだ。
あの強烈な悪臭はもうしばらくは嗅ぎたくないだろう。いや、金輪際嗅ぎたくは無いに違いない。
「ふー……一応取れたかしら。後は服ね。でも、今日着てた巫女服の予備は霖之助に直してもらってるから無いし……仕方ない、早苗に借りるか。」
そう言って霊夢はとりあえずの服装で、守矢神社に向かった。本人曰く、この服装ではやる気が出ないらしい。
変わらないだろうと言うツッコミは無しだ。
〜守矢神社〜
ここは妖怪の山。そこに守矢神社は存在している。
守矢神社には神が三柱いる。一柱は洩矢諏訪子。一柱は八坂神奈子。そして最後が現人神の東風谷早苗である。
今、守矢神社の掃除をやっている巫女姿の少女が東風谷早苗。早苗は霊夢に気がつき、呼びかけた。
「霊夢さーん!こんにちは!」
「ああ、早苗。丁度良かった。貴女の巫女服一着貸して貰えない?」
「え?いいですけど……なんで若干髪が湿ってるんですか?」
「さっきまでお風呂入ってたの。嫌な奴と戦ったからね。」
霊夢は少しそのままおしゃべりして、服を借りて次の相手を探しに出かけた。
能力は『補助する程度の能力』らしい。
丁度、住んでいるのが妖怪の山なので手間が省けた。
「紙によればこの辺なんだけど……居ないのかしら。」
するとまたもや後ろから急に話しかけられた。
「誰を探しているのだ?」
「……みっけた。」
何故私が探そうとしたら必ず後ろから話しかけられるのよ……。と、ちょっと自分の目を疑っていた。一度通った場所を見落としている事になるからだ。
「あんたが鐙口戦で合ってる?」
「いかにも。私がそうだ。」
変な口調だから調子が狂う。本当に危険度中でしかも人間友好度低なのかを疑ってしまう。
普通人間友好度が低い奴は自分から人間に話しかけようとはしない筈。いや、ただの偏見かもしれないが。
「で、私に何の用だ。」
「紫に言われてね。弾幕ごっこをお願い出来るかしら。」
「弾幕ごっこ……か。すまないが残念なことに私は今できる状況ではないのだ。」
戦は服を捲り上げた。何故か彼女はたっているのもやっとでは無いかと言うほどの怪我をしていたのだ。
その怪我を下手くそに止血した跡がある。
「……!貴女、その怪我は!」
「さっきやられたばかりでな。すまんが他を……」
どさっ。出血しすぎたためか、戦は気を失い倒れた。
「ちょっと!」
霊夢は守矢神社まで急いで彼女を連れて行った。
霊夢が連れてきた妖怪の傷を見て、すぐに守矢神社にいる全員で治療をした。
あまりにも酷いやられ様だったため、霊夢はかなり怒っていた。会ったばかりとは言え、こんなに酷い事になるほどの怪我をさせる必要があったのかと。
目を覚ました戦に霊夢は問いかけた。
「一体誰にやられたのよ。」
「確か……そいつは煙羅。
「分かったわ。」
久々よ。こんなにイラっと来たのは。
そう言って、霊夢は燻のいる場所を探しに行った。
ブチ切霊夢さんを書くのって意外に難しい……