東方閻魔鏡   作:ゆっくり無色饅頭

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再来する激臭

しばらくの間、浄玻璃水晶の住処に向かい進み続けていた霊夢と善悪。しかしそれを阻む影が一人。そいつはかなりの激臭を放ってきた。そう。そいつは野風縁奇そのものだったのだ。

 

「止まれ。お主らをこの先に行かせるわけには行かぬ。」

「……偽物ね。あいつは頭の簪を左に付けていたわ。」

「つまり右にあるこの妖怪は偽物というわけですね。流石博麗の巫女。見分け方がわかってきましたか。」

「ふふふ、バレちゃ仕方ないのぅ……ここでゲームオーバーにしてやろう!」

 

縁奇の偽物がいきなり弾幕で襲いかかってきた。二人は左右に分かれてかわす。さらに縁奇は霊夢に狙いを付けてしつこく弾幕を撃ってくる。しかしそれを善悪が結界を張り、完璧に防ぐ。

 

「やりおるな。ならばスペルカードじゃ!」

 

〜鏡符『スメルキャノン:ミラー』〜

 

激臭大砲を放つ偽物の縁奇。しかし、霊夢は既にどうなるかを知っているが善悪は知らない。あの臭いをもろに食らってしまった。

 

「オエッ、臭っ⁉︎」

「あ、こめんはすれてた(ごめん忘れてた)。」

 

鼻を既に摘んでいた霊夢は得になんともなかった。しかし、かなりの激臭。それをもろに吸った善悪は涙目になりながら咳き込んでいる。

 

「ゲホゲホッ!く、臭いぃ……」

「あまりの臭いでキャラ変わってるわよ。」

「忘れてもらっては困るな!」

 

更に弾幕を追加してくる。霊夢がそれを撃墜し、咳き込みが止まらない善悪を庇う。偽物縁奇が更にスペルカードを使おうとする。このままでは善悪がまた食らってしまう。そう思っていると、下から強烈な激臭レーザーが偽物に直撃したのだ。

 

「ぐっ……本物か!」

「よくもさっきはやってくれたのぅ……わざわざお返ししに来てやったぞ!」

「縁奇!あんた、さっきはって事は戦ってたの?」

「む?博麗の巫女ではないか。丁度良い、力を借りたい。正直偽物に勝てそうもなくてな。」

偽物の縁奇をよく見ると、頭にひびが入っている。どうやら先ほどの攻撃は効いているようだ。しかしジュウウという何かが溶けるような音とともに傷が塞がってゆく。本物に攻撃されてもあまり効かないのだろうか。

 

「ははははは!本物を殺せば私が本物になれ、更には博麗の巫女を倒せば私はあの方の帝国の幹部になれる!一石二鳥だ!」

「なんの話?」

「貴様らに関係ない話だ!スペル!」

 

〜鏡符『smell Slaughter:ミラー』〜

 

野風縁奇の最強スペル、死臭『smell Slaughter』のコピーが放たれる。本物縁奇も同じく、死臭『smell Slaughter』を放つ。鏡写しの弾幕がきっちりとぶつかり炸裂する。その間を縫って霊夢が真正面に突っ込んで行き、スペルカードを発動する。

 

「スペル!」

 

〜霊符『封印術ー夢ー』〜

 

「な、しまっ……ッ!」

 

バリィィン!と、偽物は砕け散る。しかし元に戻って行く。逆再生の動画のように、砕けた破片は一点に集まってゆく。しかし、再生したその体はガタガタで使い物にならず動く事は出来なかった。

 

〜stage clear!〜

 

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