ゼインの世界渡り   作:ikkun

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ゲーム会社のイベントにて

ときめの助手入りが決まって数日が立ったころ翔太郎と亜樹子、正義はゲーム会社からの依頼だった。

 

翔太郎「殺人予告!?」

 

翔太郎たちに依頼を伝えたのはゲーム会社マックスソフトのプロデューサー真島伸太郎というメガネをかけた男だった。

 

伸太郎「はい、ウチの風祭メグについてご存じですか?」

 

亜樹子「えぇ、もちろん。」

 

翔太郎「あんまり詳しくないけどこの子は知ってるさたしかキャンペーンガールみたいな子だよな。」

 

正義「確かモンスターエルドラドという風都を舞台にした格闘ゲームでモンスターの能力を取り込んでプレイヤー同士で戦う龍騎とブレイドの要素のあるものですよね。」

 

翔太郎「他の世界のライダーのことを出すなよ・・・依頼人混乱するだろ・・・」

 

伸太郎「あはは・・・最初はアーケードからでしたがおかげ様で大人気となり今では家庭用からモバイルゲームなど幅広く展開しています。メグはヒロインで最初は単なるコスプレイヤーだったんですがSNSで好評となり今ではイベントの司会からイメージソングまでこなす人気アイドルとなりました・・・」

 

説明する中でもパソコンを撃ち続けるオタクプログラマーを地で行く丸メガネの女性に伸太郎は注意する。

 

伸太郎「おい、森口。お客さんの前だぞ仕事は後にしろ。」

 

森口「あたいがやんないと来週のモバイル版のアップデート間に合わなくなりますよ。いーんすか?」

 

正義(中々ブラックそうですねここ・・・)

 

接客中でも仕事をしないといけない様子に正義は会社の腐敗を感じてしまう・・・

 

亜樹子「じゃあ命を狙われているのはこの風祭メグなんですね。」

 

翔太郎「予告上には三周年イベントで風祭メグに死の制裁を下す。我に万能の小箱ありって書いてあるな・・・差出人はMの一文字か・・・」

 

正義「明らかにガイアメモリですね。脅迫者は確実にドーパントでしょうね。」

 

亜樹子「だからうちの事務所に?」

 

伸太郎「引き受けていただけるでしょうか?」

 

翔太郎「この町の美しきゲームアイドルの危機だ。見過ごしたら男が廃る。」

 

森口「・・・キザ野郎。」

 

翔太郎の依頼を受ける姿に女性はそういう。

 

翔太郎「ひどいなーお嬢ちゃん。まぁわかるけどさ仕事ハードっぽいもんな、こういう華々しい世界の美女をみたらイライラも・・・」

 

パコっ!!

 

翔太郎「いってぇ!亜樹子!」

 

亜樹子「い、今のは正義君がスリッパを奪って・・・」

 

翔太郎「えぇ!?」

 

正義がスリッパを持っている姿に翔太郎は驚愕する。

 

正義「翔太郎さん、女性に対して失礼ですよ。天の道を行き全てを司る男が言っていました。全ての女性は等しく美しいと。」

 

正義は森口を抱き寄せながらそう言った。

 

森口「きゃー!近くでみてもマジで二次元イケメン!?」

 

森口は正義の紳士な対応に鼻血を出してしまう・・・

 

伸太郎「森口大丈夫か!秘密を守っていただけるならこちらの事情も話します。実は探偵が必要なのはこのためでして・・・」

 

そういうとメイクチームを呼び出しカーテンが掛けられると鼻血も吹かれ素早く衣装チェンジした後には・・・

 

正義「やはりそうでしたか。」

 

翔太郎・亜樹子「うえぇええええ!?」

 

伸太郎「そう実は・・・モンラドのメインプログラマー森口もな子こそが風祭メグなのです!」

 

森口「うわぁああん・・・またやられた・・・」

 

亜樹子「正義君気づいてたの!?」

 

正義「骨格や虹彩から確認しました。」

 

翔太郎(流石AI人間・・・)「しかし化粧もしなさそうなのに凄いっすね・・・」

 

伸太郎「私も驚きました。たまたま一度やらせたら驚くほどイメージ通りで・・・」

 

正義「つまりプログラム作りと並列して広報部までやってるんですか。どんだけ人材不足なんですか。」

 

伸太郎「日本のプログラマーは海外に流れてしまうのが現状の定めですからね・・・」

 

森口「やだやだ!アイドルはもうやだあああ!?」

 

森口の悲鳴を受けつつも翔太郎たちは警備のためにときめを連れていこうと事務所に行くと・・・

 

フィリップ「・・・・」

 

ときめ「・・・・」

 

なんと二人が不機嫌そうににらみ合っていたのだ・・・

 

翔太郎「お前らなんでいきなり喧嘩してんだよ!」

 

正義「こっちの組織でも不協和音が・・・」

 

フィリップ「不協和音とは失礼なただの口論だ。」

 

ときめ「そうだね・・・まだ手も足も出してないし。」

 

翔太郎「それを喧嘩っていうんだよ!」

 

二人はフィリップに依頼を伝えるがまだ不機嫌そうだ・・・

 

翔太郎「機嫌直してくれよ。ときめには俺から言っておくからさ。自分の過去が解らないから表には出さないけどイラついてるんだろう。」

 

フィリップ「わかっているさ、かつての僕もそうだったしね。ちょっと会話の波長が合わなかったそれだけさ。彼女は無遠慮で、相手の気持ちが読めず、言動が高圧的なだけだ。」

 

正義「結構多いですね。」

 

そうしてときめにもイベント会場に行きすがら話す。

 

翔太郎「あんまりカリカリするなよ。お前だってそのうちフィリップと馴染むよ。」

 

ときめ「どーだか!あんまり波長が合う気がしない、あの子毒舌だし空気読まないし!なんか上から目線だし!悪人殺すマンの正義の方がまだ丁寧で穏やかで気にかけてくる感じがするよ!」

 

正義「そうですか?」

 

翔太郎「そうだな・・・はは・・・」(その悪人殺すっていう理念がなければそうだよな・・・)

 

重大な欠点を見落としてるときめに翔太郎は心の中で突っ込む。

 

ときめ「そもそも翔太郎がちゃんと私に連絡してくれてれば口論にならなかったんだけど?」

 

翔太郎「いきなりこっちに来た!?」

 

正義(そういえば携帯も持ってなかったんですよね・・・)

 

正義は一人バイクに乗りながら今回の依頼がどうなるか不安に思うのだった・・・

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