ゼインの世界渡り   作:ikkun

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仮面の婚約者

翔太朗たちが女性に案内される中一つだけ条件を出された。

 

女性「どうか私の顔を見たことを言わないでいただけますか?今ここでは奇妙なことが行われている最中なのです・・・」

 

翔太朗「そりゃもちろん命の恩人の頼みだし。」

 

そうしてしばらく待ったあと声が雲った感じになった彼女に主人の部屋に案内される。

扉を開けるとそこには不気味な仮面をつけた女性たちと椅子に座る男と執事、畳に座る老婆がいた・・・

 

女性が振り向くとその女性も骸骨のような仮面を被っていた。

他にも月の仮面や犬の仮面、鬼の仮面が不気味な形になったものをつけた女性たちが並んだ・・・

 

主人「初めまして。俺がこの屋敷の主人だ。」

 

男は飲み物を飲んだ後挨拶をする。

 

主人「キノコ狩りをしててこの吹雪にあったってなかなかの不運の持ち主だねぇ。」

 

老婆「こんなときに遭難者が来るとはのぉ・・・」

 

主人「人が凍死するのをほっとくわけにもいくまいよおばば。幸いうちは屋敷だけはデカい。雪が落ち着くまで泊ってってもらっての構わんが・・・ただ許すのもつまらないよな・・・クイズを出そう。問題だ、俺たちはここで何をしていると思うかね?」

 

フィリップ「相当風変わりな趣味を持つ富豪が美女を侍らせて仮面舞踏会を開いている・・・以外の答えは浮かばないね僕は・・・」

 

主人「ははは!そう思うよね。」

 

翔太朗「どうかな?まずそういうお楽しみにしちゃあ女の子たちの仮面が不気味すぎるぜ。何か意味があるような・・・」

 

正義「それに金屏風を背景に座る老婆・・・娯楽のための宴会とも思えませんね。」

 

主人「ふむ・・・では君たちの答えは?」

 

翔太朗「妖怪に化かされているのが近いんだけどな。狐の嫁入りみたいな光景だ。」

 

主人「!ふはははは!君たち名前は?仕事は何をしているの?」

 

翔太朗「俺は左翔太郎、こいつは相棒のフィリップ、それと事務員の善井 正義。私立探偵だ。」

 

主人「それでか!驚いたよ大した直感だ。君の答えはほぼ正解みたいなもんだ。」

 

老婆「その通りこれは嫁入りなんじゃこの男の嫁候補から一人を選ぶためにね、彼女ら4人がその狐たちだよ。」

 

主人「俺はこの中から一番自分にあった妖怪を選ぶ。そういうことさ。」

 

そうして主人は仮面を外す。

 

空也「俺は鏡野空也、この鏡野邸の主人だ。」

 

翔太朗「その仮面とっちゃって言いわけ!?」

 

キク「ワシから説明しようかね・・・」

 

老婆・・・鏡野キクの説明によるとここは錐通村は観光地として栄えていたがすっかり廃れて鏡野の莫大な資産を残してなにもないらしい・・・

 

空也「俺はその末裔、遺産を切り売りして遊び暮らしている自堕落な人間さ。」

 

キク「それだけの財力を持つ家柄じゃ。当然取り入ってくる女も多かったそこで外見に惑わされず内面で花嫁を決める風習が生まれたのじゃよ。」

 

月の仮面の女性「あたしらみぃんな主人様の花嫁候補というわけや。」

 

犬の仮面「今日は二日目、全部で四日間の間に屋敷にこもってアピールするのよ。」

 

鬼の仮面「ルールは簡単四日の間に当主様の心を捕らえたら勝ち・・・ただし一度でも素顔や名前を知られたら失格・・・」

 

正義(なるほどそれであの骸骨の仮面の女性は・・・)

 

 

主人「両親が死んでおばばが俺の親だったからね。だからおばばの望む結婚をしてやろうと思ったのさ。彼女たちもおばばが連れてきた。」

 

そうして三人はこの奇妙な風習が行われている屋敷に泊まることとなった・・・

 

正義「まさかお風呂だけでなく食料も潤沢とは驚きましたね。」

 

フィリップ「あぁ、僕たち入れて4人もの部外者を入れても有り余るとは・・・」

 

翔太朗「しかし俺達のつけた仮面・・・なんかデュエットしたくなる仮面だな!」

 

翔太朗たちのつけている仮面はライアードーパントの事件でつけた仮面だった・・・

 

正義「そうですか、私はこの羽がうっとうしいですが・・・」

 

正義はそれに白い羽のついた仮面だった・・・

 

フィリップの取ったきのこ汁が出てきたことにおどろきながら食事をとっていたのだが・・・

 

「おや、あなたたちですか。吹雪に迷い込んだというのは・・・初めまして金森といいます。」

 

長髪に七色の装飾品をつけた男が入ってきた。

 

翔太朗「アンタがキクさんの知り合いの・・・もっと年配の人を想像してだよ。」

 

金森「古美術商をしていましてねお得意さんなんですよ。今回は相談役として招かれて。そしたらこの吹雪でしょう?参りました。運命ですかね?これも私もディナーに行こうかな?」

 

金森はそうして立ち去った・・・

 

そうして食事が終わった後部屋で寝ていたフィリップと正義は轟音が響いたのを聞いて目を覚ました・・・

 

正義「まさか屋根から雪でも落ちてきたんですか・・・?」

 

フィリップ「いやそれにしては音は変だ、まるで固いもの同士が衝突したような…翔太朗もいないようだし行ってみよう!」

 

二人が行ってみると月の仮面の女性が素顔をさらして木に刺さっている姿と翔太朗がぶよぶよした見た目のドーパントに襲われている光景だった。

 

スタッグ! バット!

 

フィリップはガジェットを起動させて牽制を行った!

 

翔太朗「助かったぜフィリップ!正義!」

 

そうして変身準備をする。

 

翔太朗「サム!!まさかナイトローブで変身する羽目になるとは・・・」

 

正義「それは油断しすぎですね。異様な屋敷の中で外に出ない想定をしないなんて愚の骨頂です。」

 

翔太朗「悪かったな!いくぜ!」

 

そうして三人はそれぞれ仮面ライダーに変身して戦闘を開始した!!

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