幹部ドーパントが起こした事件から少ししてまたしても奇妙な依頼人が現れた。
その男は右手に手袋をつけたさえない顔をした男名前を菅生(すごう)伝一郎。職業は漫画家だがアシスタントをして食いついないでいるらしい。
正義「つまり現状の自分に絶望しきっていたところに手空中に浮いた手があらわれて取引を持ち掛けてきたわけですか。」
正義はパソコンで内容を纏めながら言う。
伝一郎「はい、その手は担当編集より僕のことを分かっていてその手の精密さにほれ込んだみたいで1億をぽんと出して取引を持ち掛けてきてそれで箱に手を置いたら・・・」
亜樹子「手が透明にぃぃ・・・私聞いてない・・・」
フィリップ「透明になってるね・・・ものは持てるのかい?」
伝一郎「はい・・・普通の日常の生活には師匠がありません。でも・・・連載できないとか仕事が上手くいかないとかそんなの二の次だった・・・僕はただ漫画を描くことが好きだったんだって手がなくなるまで気づけなかった・・・!弱い心があったからこんな目にあっているのも分かっているんです。でもまた漫画が書けるようになりたい!」
翔太郎「オーケー引き受けるぜその依頼。あんたは間違ったことをしたと気づいている。そして立ち直りたいと願っている。今の涙でそれがわかった。その手を捕まえてアンタの右手を取り戻す!」
そうして相手のドーパントの能力を探るため動き出すが・・・
翔太郎「しっかしときめの奴電話に出ねぇな・・・サボり癖でも突き始めたのかあいつ?」
その時亜樹子にスリッパで叩かれる。
亜樹子「そうじゃないと思うよ。彼女少しづつ自分の過去を思い出してるんじゃないかな。」
正義「そういえばハイドープのことも呟いてましたね。敵しか知りえないことじゃないですか?」
フィリップ「まぁ彼女が敵かはともかく黙って支えるのが先輩ではないかと思うけどねぇ。」
翔太郎「す、好きとかそういうんじゃねぇんだよ!いくぞ正義!」
正義「いや、今回は私もフィリップと一緒に分析します。他人の能力を使うという点ではこのドーパントの能力は分析しがいがありそうですから。」
亜樹子「確かにそうかも・・・」
翔太郎「わかった。じゃあ頼むぜ。」
そうして聞き込みと分析を進めるが・・・
正義「依頼人は知人も少ないですし分析もやっぱりあの箱が鍵を握っている以上手が透明になっているのは能力を奪われた証とその能力にまつわるものが麻痺して使えなくなることくらいしかわかりませんでしたね・・・」
そうして翔太朗たちが依頼人の通う整骨院に行ったときだった!
フィリップ「正義!ドーパントが現れたらしい!」
正義「わかりました。すぐに急行します!」
正義はすぐに現地に向かうのだった・・・