ゼインの世界渡り   作:ikkun

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パズルドーパント捜索!

パズルドーパントは体をバラバラにすると店を飛び出して外で組み上がった。

 

翔太郎「お前の腕狩りもここまでだ!」

 

パズルドーパント「腕狩りはないだろう?俺は泥棒じゃない。交渉を持ち掛けて、買っただけだ。」

 

翔太郎「勝手な理屈を言うな。相手の心に付け込んだんだろうが!」

 

パズルドーパント「ふん。それだってほっといたらドブに沈んだままの宝を活かしてやったんだ。お前らから見れば悪魔的だろうが俺から言わせれば神の慈悲だ。」

 

正義「けれどそれで人に仇をなそうとするのなら粛清対象です。」

 

正義は覇気を強めて言う・・・

 

パズルドーパント「おっかないねぇ・・・まぁ心配しなくてもそこの探偵みたいに優れた腕もなければ大した悩みもないつまらん奴はスルーしているぜ。」

 

翔太郎「てめぇ!」

 

パズルドーパント「じゃあお別れだ、俺は君たちの手の届かない世界へ行くから追跡は諦めるんだな。」

 

そうしてパズルドーパントは入り口を開くパスを出すが・・・

 

正義「起動しませんね、見捨てられましたか。」

 

万灯「それは違うな、機能を停止しているだけだ。」

 

するとオーロラドーパント・・・万灯の姿があった。

 

パズルドーパント「ど、どういうことだよ。」

 

万灯「もう少し伸びてくれると思ったんだけどな・・・君は仮面ライダーを舐めていた。彼らは限りなくハイドープに近い超人・・・そう評価しているからだ。だが君は功名心に駆られて挑んで火の子を払うどころか撤退して正体までバレた。控えめに言って無様、だよね。」

 

パズルドーパント「俺に・・・落とし前をつけろと?」

 

万灯「そうは言わない・・・これはチャンスだよステップアップの。」

 

そういうと万灯は色の違うパスを取り出した。

 

万灯「汚名を返上できたら君の色を上げてあげよう。」

 

パズルドーパント「わかった。必ず期待に応える!」

 

そういうとパズルドーパントは体をバラバラにして飛んでいった・・・

 

翔太郎「てめぇ、オーロラだな!鏡野邸で金森大介を名乗っていた・・・」

 

万灯「本当の名前は万灯雪侍。あとで検索してみたまえフィリップ君、すぐに落胆するだろうが。」

 

フィリップ「!?」

 

万灯「私のことよりまず東城を追ったほうがいいんじゃないか?」

 

そうして万灯は消えてしまった・・・

 

フィリップ「二人とも。確かに今は犯人を追う方が先だ。」

 

そうして町を掛けるが見当たらなくなってしまった・・・

 

正義「もともとバラバラになるのが能力のドーパントですからね。右腕だけで色々できるみたいですしここは追跡の手を緩めておびき出しましょう。」

 

翔太朗「あぁもう!ときめともはぐれちまうしいらいらするぜ・・・」

 

そうして翌日からも全員で情報収集するが見つからない・・・

 

翔太郎「みんな苦戦してるな・・・よし、次いくぞ。」

 

正義「?ときめさん黙りこくってどうしたんですか。」

 

ときめ「ねぇ、昨日のことちゃんと叱ってよ。」

 

いきなり翔太朗に向かってこんなことを言い始めた。

 

正義「・・・Mなんですか?」

 

ときめ「違うよ!私またボーっとしてておいてかれて優しくしてくれるのは嬉しいけど私はあんたの助手だからやるからにはちゃんと努めたいんだ。」

 

翔太郎「そっか、そいつは頼もしいな。次は気をつけろよ。」

 

正義「まぁ、ケジメもついたみたいですしお昼にしませんか?」

 

ときめ「じゃあ食べ物買ってくる。」

 

そうしてときめは財布を持って駆けていった・・・

 

翔太朗「魔女とまで呼ばれていた追いはぎだったのにえらくこの仕事が板についたよな。」

 

正義「そういえば万灯のきえかたって以前のときめさんの消え方と似てましたよね。」

 

翔太郎「確かにな・・・」

 

正義が万灯とときめの共通点に気が付いていると・・・

 

利津子「・・・・」

 

翔太郎「利津子さん!」

 

被害者のピアニスト、利津子がそこにいたのだ・・・

 

利津子「一つ、右腕について思い出したことがあるの。探偵さん一人で来てくれるならお教えします。」

 

翔太郎「何故俺だけにそれを?一度はあんたを疑ったりしたのに。」

 

利津子「だからよ。疑われたままじゃ気分悪いでしょ。それに心の底でじゃあなたに分かってほしかったのかもしれない。自分の本当の気持ちを・・・」

 

翔太郎「わかった・・・正義。俺からも連絡はするがときめに伝えておいてくれ。」

 

正義「・・・わかりました。お気をつけて。」

 

二人が車に乗り込んでから正義はため息をつく。

 

正義「はぁ・・・事務所にくるのを渋った時点で気づいてもいいものを・・・あの悪意からして彼女は積極的に腕を渡した人物と言っていいでしょう。そんな奴が腕を取り戻そうとする人間にすることは一つ・・・」

 

正義はときめに追加のメールを打ってから変身してある能力を使って追いかけた・・・

 

そうして場所は変わって翔太朗ば利津子が腕を奪われたという地下室に向かっていた・・・

 

伝一郎「うぅ・・・」

 

なんとそこには依頼人である伝一郎がさるぐつわをされて転がされていた・・・

 

翔太郎「伝一郎さん!なぜこんなところに!右腕に攫われたのか!?」

 

伝一郎「ち、違います!逃げて!僕をさらったのは・・・」

 

するといきなり床からパズルのパネルがせり上がり閉じ込めようと迫ってくる。むろん翔太朗はドライバーを出そうとするが・・・

 

ガチン!!

 

パズルのパーツに挟まれて封じられてしまう・・・

 

パズルドーパント「これで片方仕留めた・・・エサをいれておけば後先考えずに飛び込むと思ったよ。」

 

翔太郎「てめぇ・・・罠をしかけるために伝一郎さんを巻き込んだのか!?」

 

パズルドーパント「その漫画家を巻き込んだのは俺じゃない。」

 

伝一郎「そうです!僕を呼んだのは・・・」

 

利津子「私よ、探偵さん・・・」

 

正義の言う通り利津子は裏切りものだったのだ・・・

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