そうして少年はフィリップと話し始める。
少年「貴方の憎しみについて話しを聞きたくて来たんだ・・・」
フィリップ「憎しみ?なんの話だ?誰だい気味は?」
千葉「千葉秀夫と言います。たまたまお兄さんの話が聞こえてしまって・・・悪い奴らの道具にされたんでしょ?どれだけ強い憎しみを持ったのかとても気になって・・・僕なら耐えられない!あなたの様に平静ではいられない。どうしてお兄さんはそんな風に憎しみを隠しきれるのか気になったんだ・・・!」
フィリップ「・・・答えよう。確かに自分の運命を憎んだ。だが一人では超えられない壁を仲間たちが乗り越えさせてくれた。憎しみを隠しているんじゃない。それを上回る感情に包まれた結果憎しみが消えたんだ。裏風都にはそんな仲間はいないようだね。ブラキオザウルス君。」
そう、フィリップは既に千葉がドーパントだと見抜いていたのだ。
千葉「怖い怖い、やはり万灯さんは聡明だな。うかつに仮面ライダーに近づくべきじゃないや。短気を起こして暴れなくてよかった。どうしてわかったんです?」
フィリップ「1つ・・・風都湾で巨大怪物の目撃証言があったこと。2つ、化石兵がトラッシュの逃走に協力したこと。3つ・・・ときめと正義の証言からブラキオの変身者は少年、さらに正義が書いた似顔絵でわかった・・・」
フィリップがスタッグフォンのアルバムモードで千葉や五条、万灯の写真のような似顔絵を見せる。
千葉「似すぎていて不気味すぎますね・・・流石は仮面ライダーゼイン、悪人の顔を覚えるのは得意なようだ。」
フィリップ「さらに4つ目、君の放っている思念波はまともな人間のものではない。」
ヴォン!!
その瞬間千葉は思念波を放つがフィリップがそれをバリアして受け止める。
フィリップ「どうして姿を現した?」
千葉「言葉通り気になった・・・それだけです。」
フィリップ「トラッシュは君の配下か?」
千葉「そこまで教える義理はない。」
正義「そう言わずに教えてくださいよ。」
ドラグレッター「があああ!」
すると上空から正義があらわれて仮面ライダー龍騎のミラーモンスター、ドラグレッター乗りながら襲い掛かる。
しかし千葉はゲートを展開して入ってしまっていた・・・
千葉「怖い怖い・・・それではこれで。」
その時フィリップはゲートの空気を素早く採取していた。
正義「すみません。上空からならいけると思ったんですが家が近くだと炎が放てないので失敗でした。」
フィリップ「いやいいタイミングだった。正義は翔太朗と連絡を頼む。」
正義がしばらくして警察や翔太朗たちなどに連絡を入れると調べはついており遺体の確認と廃棄場の高度成長期の黒い噂と違法廃棄物がめくれたと連絡が入った。
正義「トラッシュのメモリの経路はまだわからずですか・・・こっちはそれどころじゃないみたいですけどね。」
電話を一旦切るとBBBのメンバーは暗い雰囲気に包まれていた・・・
源十郎「もういい皆・・・BBBは解散する。」
その言葉に皆驚きの声を上げる。
ビリー「な、なんでだよ!?」
源十郎「奇妙な吹き溜まりの絆もここまでだ。廃棄場も立ち入り禁止になったし・・・なによりお互い誰かが怪物かもという疑念を抱えて付き合うのもつらかろう。」
凡太「そうですね・・・」
正義「自然に壊れるくらいなら自分が嫌われ役になって言い出すことで少しでも気持ちよく分かれるそれも善意・・・ですからね。」
源十郎「あぁ・・・俺達にはここしかなかったんだよ。この錆びた鉄や油の匂いが好きだったんだ・・・」
ビリー「そうだよな・・・ここはなんか今の世の中から捨てられた夢の残骸が集まっている気がする。だから好きになったんだ・・・」
フィリップ「でも源十郎さんの写真は評価されている!」
源十郎「支持してくれている人もいるがこんな性格だ。業界では爪弾きにあっている。」
凡太「そうだよな。惹かれるようにして集まったはぐれものさ。」
しぐれ「誰にも相手してくれなかった趣味を自慢で来た!」
そんな中フィリップは思い悩む・・・まさしく正義の言う通り自分が翔太朗と同じように感情に飲まれそうになっていた・・・けれど彼は決意を固めて話した。
フィリップ「わかりました。けれど言わせてください。ここまでの分析と結論を。BBBの皆で見る最後の落日とともに。」
正義(ついに解き明かしますか・・・悪意の全貌を・・・)
正義はまさに成長したフィリップの推理に耳を傾けるのであった・・・