ゼインの世界渡り   作:ikkun

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ゴミ捨て場の夕日

そうして事件を終えた翔太朗は報告書を書いていたがある人物に向けて言葉を言う。

 

翔太朗「おい、帰って寝ろよ。」

 

照井「気にするな左、だいぶ良くなった。」

 

翔太朗「いや!助けてもらっておいてなんだけどさ!良くなってねぇよ!包帯が2,3本少なくなっただけにしか見えねー!」

 

正義「間違い探しでもさせる気ですか?」

 

翔太朗と正義が今だミイラ男状態の照井に突っ込む。

 

亜樹子「もーいーよ。諦めた。きっと動き回ってるほうが早く治るんだようちの旦那は。」

 

正義「ダチョウ並みの回復力ですね・・・」(ダチョウは骨が丸見えな怪我でも数日で再生する。)

 

亜樹子も怒るどころか呆れる中事務所にみやびが現れた・・・

 

翔太朗「みやびさん!どうして・・・」

 

みやび「あなたの相棒さんが廃棄場についてヒントを連絡してくれてね。」

 

フィリップ「やはりだ・・・放射性廃棄物があった。」

 

驚きに満ちる事務所だったがフィリップが理由を説明する。

 

フィリップ「X粒子の特性から逆算しその存在に確信を得た。裏風都が異常現象を予期できなかったとは思えない。あれではひそかに設置しても意味がないからね。」

 

正義「じゃあ市役所が動かなかった理由は・・・」

 

みやび「おそらく風力発電を主軸にする直前に原子力発電を推進する一派がいてその資材などを闇に葬ったんでしょう。今回の事件が公になって合同調査を行った結果ヒントをもらって無事回収したわ。厳重に梱包されていたから環境への影響はなかったけど・・・」

 

フィリップ「だがX粒子が微粒子レベルで結びついて化学反応を起こしたそれがあの夕日というわけさ。」

 

照井「皮肉なものだ。昔の悪人が残したものが今の悪事を暴くきっかけになるとは。」

 

正義「それで?フィリップはヒント替わりに研究所になにを依頼したんですか?」

 

フィリップ「察しがいいね。みやびさん、例のものは?」

 

みやび「えぇ、うちの研究所は優秀だから。」

 

そう言って出したのはポリタンクだった・・・

 

一方源十郎は夕日を見ながら黄昏ていた・・・

 

源十郎「また俺は一人か・・・」

 

世間からそして仲間も捨てた男はゴミ捨て場からも見捨てられたと思っていた・・・するとそこにシャボン玉が飛んできた。

 

源十郎「フィリップくん、正義君。どうしてここに・・・」

 

正義「見ていてください、依頼はまだ終わってませんから。」

 

そうして二人がシャボン玉を吹くと夕日が元の景色に戻ったのだ・・・

 

源十郎「どうして・・・」

 

フィリップ「これにはX粒子と放射性物質の結合を解く薬品が混ざっています。研究所が量産してくれました。」

 

正義「懲りない仲間たちのためにもここに居続けるのもいいんじゃないですか?」

 

フィリップ「あぁ、夕日に身惚れた皆と一緒にまた話したいからね。」

 

源十郎「そうだな・・・当分はここにいるとしよう。」

 

そう言ってBBBのメンバーと共にシャボン玉を飛ばすのだった・・・

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