ゼインの世界渡り   作:ikkun

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ふうとくんの苦労

そうしてときめは着ぐるみを装着することになった。ウォーミングアップでも驚きの柔軟性と身体能力を見せスタッフを驚かせた。

 

ナオ「じゃあ体もほぐれたし一度着てみようか。」

 

翔太郎「ちょっと出てくるわ。」

 

すると翔太朗は電話が入って出るとそう言った・・・

 

正義「・・・もしかして照井さんですか?」

 

翔太朗「あぁ。もう包帯は無くなって絆創膏だけになってたな。」

 

正義「本当にクマムシの親戚か何かですか・・・」

 

とんでもない生命力に正義は呟く。そうしてときめは着ぐるみを着たのだが・・・

 

ぐらぐら・・・

 

亜樹子「で、電池切れ?」

 

正義「視界はお面にならないほど狭いですし着ぐるみだってあの等身じゃ動きがかなり制限されます。障害者の感覚を体験できるゴーグルやヘッドフォンをつけた感覚に近いですねこれは・・・」

 

そうときめは初めての感覚に戸惑っていた・・・

 

スタッフ「やっぱり無理かぁ・・・」

 

スタッフが諦めかけたそのときだった!

 

ナオ「ときめちゃん!」

 

いきなりナオがペットボトルを投げるとときめは受け止めることができた!

 

スタッフ「おぉ!」

 

ナオ「ほら動けた、それが出来ればサインや握手だってすぐにできるから大丈夫!」

 

ときめ「でもとっさだったから・・・」

 

ナオ「だから出来たんだよ!ふうとくんはね、考えるより先に手足が動く子なの、暴漢をやっつけたときやケガのときに凄い勢いで助けてくれたでしょ?それを見て気持ちでならこの子は私と同じくらい演じられるって思ったの!私を信じて!」

 

ときめ「はい!」

 

ナオ「まぁ、前見て歩くのも超難しいからスパルタで行くよ!」

 

そうしてときめは練習をこなして帰ると凄い量を食べていた・・・

 

フィリップ「久々に飢えてるねときめ。」

 

正義「依頼料が全部食費になりそうですね・・・経費で落ちませんかね・・・」

 

ときめ「ごめん、どうにもお腹が空いて。」

 

亜樹子「ハードワークだったもんね。」

 

フィリップ「そんなに難しいのかい?」

 

ときめ「動けるようになってもまだまだナオさんには全然追い付けてないの。今のままじゃお客さんががっかりしちゃう。」

 

正義「だから外側からを意識して人形でイメトレですか・・・」

 

3人ともときめが明るくなってほっとしていると・・・

 

翔太郎「・・・ときめ、あの男のことなんだが想像以上に厄介な連中だった・・・」

 

翔太郎は照井からの報告を話し始める。どうやらあの腕の炎のタトゥーは蒼炎群という組織のメンバーの証らしくある男の狂信者らしい・・・

 

フィリップ「なるほど確かに危険だ・・・AtoZ・・・26本のガイアメモリを駆使したあの最凶の男に魅入られた連中となるとね・・・」

 

写真には仮面ライダーエターナルの姿があった・・・

 

ときめ(あの白いライダー・・・!)

 

ときめはここでエターナルが出たことに衝撃を受ける。

 

正義「ほう・・・エターナルの信者ですか。中々ハードですね。」

 

ときめ「正義も知ってるの?」

 

正義「彼はダークライダーの悪意の歴史に燦然と輝いてますからね・・・」

 

翔太朗「そんな歴史もあんのかよ・・・こいつは仮面ライダーエターナル。大道克己が変身した姿、奴は死体から蘇生された不死身の兵士NEVERだった。大道は仲間のNEVERと共に風都タワーを占拠、この町に史上最悪の危機をもたらした。」

 

フィリップ「恐るべき強敵だった・・・風都タワー最上階が決戦場となったが紙一重で勝利したからね・・・今でも風都の人の想いが勝利に導いたと確信している。」

 

正義「それで風都タワーは両断されて崩壊しちゃったんですよね。」

 

亜樹子「うん。でも翌年の2月10日に新しい風車で回り始めたんだよ。」

 

つまり蒼炎群はそれを再現しようとしている可能性がある・・・

 

ときめ「だから何?やめろって言うの?私は嫌。むしろ火がついてきた!ナオさんは傷つけさせないし再現もさせない!」

 

翔太郎「・・・そうだな。」

 

フィリップ「やはり翔太郎に似てきたようだね。」

 

亜樹子「無鉄砲なところまで似ないでほしいなぁ・・・」

 

正義「大丈夫ですよ。彼女は案外頭脳派ですから。」

 

そうして翔太朗が三人に言い返す中ときめは自分の過去とナオのために燃えるのだった・・・

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