そうして感謝祭の事件が終わってしばらくしたある日ときめは出かける準備を整えていた・・・
翔太郎「ときめの休暇?」
亜樹子「そそ、5日ほどね。」
正義「今まで激動でしたから良いんじゃないですか?着ぐるみも結構な肉体労働でしたし。」
亜樹子「翔太郎くんと同じでほっとくと休まないんだもん。ウチはホワイトな職場ですかたねー。」
確かに高確率で町の危機となると休暇がつぶれてもおかしくなさそうではある・・・
ときめ「せっかくだからいろいろ回ってみる。何か思い出すかもしれないし。」
翔太郎「そっか、だけど何かあったらすぐに俺達に連絡しろよ。」
正義「まぁ、世間の並のことは私とフィリップに任せて大丈夫ですよ?」
フィリップ「そうだね、スタッグフォンは忘れないように。」
ときめは心配無用と取り出した。
亜樹子「はう!そういえば忘れてた・・・今日くる依頼身体能力の高いときめちゃんがいた方が助かったかもなー・・・まぁ今更だけど。」
翔太郎「なんだなんだ、今日依頼人くるのか?それこそ聞いてないぜ。」
亜樹子「そりゃ逃げられるもん、毎年恒例の苦手な依頼人だし。」
翔太郎「もしかして轟響子!!?」
亜樹子「ビンゴぉ!」
それを聞いた翔太郎は血の気が引きそわそわし始める・・・
ときめ「そんなに怖い人なの?」
フィリップ「風都博物館の館長さ。抜群の行動力と豊富な知識を持ち若くして館長に抜擢された才女だよ。」
正義「確かWの正体も知ってましたよね。テラードーパントを倒すのに貢献したとありました。」
ときめ「あぁ、手帳にも書いてあった・・・じゃあ仲間の一人みたいなものじゃない。」
翔太郎「いや違うんだ!確かに良い人だし頭も切れるんだが・・・もう一人けだものが住んでるんだよ・・・」
そう轟響子は未知のものとなると情熱が抑えきれずにトレージャーハンターさながらにワイルドになるのだ・・・
翔太郎「あー・・・毎年の探索を思い出すだけで筋肉痛が・・・」
ときめ「パワフルな人なんだね・・・」
正義「確か先代館長に憧れてるんでしたよね。」
フィリップ「あぁ・・・それが父さんとの最後の戦いになってしまったが気にかけてくれてる良い人ではある。」
翔太郎「だから普段なら問題ないんだよ!ウチにくるときは・・・」
すると扉が開いた先にいたのはスーツに身をつつんだ知的な女性だった・・・
響子「久しぶりね。新人さんお二人は初めまして。」
ときめ(けだものじゃない・・・?)
そう今日はセクシーなトレジャーハンター風の衣装には身を包んでいなかったのだ・・・
響子「確か新しい助手のときめちゃんと・・・事務員兼仮面ライダーの正義くんだったわね。」
正義「はい、その通りです。」
ときめ「はじめまして。」
亜樹子「あー、ときめちゃん今日は大丈夫そうだからもう上がっていいよ。」
そうして亜樹子はときめを帰らせて依頼の話となったのだが・・・
響子「・・・・」
響子は深刻そうな空気を纏っていた・・・
翔太郎「・・・一体何があったんだ?」
響子「昨日の夜・・・私たち風都博物館の周辺で奇怪な事件が起こったの。」
そうして響子は先代館長と他にも四人の男たちの映った写真を取り出す。
被害者は写真の右端にいる東堂幸三教授といい古代民族文化を調べていた研究者らしい・・・
響子「その方が昨夜自宅で亡くなったの・・・死亡推定時刻の直前に友人の左端の人物・・・ルーク・ランカスター博士に連絡が届いたの。」
そうしてスマホを見せる。
翔太郎「あの死仮面が届いた!園咲館長から!」
亜樹子「うええ!?」
正義「死人からの贈り物ですか・・・」
これにはフィリップも正義も亜樹子も驚きを隠せなかった。
響子「そう、亡くなったはずの先代館長から荷物が届いた・・・送られてきたのは謎めいた言葉・・・その直後に不可解な死を遂げ現場にはなにも残されていなかった・・・」
翔太郎「園咲琉兵衛からの贈り物か・・・」
響子「これは私が動かなきゃいけない気がした!一刻も早く真相を究明したい!力を貸して!探偵としてそして・・・仮面ライダーとして!」
翔太郎「わかった・・・依頼をお受けするよ。仮面ライダー・・・その名を出すのはよほどのことだ。」
そうして翔太朗は照井に連絡を入れる。
照井「なるほど・・・轟館長から依頼が来たか。まだ殺人とは断定できんがいような死にざまだ。メモリ関連かもしれん。お前たちだから様子を見せるが・・・心臓の弱いものには見せない方が良い・・・」
そうして送られてきた画像によって全員その言葉の意味を理解した・・・なぜならその顔は異様なほどひきつった激しい笑顔だから・・・