その死体は照井によると衰弱死が一番近いらしい・・・
照井とはお互いに連絡するということで電話を切った。
フィリップ「まるで笑い死んだような顔だ。響子さん、何か思い当たることはないですか?」
響子「それがあるのよ、フィリップ君。園咲琉兵衛、笑顔、そして死仮面・・・これらのキーワードと結びつくのがまさにこの4人の学者なの。お願い、残り3人とアクセスするつもりなんだけど同席してもらえないかしら?」
翔太郎「え、みんな風都にいるんすか?」
響子「前館長の外部ブレーンだったから特別回線が残ってるのよ。彼ら4人とネットワークを博物館ではL・A・S・T(ラスト)と呼んでいたの・・・」
正義「園崎琉兵衛にとって思い入れの強そうな名前ですね・・・」
名前からそう強く感じながらも響子、正義、翔太郎、亜樹子は博物館でネットワークを開いた。
すると写真の3人が画面に現れた。
自己紹介を済ませた響子は3人を紹介する。
まずは写真の左端にいた男。
響子「ルーク・ランカスター博士。電子工学と生物学の権威で古代生物とも造詣の深い天才科学者よ。」
次に右の園咲琉兵衛に近いところにいた男。
響子「咲夜栄介先生、専門は人間の遺伝子学。その進化の変遷を突き止めるため世界各地を訪れているの。」
そして最後の一人が・・・
響子「吾妻仁さん。アマチュア時代から天才的な発掘能力と復元技術を持っていて前館長に見初められた一流の調査技師・・・」
咲夜「探偵さんか・・・やはり東堂くんの死にはなんらかの事件性があるということだな。」
ルーク「そもそも今回の事件をキョ―コに知らせたのは僕なんだ。今は亡きリュウベエさんの名を騙った贈り物が届いた後で死亡した。僕たちL・A・S・Tに無関係とはいえない。」
響子「私は笑顔で死んでいたということで私はかつて聞いた話を思い出しました・・・」
響子の話はこのネットワークの結成が笑顔の仮面であるということだった・・・
翔太郎「貴方たち4人と園咲琉兵衛の関係を俺達に聞かせていただけませんか?」
ルーク「いいよね、二人とも?」
ルークの問いかけに二人はしぶしぶながら頷いた・・・L・A・S・Tの由来は四人の頭文字であり琉兵衛にとっての最後の知恵袋という意味であり結成のきっかけは地中海の孤島・ロンドバレル島での遺跡発掘で墓場と思われる場所から時代にはそぐわない成功な仮面が発掘され夜通し討論した後にブーレンとして4人を招き入れたことだった・・・
正義「つまり仮面は皆さんを繋いだアイテムということですか・・・」
翔太郎「仮面の現物はどこかに?」
ルーク「リュウべエさんが所持してたはずだけど。」
響子「博物館にはないわ・・・園咲邸の焼け跡かたも見つからなかった・・・」
亜樹子「東堂教授を殺した犯人が持っているってことかな・・・」
そうして沈黙の後咲夜が口を開く。
咲夜「そろそろいいだろう。切らしてもらう。」
響子「え、待ってください先生!居場所を知っているのはルークだけなんです。先生と吾妻さんはどこにお住まいなんですか?」
咲夜「それを教えるつもりはないよ・・・」
吾妻「本当は今日のこの場だって迷ったんだ。」
亜樹子「でも犯人があなた達3人を狙ってるかもしれないんですよお!」
咲夜「だからだよ。自分の身は自分で守る。園咲さんが生きているとは思わんがその名を騙る以上無関係ではあるまい。あの人がガイアメモリなる狂気の発明を売買していた秘密組織の頭目としって嫌気がさした・・・」
吾妻「あれでL・A・S・Tは自然消滅したようなものだからね・・・」
咲夜「もうすべてを忘れたい・・・」
ルーク「しかしだね・・・」
二人は聞くこともなく回線を切ってしまった・・・
翔太郎(フィリップが来なかったのはこういうことか・・・)
フィリップが今回全面的に援護に回るといった意味を翔太郎はようやく理解した・・・
正義「まぁ、悪意から遠ざかりたいのは普通の人間の性ですか。」
ルーク「キョ―コすまない・・・そもそも事件の後必死に博物館を維持したのは君なのに・・・二人に連絡を続けるよ。」
響子「ありがとう。ルーク・・・あなただけね。この博物館を支え続けてくれたのは。」
ルーク「君の心にいまでもリュウべエさんがいる限り善意は一方通行だけどね。」
しかし次の瞬間響子の顔は驚きに染まる!
響子「ルーク!後ろ!!」
そこにはあの笑顔の仮面が映っていた・・・
カメン「うふふ!お荷物を届けに来たのに話に夢中だったみたいだからさあ。勝手に上がらせてもらったよ。」
そういうと手が出てきてカメラに張り付く!
そして仮面は瞬く間にルークにつけられる・・・
ルーク「うがぁあああ!!」
響子「ルーク!」
すると指先に書かれた笑顔の顔の絵が話始める。
「それじゃあログアウトするよー!うひょほほほほ!!」
それを最後にルークの回線も切れてしまった・・・