東風大の事件からしばらく経ったころ、翔太朗とフィリップ、ときめと正義の4人は風都警察署に来て照井にとある場所に案内されることになっていた・・・
ときめ「ガイアメモリの特殊研究施設・・・風都署の中にそんなのがあったんだ。」
正義「まぁ、同じメモリのドーパントの対抗策はいくらあってもいいですしメモリを使用前に手に入れれば能力をあらかじめ知って次に同じメモリでドーパントになった時に効率的に倒せますからね。こういう施設も必要でしょう。」
照井「ああ、それもあるし今回のようなガイアメモリのような特殊なケースにも対応できる科捜研のような組織の必要性を訴えていた。そして風都署の地下にその特殊研を設立できたんだ。」
最も活動できるようになったのはミュージアムの壊滅直前となったようだが・・・
正義「全くお役所仕事の弊害ですよね。」
翔太朗「そういうなよ。照井が動いたからその時期に発足できたって言っても過言じゃないだろ。」
そういうなか照井が鍵を回すとエレベーターが下りてきた・・・
フィリップ「深さは何メートルだい?」
照井「地下18メートル、風都署は地下3階までだからその倍の深さだな。」
エレベーターを降りるといかにも堅物そうなメガネの男がいた・・・
照井「彼が特殊研の責任者・玄道修一郎氏だ。俺と同時期に同じ目的のために風都署に着任した。」
フィリップ「ガイアメモリの撲滅だね。」
玄道はうなずく・・・
玄道「我々の使命は犯罪者から回収したガイアメモリの研究、管理だ。」
ときめ「旦那さんが摘発した押収品のメモリなんかはここに集められてたんだね。」
玄道「本来ならば一般の方は立ち入りすら許可されない。貴方たちは、照井警視が絶大な信頼を置く探偵と聞いている。特例と認識して欲しい。」
ときめ(堅そうな人だな・・・)
正義(照井さん・・・翔太朗のことどんな風に言ってるんですか・・・)
正義は所長の発言にびっくりしながらも研究室に入るとそこに広がっていたのは・・・
翔太朗「な、なんか甘い香りが・・・」
正義「女性だらけですね・・・」
そう、そこにいた研究員は4人いたのだが全員女性だったのだ・・・
研究員「わぁ!竜様だ!」
なんと全員照井をめちゃくちゃ慕っている様子だった・・・
正義「まさかのハーレムとは。まさに振り切ってますね。」
翔太朗「マッドな空間と思ってたところのギャップがすげぇ・・・」
そうして玄道は咳払いをして研究員を紹介し始める。
チームのリーダーである我那覇祥子、メモリの研究を担当。
外人の研究員でリィナ・グレースト、生物学的見地から適合率や肉体への影響を測定するエキスパート。
お団子にまとめた髪をしているのが後藤留美子、メモリの電子解析の専門家。
最後にショートヘア―のボーイッシュな女性が銀野真希、元警察官でメモリの移送や、ドーパント事件の現場の証拠調査などメンバーのサポートを担当している。
玄道「以上がG研の常駐メンバー4人だ。」
ときめ「G研?」
照井「特殊研究施設の所内での略称だ。無論ガイアメモリのGだが・・・」
正義「お役所らしい安直な略称ですね。」
翔太朗「で、G研は全員が照井推しってわけ?」
翔太朗は茶化すように聞く。
銀野「あぁ、そうさ!奥さんがいようが関係ないね!みんな竜兄に夢中だ。あたしたち全員に、新しい生きがいをくれた人だもん!」
玄道「私もかなりここの運営には尽力してるつもりだがね。」
銀野「うお、いけね!もちろん玄道所長にも感謝してるよ!」
我那覇「あと竜兄じゃなくて照井警視ね!」
銀野「難しいなー・・・」
銀野のフレンドリーな一面も見れたところで本題に入った・・・
後藤「あの・・・皆さんは私立探偵だそうですが今日はどういったご用件なんでしょうか?」
翔太朗「実は照井に頼まれてね。過去、俺たちが解決した事件のメモリをいくつか調べなおしたいらしいんだ。」
照井「協力者であった彼らの見地を加えて研究したいと思ってな。」
フィリップ「保管庫のメモリ。見せてもらえませんか?」
フィリップは玄道に頼むが・・・
玄道「それだけは彼女たちでなければできん、私や照井警視が持っているのは入室までの鍵だけだ。」
我那覇「生体認証が登録されている私たち4人のいずれかと一緒なら可能ですわ。」
そうして我那覇に連れられて保管庫に行き生体認証を行った先に待っていたのは・・・
ときめ「あれが全部ガイアメモリ!?」
正義「Aから順に並んでいる感じですね。」
フィリップ「ここから先は僕が調べるから皆は研究室に戻っていいよ。」
そうして皆が戻ると電話が入る・・・
後藤「照井警視、刃野刑事からです。」
照井「・・・わかった、すぐに行く。残虐に切り刻まれた遺体が見つかったドーパントの線が強い。俺はいく、左。後は頼むぞ。」
そうして照井は駆けていった・・・
正義「残虐に切り刻む・・・スクリームでしょうか。」
翔太朗「まだ決まったわけじゃねぇ。オウルドーパントみたいに違う奴かもしれないからな。幹部相手に目の色変えすぎだぞ。」
そうして調べ終わった正義たちは探偵事務所に戻ってきたわけだが・・・
亜樹子「・・・・・」
亜樹子は鼻息を荒くして制裁ようのスリッパを作っていた・・・
正義「それ筆で手作業で書いてたんですね・・・」
正義があのスリッパの以外な製造工程を知って驚く・・・
翔太朗「正義は知らなかったな・・・なんで亜樹子にG研の美女軍団の話しちゃうんだよ。」
ときめ「私一応、助手だから活動内容な報告しないと・・・」
正義「それの結局報告書書く時にバレるんですから早めの方がいいですよ。バレないようにせこせこ書いてたら余計に怪しまれますし。」
翔太朗「そうかもしれねぇけどよ・・・」
亜樹子「許せぬ、許せぬわぁ・・・!美人だらけの地下研究室やと?そんなところに通い詰めておったとは!」
翔太朗「照井はあんな堅物だ、なんの心配もいらねーさ。」
正義「でもラノベの伝統的に堅物キャラほどハーレムを作りやすいですよね。」
ときめ「なんで余計な一言いうの!?っていうか正義ラノベも読むんだ・・・」
亜樹子はスリッパを持って起こりながらも自分をハブったことに怒る。
亜樹子「そもそも私を置いていく?」
フィリップ「・・・実は研究ではないんだ、亜樹ちゃん。」
フィリップたちは亜樹子に事情を説明する。
正義「今回の依頼は秘密性の保持のため戦闘するであろう翔太朗、フィリップ、私以外知っているのは玄道所長と照井だけというものなんです。」
ときめ「そうだったの?」
フィリップ「発端は僕が照井竜に一つのメモリ、他でもないシザーズのことを聞いたからだ。能力を高めれば、裏風都の異空間をも自力で切り裂けるメモリと判明した。」
正義「これを純正化してWやアクセルのマキシマムドライブやメモリガジェットに応用できれば突入手段になると考えたわけです。」
フィリップ「そして出紋大騎の押収したメモリにもシザーズがあったことを思い出した。それで照井竜と我那覇祥子が保管庫を見たわけだが・・・なぜかそこにあったはずのシザーズメモリが失われていた。」
つまり先手を取って裏風都が回収したことになる。
フィリップ「しかし地下の重厚な保管庫には潜入できないはずだ。そもそも開けられるのはあの4人の構成員のみ・・・」
亜樹子「ちょ、ちょっと待ってよ!つまりあの4人のうち誰かが・・・」
ときめ「裏風都の手先!?」
翔太朗「もしそうなら一大事だ。そいつはあの膨大な押収品ガイアメモリを好き勝手に使えるわけだからな。」
正義「私たちの依頼はその内通者・・・悪女を見つけ出すのが今回の依頼というわけです。」