照井と正義、フィリップはG研に行く中惨殺死体の推測を開始する。
照井「・・・資料は見たか?」
フィリップ「あぁ、間違いなく五条一葉の仕業だ。しかも見つかったバラバラ死体はメモリ使用者だね。」
照井「あの女は以前俺に言っていた・・・強い奴を切り刻むのが好きと・・・」
正義「つまり今まで殺してきたのは、全員ドーパントだったというわけですか。私的には問題ないこだわりですが正義を守るこちら側を害そうというのなら迎撃あるのみですね。」
照井「この町の流儀的には問題ありだろうが・・・気になるのは今回初めて遺体が発見されたことだ。」
フィリップはとある仮説に行きつく。
フィリップ「わざと残した、とみるのが妥当だろう。今まではロードに死体を処理させていたとみている。向こうの町の養分にもできるしね。」
正義「ドーパント化した人間の殺害も裏風都に害をなすものの排除と考えた方がいいですね。」
フィリップ「そう、そしてそれをしていないのはこちらの内通者探しに気づいたからではないかな・・・陽動、もしくは挑発だ。」
照井「・・・上等だ!」
正義「もしかしたら亜樹子さんを人質にあなたの本気を引き出させる算段かもしれないですし亜樹子さんにも警戒を怠らないように行った方が良いですね。」
照井「そうだな・・・」
フィリップ「ここにはアクティブなメモリが大量にあるからね。内通者がいつ牙をむいてくるかわからない。」
そうして正義とフィリップはG研でメモリの分析と調査を並列で進めていく。
我那覇「凄いわね、あの二人。半日5本のペースでメモリの全データを解析してレポートにしちゃうなんて。」
リィナ「ショーコさんでも1日1本が限界なのにね。正義くんはフィリップくんが口頭で喋ったものをパソコンに打って、読みやすいように落とし込んでたよ。」
後藤「メモリによっては数日かかるのに凄いですよね!二人がいればG研の仕事、はかどっちゃいますね!」
リィナ「でもフィリップの方は目をつぶって真っ白な本を開いてるよね。瞑想って奴?」
リィナはフィリップの検索を間近で見ていた・・・
銀野「ミステリアスだよな。ま、スカウトしてくれればあのぼろい探偵事務所よりは給料出せると思うけど。」
そうして笑う中フィリップたちは合間に写真を撮っていた・・・
照井「調査は進展したか、二人とも。」
正義「決定打がありませんね・・・監視カメラの位置は把握してますが・・・」
玄道「盗難防止前後の監視映像なら我々が確認済みだ。関係者の誰にも不自然な様子はなかった。」
フィリップ「普段からメモリにふれるのが仕事の人たちだ。自然な挙動のまま、メモリを盗むことは不可能ではないと判断で来た。監視カメラの位置さえ知っていればね。」
保管庫に入れるのは4人だけ・・・そして他のものが立ち入った科学的形跡もないとなると・・・
玄道「やはり内通者は4人の中の誰かか・・・」
照井「ドーパントの能力で奪ったという可能性は?」
フィリップ「どんな超能力を使うにしろそれこそカメラに怪現象が記録されていると思う。」
正義「一番隠密性の高いインビジブルメモリだって実体があってものを透過できるわけではないですから不自然な扉の開閉があるはずですがそれも無かったですしね・・・」
照井の可能性も二人によってないとされる。
玄道「私はいささか厳しすぎる人間ではあると思うが、残念ながらG研の扱う対象はガイアメモリだ。このような疑念を抱えたまま組織の運営はできない!なんとしても内通者を炙り出して欲しい!」
そうして去っていく玄道を見送った三人だったが・・・
ガシャン!
銀野「なんなんだよ今の話・・・!内通者ってなんだ!」
照井「真希!」
振り向くとそこには二人に飲み物を持って行こうとしていた銀野がいたのだ・・・