ゼインの世界渡り   作:ikkun

189 / 523
泉の中にあるもの

正義はこっそりとバガニールをときめにつけさせた。

 

正義「フィリップ、まだ捜索してない箇所もあるので私も行って捜索してきます。人でしか感じられないものもあるかもしれないですし・・・」

 

フィリップ「ときめはまだ君のことを怪しんでいたが・・・君も翔太朗に大分影響を受けていたからね。きっとときめのことを分かってあげられるはずだ。探してきたまえ。」

 

そうして正義はフィリップと亜樹子から許可をもらいアストロスイッチカバンに映るバガニールとの視覚共有情報を元にときめを追いかける。

 

ときめ「やっぱりメモリをもつと熱さが激しい・・・やっぱり感じ方が全然違う。」

 

ときめが反応した周囲を見渡すと大きな岩があった、それに触ると・・・

 

ときめ「あっさり動く・・・作り物だ。」

 

そうして動かすと螺旋階段の作られた地下への入り口があった。

 

正義「流石はときめ、こういうのを見つけて連絡せず入るとは無鉄砲さも翔太朗に似てきましたね。私は勝算があるうえで入りますけど。」

 

正義はときめが入った後でこっそりと階段を下りていくとそこにあったのは・・・

 

正義「なるほど・・・液体の薬のYOKEがまさに泉のように湧き出てますね。そして無数の骸骨はメモリ中毒者・・・水分は薬から取れても接種を辞めたら体が崩壊するから餓死したり中毒死の屍ですねこれは・・・」

 

正義はYOKEの成分と落ちているメモリを回収しながらときめの近くに移動すると・・・

 

ときめ「殺し屋!」

 

夜一「死神、と呼んでくれた方が嬉しいな。」

 

なんとときめと夜一が対峙していた。

 

夜一「楽が好きなのでね。鳥羽音吉のYOKEの施設がこの付近ということはわかっていたが入り口は知らない。だからそっちが探し当てるのを待っていたのさ。」

 

正義「まさか私と似た発想で見つけるとは・・・流石は意思は違えど執行者というわけですか・・・」

 

物陰でバガニールを使って撮影しながら正義は感心する。

 

夜一「狙い通りになったよ。流石はときめさんだ。」

 

ときめ「お前も・・・私を知っているの・・・!?」

 

夜一「おぉ、そうだった。記憶がないんだったな・・・もちろん知っているとも。あんたは私の大先輩だ。」

 

ときめ「えっ・・・」

 

夜一「私の先代が五条一葉、その先代があんただ。あんたは裏風都史上最強最悪の切り札・・・魔女と言われた殺し屋さ。」

 

それはまさに衝撃の真実だった・・・

 

正義「やはり幹部級・・・記憶がないのも相まって全然そうは見えませんでしたがやはり彼女もドーパントでしたか。」

 

正義は驚きながらも作戦は遂行することを決める。

 

正義「しかし本当に五条一葉はどこにいるんでしょうか・・・目は良いはずですからこちらの潜入に気づいてるはず・・・」

 

そうして正義が一葉を探している間にも夜一はときめに引くように勧めるがときめは震えながらもそれを断る。

 

夜一「しょうがない・・・いくらアンタが重要人物でも大けがくらいはするかもしれんよ。」

 

そう言って戦闘態勢に入ろうとしたそのとき壁に張り付いた骨が突然外れて浮かび上がったと思ったら夜一に突き刺さった!

 

ぐざっ!

 

夜一「ぐおっ!」

 

するとときめは何かに引っ張られるかのように遠くの柱に隠れてしまった・・・

 

正義「なるほど・・・インビジブルメモリが中毒者のメモリにあってそれを使いましたか・・・」

 

しかし正義は慌てることもなく・・・

 

正義「スクーパーロイミュード。貴方の出番です。」

 

音波を出して合図を送る。

 

スクーパー「了解、わくわくだな・・・」

 

スクーパーは二人が隠れた写真を撮る・・・そんな中二人は話していた・・・

 

一葉「ここまでバカだなんてねときめさん。何度も止めたのにさ・・・」

 

ときめ「バカだけど間違ってなかったよ・・・あんたは人を助ける人間になれるってわかった!」

 

一葉「そっか・・・馬鹿は私か・・・人殺しが・・・メモリで人を助けちゃうなんて。」

 

ときめ「逃げよう一葉、ここはただの墓場じゃないか!ここじゃ貴方の罪を数えることなんかできない!」

 

一葉「・・・!危ない!」

 

ときめ「え・・・!」

 

ガラガラガラ!!

 

なんと隠れていた柱が倒壊し始めたのだ!

 

正義「避けられましたか・・・けど機動力は潰しました。」

 

一葉「うぐっ!?」

 

ときめ「一葉!足を・・・!」

 

そう、さっきの倒壊はスクーパーロイミュードが能力で写真に指を入れて構造を壊して起こしたものだった・・・それによって瓦礫が一葉の足に当たって骨を折っていたのだ。

 

正義「さて、あとはデスドーパントに任せましょうか。ときめにはあとで倒壊や狙撃のことを忘れてもらうために氷の針を刺しておきましょう。」

 

そうして正義が今後のことを考える中デスドーパントはときめたちを見つけ出して向かっていくが・・・

 

ギュン ギュン!!

 

ガキンガキン!

 

突然飛んできた光弾をデスドーパントは鎌で弾き飛ばす!

 

正義「あれはルナトリガーの誘導弾・・・まさか・・・」

 

W(フィリップ)「このマシンが無かったら危なかった。照井竜から預かってリボルギャリに搭載していた亜樹ちゃんに感謝だ。」

 

そこにいたのはWと照井竜にドロイド、ガンナーAだった・・・

 

正義「おそらくあれで掘りだしましたね・・・私も行きますか・・・」

 

そうして正義はロイミュードを下がらせて姿を現す。

 

正義「すみません。入り口を見つけたのは良かったんですけど、だだっ広くて探すのに手間取りました・・・」

 

ときめ「正義も!良かった・・・!」

 

そうして戦いが再び始まるのだった…

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。