ゼインの世界渡り   作:ikkun

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能力の検証

クイーンに追い払われて事務所に戻ってきた二人は亜樹子に報告していた・・・

 

翔太朗「芸能界って人間が歪むのかなぁ・・・クイーンは冷てえし、プリンスくんもなんかすっげえ暗そうな奴だったぞ。」

 

亜樹子「ううむ、それは聞きたくなかったな・・・」

 

正義「自分をごまかさないといけないことが多くなるだけで本当の自分は確かにあると思いますよ。エリザベスのように自分本来の姿を出せる人間は少ないという話です。」

 

フィリップ「エリザベスはピュアってことだね。」

 

翔太朗「そうだけどそのピュアさでまた泣きついてきたら・・・」

 

エリザベス「翔ちゃああん!!」

 

言ってるそばから泣きながらエリザベスが来た・・・

 

翔太朗「落ち着けって・・・クイーンには俺からもう一度・・・

 

エリザベス「違うの!これ見て!ロケバスから連絡くれたんだけど様子がおかしくなって写真と翔ちゃん案件ってメッセージが・・・」

 

写真には窓の外に黒い靄が映っているところだった・・・

 

エリザベス「こっから先既読もつかなくて!電話も繋がんないの!どうしよう!」

 

亜樹子「翔ちゃん案件ってあれだよね。」

 

フィリップ「あぁ、イレギュラーズの皆がよく使うメモリ犯罪の隠語だ。」

 

正義「ときめに続いて今度はクイーンさんもですか。」

 

翔太朗「とにかくバスが消えた場所に向かうから亜樹子はテレビ局に連絡してくれ!」

 

翔太朗と正義、そして・・・

 

翔太朗「本当についてくるんだな?高確率で化け物と遭遇するぜ。」

 

エリザベス「うん、行く!私クイーンの助けになりたいの!」

 

エリザベスが亜樹子の連絡でわかった仕事場であるつむじ通りに向かう道へと行くと・・・

 

翔太朗「スパイダーが・・・」

 

そう、腕につけていたスパイダーショックのリングが光り始めた。

 

正義「それはX粒子の反応を感知したときにでるもの。つまり空間転移が行われたんです。」

 

翔太朗「じゃあやっぱりクイーンたちはバスごと裏風都に・・・誰がそんなことを・・・」

 

正義「それはわからないので後にしましょう。まずはスパイダーに新しい方のメモリを装填してください。」

 

そうして翔太朗がメモリを装填すると銀色の蜘蛛が粒子の濃いところへと向かっていき動きを止めた。

 

正義「間違いなくここですね。ネオ・デンデンセンサーでみるとX粒子が固まりになっている場所があります。」

 

フィリップ「わかった、僕も向かおう。」

 

フィリップがエクストリームメモリを使ってその場に現れる。

 

エリザベス「フィリップくん?どこから現れたの!?」

 

いきなり現れて驚くエリザベスだったが気にしないで調査が続けられていく。

 

正義「デンデンセンサーが見つけた粒子の塊やスパイダーショックの反応はこの五芒星にあるみたいです。」

 

エリザベス「確かにこの大通りなら坂の途中に車を止めとくことは多いから罠をしかけるにはうってつけかも・・・」

 

フィリップ「ということはこのマークはドーパントの能力でつけられたもので間違いない。これが異空間への入り口に変わるんだろう。」

 

そうしてフィリップがスパイダーをいじるとなにかを星に向かってなにかを吹きかけ始める。

 

フィリップ「採取したX粒子を微量に放出してみたが・・・」

 

それは反応して魔方陣のような形に変化した。

 

翔太朗「入れるのか?」

 

正義「いえ、ガワだけで転移能力はないですね。」

 

フィリップ「流石にドーパント本人でないと開けない。粒子によって発動状態に近い外観になっただけだ。」

 

つまりクイーンかプリンス狙いでドーパントはここにマーキングをしておきバスがそこについたときに魔方陣を開いてバスごと転移させたということだ。

 

正義「どうやらこの魔方陣を描くには粒子の他にも膨大なデータが必要なようですね。起動のタイミングや大きさなどのプログラミングもそこに入ってるんでしょう。」

 

正義がデンデンセンサーで見ながらそう言う。

 

翔太朗「このデータからメモリの正体はわかるかフィリップ。」

 

フィリップ「もちろん。場所もこの付近で間違いないだろうから足の方は任せたよ翔太朗。」

 

大きな手掛かりとともに更なる調査を行うのだった・・・

 

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