一方のクイーンたちはプロデューサーの久我が重症を負ってしまい背負いながら最後のゲーム、クエストドーパントの参入となったわけだが・・・
久我「みんな・・・俺を置いていけ。」
久我はか細い声でそう言ったのだ。
久我「どうせこのままじゃ助からん。だったら少しでもみんなが時間稼ぎになればいい。俺がいない方が行動も楽だろ。」
クイーン「絶対ダメよ!それで稼げる時間なんてたかが知れてる!そんな程度の時間稼ぎに久我さんの命を懸ける必要なんてない!私が・・・なにか手を考えるから!」
九重「クイーン・・・もういいよ。」
九重が叫ぶクイーンを落ち着かせる。
九重「状況が絶望的なのはもうみんな分かってる。君が一人で抱え込む必要はない。」
巻き込まれたメンバーもその言葉に同意するように見つめる。
クイーン「そっか・・・そうだよね。一人でなんでもやれちゃう女みたいに思われてて応えようとしてたけど心の中はきっとプリンス君と同じで自信がなかったし怖かった。それを見せないように突っ張ってた・・・一人じゃ絶対にできなかった。」
そのとき思い浮かべたのはエリザベスの姿だった・・・
クイーン「みんな!最後の最後まで力を合わせよう!」
そうして全員の気持ちが一つとなったがクエストの使い魔が襲い掛かってきた!
スタッフ「くっ!」
各々もらった剣や銃、双眼鏡を駆使してしのいでいくが・・・
コッパ「追い詰められちゃったね。でも凄い!一時間を過ぎても全員生存!しかも仲間割れもせずに結束してるなんて初めてだ!」
久我「仲間割れなどしない・・・二度と!」
久我はにらむがコッパはそんな視線も気にせずに笑う。
コッパ「今からでも遅くないぜえ・・・仲間を見捨てて逃げ回りなよ。生々しい反応を見せてくれ!」
クエスト!
コッパはそう言ってクエストメモリに変身した。
スタッフたちは果敢に銃や県で立ち向かうが蹴散らされてしまう・・・
クエストドーパントが歩み寄りクイーンに触ろうとした瞬間だった!
ガキン!
なんとプリンスが剣を持ってクエストの腕目掛けて剣を振り下ろしたのだ!
プリンス「僕だって!クイーンさんの役に立つ・・・その一人になりたい!なるんだあぁあ!」
そのまま手を切断してみせた!
クエスト「やるじゃんプリンスくん!でもざんねん!」
なんと切られた腕を操作してそのまま使い魔を出したのだ!
プリンス「うわぁああ!?」
プリンスが使い魔に囚われてしまう。
クエスト「かなり気に入ったよ君の事。無表情のクイーンよりも…彼女を失った君のろうばいの方が楽しめるかもね!」
クエストは腕を戻して武器を振りかぶる!
プリンス「クイーンさーん!!!」
クイーンは目をつぶってしまうそのときだった!
ガッ!!
クエスト「ぐっ!」
なんとクエストドーパントに何かがぶつかり武器を落とした・・・投げられた方向を見てみると・・・
クイーン「エリザベス!」
そう、何かを投げた後のエリザベスの姿がそこにはあった・・・しかも・・・
ブシュウゥ!!ズバッ!!
なんとクエストから血が二か所から噴き出したのだ。
クエスト「お前・・・今度は何を投げた・・・」
クエストが狼狽する中エリザベスの投げたものが戻ってきた。
クエスト「やったぁ!トカゲちゃんにポテトくん強い!」
それはファングメモリとフードロイドのポテチョッキンだった・・・ファングのメモリの力とシザースのアストロスイッチの力で固いクエストの装甲も切って見せたのだ。
W(フィリップ)「それはトカゲではなくファングという。」
ゼイン「ポテトもポテチョッキンっていうもっと可愛い名前があります。」
エリザベス「そうなんだ!」
訂正しながら現れたのはWとゼインだった。
ズガッ!
Wはそのままプリンスを捕らえていた使い魔を撃破した。
クエスト「何故だ!?魔方陣は閉めたはずなのに!」
W(フィリップ)閉じる前に飛び込んだ。それだけさ。」
ゼイン「もっとも閉じるのは遅らせましたがね。」
魔方陣が閉じるあのときWとゼインはファングメモリとG3の装備、GGー02サラマンダーの銃撃でボーンズを吹き飛ばしスパイダーに蓄積されていた粒子を高濃度で射出、閉じるのを遅らせて飛び込んだのだ。
エリザベスはクイーンに駆け寄る。
エリザベス「役に立ったでしょ?私も。」
クイーン「・・・でも遅い!」
クイーンはほほ笑んで答えた・・・
W(翔太朗)「文字通りゲームのラストステージになりそうだな。コッパ。」
W「さぁ、お前の罪を数えろ!」
コッパはそのまま使い魔を大量に出して応戦しようとするが・・・
ゼイン「こいつらに時間をかけてる暇はないですしこれで行きましょう。」
王蛇!執行!ジャスティスオーダー!
unite vent
ゼインがカードを読み込むとエビルダイバー、メタルゲラス、ベノスネーカーが合体して龍型のミラーモンスター。ジェノサイダーへと姿を変える。
クエスト「も、モンスター同士が合体した!?」
W(翔太朗)「かっけえかも・・・」
翔太朗も少年心をくすぐられてしまう。
final vent
ゼインがキックの構えを取るとジェノサイダーは腹部にあるブラックホールを展開して使い魔たちを吸い込みはじめる!
ゼイン「はぁあああ!」
ドーン!!!
ゼインがキックを叩き込めば使い魔たちはまとめてブラックホールへと吸い込まれて消滅した・・・
クエスト「ま、まとめておじゃんかよ!!」
クエストは武器を持って立ち向かうが今度はサイクロンジョーカーにフォームを変更していたWによって圧倒されてしまう・・・
ドガっ!!ガスっ!シュッ!
クエスト「なんだ・・・急に強く・・・」
W(フィリップ)「それは逆だ。体内の成分を利用して魔物を排出することはお前自身の生命エネルギーを削る行為だ。調子に乗って使い魔を増やしているうちに本体のバイタルが低下してきたのささ。」
W(翔太朗)「くそゲームのツケが一気に回ってきたってことだ。今度はお前が恐怖を味わう番だぜ。」
クエストは屈辱で震えながらも素早くゲートを開く。
クエスト「だったらリセットするだけの話さ。いずれ機をみて再ゲームだ!」
しかし・・・
ゼイン「愚かですね。メモリの名前が割れた状態でフィリップと再ゲームなんてできるわけないじゃないですか。貴方はこのゲームで脱落です。」
びゅおぉぉお!!
クエスト「な、なに!?」
ゼインがそう言った瞬間にはWはもうサイクロンメモリをマキシマムスロットに突き刺していた。
サイクロン!マキシマムドライブ!
そうして発生した膨大な風による空気流でクエストは引き寄せられる。
W(フィリップ)「そういうことだ。敗走する者の思考は読みやすい。」
W「ジョーカースパイラル!」
そのままWは風を纏った強烈な貫手を突き刺す!
ドォォォ!!
パリン・・・
コッパ「あらぁ・・・まじかよ・・・なんてみっともねえゲームオーバーだ・・・」
そう言ってコッパは気絶してしまった・・・
ゼイン「やれやれ・・・案の定メモリブレイクでマーキングは壊れましたか・・・元の世界に戻るには塔に向かうしかなさそうですよ?」
W(翔太朗)「確かにいきなり最終決戦しかなさそうだな・・・」
連戦になると思ったそのときア空間の入り口が開いた!それを開けたのは・・・
W(翔太朗)「ときめ!」
そう、ときめの変身するジョーカードーパントだった・・・
W(フィリップ)「そうか、ロードメモリを奪ったんだ。ドライバーはメモリの能力をレイズできるから・・・」
ジョーカー「思い出したんだ、攻撃で変身が溶けてもメモリが残ってる奴がいたのを。確率は低くてもいつか使えるメモリを奪えると思ったんだ。早くクイーンたちを風都に。」
ゼイン「あなたも戻る気はありませんか?貴方が捕らえられたら翔太朗にとって苦しい可能性が現実になるかもしれないんです。」
ジョーカー「大丈夫・・・私は屈しないから早く・・・」
W(翔太朗)「わかった。行くぜ。」
Wはそのままコッパを抱える。
W(フィリップ)「翔太朗?」
W(翔太朗)「未練かもしれねえけど俺は惚れた女に失望されたくねえ。こんなときに町の人々の命を優先しなかったらそいつに嫌われるからな。」
そうして翔太朗たちは入り口を潜り抜けるのだった・・・