ゼインの世界渡り   作:ikkun

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ゲームクリアとその後

ときめのゲートによって翔太朗たちは裏風都から脱出することができた。

最も傷が深かった久我プロデューサーも、緊急搬送されて一命をとりとめた。あと少しでも手当てが遅れていたら生死に関わっていたらしい・・・それでも、今回のゲームで一人の犠牲者が出なかったのは喜ばしいことと言える・・・

 

一方コッパは警察の秘密利用施設に収容されている。事件の後は糸が切れたかのように、生気を失い痩せ細りながら紙に星を描く日々を送っているらしい。

重度のメモリ後遺症により引き起こされたもので事情聴取もままならないそうだ。クエストのメモリと共に精神が砕けたのか、それとも添え物と思っていた奴に、いっぱい食わされたことも加わっているのはわからないが、自業自得と言えるものが一気に襲ってきたことは確かだ。

 

その後、日程はずれてしまったが撮影隊は無事に仕事に復帰した。

心なしかプリンスの現場での立ち振る舞いにも余裕が出ているという。

事件をきっかけに彼が成長したのならそれは怪我の功名といえるだろう。

そして今回のエリザベスの依頼だが・・・

 

ー撮影後ー

エリザベス「聞いて聞いて!最近ちょっとプリンスくんとも仲良くなってきちゃったのよぉ!私!」

 

どうやらプリンスが事件で活躍したエリザベスを見て憧れ意識を持ったことがきっかけのようだ・・・

 

その相手にゴシップ砲をかまそうとしていたくせに・・・と皆の目は冷たくなる・・・

 

エリザベス「なんですぅ、その目は・・・」

 

翔太朗「なんですぅ?じゃねぇよ!」

 

クイーン「翔ちゃんに泣きついたんでしょ?プリンス君に私を取られるって。」

 

エリザベス「あぁ、そんなこともありましたなぁ!」

 

亜樹子「いつの間にか自己解決かい!」

 

正義「流石、コッパにぼろくそ言われても言い返した女・・・メンタルが違いますね。」

 

エリザベス「まぁね!」

 

翔太朗「とにかくだ、お前からの依頼は解決した、いや解決するまでもなかったな。」

 

エリザベスの依頼はクイーンに自分が一番の相方だって思い出させてほしいというものだったが・・・

 

翔太朗「そんなのクイーンは一度だって忘れたことはねぇはずだ。」

 

正義「クイーンさんの話しぶりは冷たかったですけどそれだけ信頼してたってことですよね。」

 

クイーン「当たり前でしょ。エリザベスは元気づけられる側じゃない、元気をくれる側の人間だもの。」

 

エリザベス「クイーン・・・」

 

その言葉にエリザベスは涙ぐむ。

 

フィリップ「エリザベス、君がクイーンに憧れるように、クイーンは自分にはない君の長所に憧れていたということさ。最高のパートナーとはそういうものだ。」

 

エリザベス「クイーン!!」

 

フィリップの言葉にエリザベスの涙腺は崩壊してクイーンに抱き着いた・・・

 

クイーン「こんなこと言わせるために呼んだの?改まって口にすると恥ずかしいんだけど・・・」

 

クイーンは照れくさそうな顔をすることになったが今回の依頼は幕を閉じて二人は事務所を後にしようとした・・・

 

エリザベス「翔ちゃん、フィリップ君、正義君もありがとう!色々心配させちゃった上に、クイーンたちもみんな助けてくれて・・・ん?」

 

エリザベスはうっかり仮面ライダーのことを言ってしまっていた・・・

 

正義(こうなったらフリーズロイミュードにまた頼みましょうか・・・)

 

正義が強硬策をしようとしたときだった・・・

 

クイーン「私にだけ隠し事?・・・もしかして翔ちゃんや正義くんが仮面ライダーってこと?」

 

全員「えぇえええ!?」

 

なんとクイーンは秘密を知っていたのだ・・・

 

亜樹子「知ってたの?」

 

クイーン「まぁ見てれば色々わかるし。正義くんは翔ちゃんと一緒にいるのとゼインの発言とか口調とかでなんとなくね。まさかフィリップ君とくっついてるとまでは思わなかったけど・・・」

 

翔太朗「知ってたなら今までなんで黙ってたんだよ?」

 

クイーン「そりゃ内緒にしてるっぽかったからよ。気づかないふりしてあげないと悪いかなーって。」

 

それを聞いて一同はほっと息を吐くのだった。

 

フィリップ「やれやれ、とっくにバレていたとは。」

 

翔太朗「可愛くねえの・・・」

 

正義「あ、翔太朗それは・・・」

 

クイーン「可愛くない?誰が?」

 

翔太朗「いや見た目の可愛くないじゃなくて・・・・」

 

クイーン「なんどもいうなー!!」

 

翔太朗はクイーンに追いかけ回されることとなるのだった・・・

そしてその夜のこと正義は報告書作りをしていた・・・

 

正義「フィリップは翔太朗と連絡ですか?思いっきりクイーンに叩かれてましたけど大丈夫でしょうか?」

 

フィリップ「大丈夫さ、今ときめと出会った波止場にいるようだ。」

 

正義「まぁ現状ときめの心は変わってないことはあの事件でわかりましたね。」

 

フィリップ「そうだね・・・なに?」

 

フィリップが電話口で驚く。

 

正義「どうしました?」

 

フィリップ「翔太朗からの連絡でときめがあらわれてビギンズナイトを語ってくれるみたいだ・・・」

 

ときめが自身の過去を翔太朗に明かすという連絡が入った・・・

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