ゼインの世界渡り   作:ikkun

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住人の事情

卯の花荘に戻ってきた翔太朗たちは早速怪物のことを住人に知らせる。

 

住人「怪物だって!!?」

 

つむぎ「大丈夫なんですか。探偵さん?」

 

翔太朗「あぁ、軽く引っかかれただけですよ。」

 

フィリップ「ガイアメモリを使い、人間が変身した怪物。ドーパントが暗躍していることは間違いない。」

 

正義「その怯えようからして噂くらいは聞いてたみたいですね。」

 

牛込「そりゃこの町に住んでたらな・・・」

 

亜樹子「でもあんなに大騒ぎしたのに皆気づかなかったの?」

 

辰巳「ここのブロックルームの外装はメチャクチャ頑丈で分厚いんだよ。中でロックバンドがコンサートやったって外には聞こえないぜ。俺なんてそれが魅力ですんでるようなもんだし。」

 

ロックミュージシャンの辰巳が防音性について語る。

 

正義「つまり、アリバイは誰にもないと・・・」

 

馬場「そうそう、起きてたけど全然聞こえなかったしね。ね、先生。」

 

大虎「知らん・・・ワシは何も知らんよ・・・」

 

大虎はなにか含みをもった感じで言った・・・しかし消え方からしてドーパントはここの住人しか考えられなかった・・・

 

そうして住人たちは部屋に引きこもるようになった・・・

 

正義「さて、フィリップたちはドーパントのデータから調査してます。得意の聞き込みで調査するにしても音もなにも聞いてない人たちからどう情報を収集しますか翔太朗。」

 

翔太朗「甘いな正義・・・こういう時こそ一番あやしい人の調査だ!」

 

翔太朗は怪しく容疑を否定した大虎から話を聞くようだ。

 

正義「でもあの一件以来皆引きこもってるのにどうやって・・・」

 

翔太朗「こうするんだよ・・・!」

 

なんと翔太朗は大虎の窓からショックスパイダーの糸でよじ上り始めた!

 

正義「大丈夫ですかね・・・」

 

正義は大虎と扉の前に立っていると・・・

 

翔太朗「いれてもらえたぜ!」

 

大虎「君も待っていたとは・・・」

 

正義「凄いですね・・・」

 

顔を赤くした大虎と翔太朗が部屋に入っていた・・・

 

翔太朗「すみません、一番気になったのでのぞき込んじまって・・・」

 

大虎「いやなにも知らんのは事実だよ。昨日の夜まで集中してたしね。」

 

正義「翔太朗から部屋で叫んでたらしいですけどあれは・・・」

 

大虎「恥ずかしい話だがね。ワシは声に出さないとセリフが書けんのだよ・・・」

 

正義「クリエイターあるあるですね。感情込めたセリフの方が筆が進むってやつですか。」

 

大虎「あぁ、それで夜中に大声を出すもんだから追い出されてやっとたどり着いた安息の地がここだった。安心して執筆できるだけじゃない。ワシと同じように普通の暮らしができないような連中が集まってくる。奇人同士気兼ねもいらん。」

 

根津はつむぎに一目ぼれして入居した奇人度が低い住人だが体作りにストイックすぎたり仲間と衝突を頻繁に引き起こす。ストレスでタバコや酒がやめられない人が集まっているそうだ・・・

 

大虎「卯の花荘は最後の砦なんだ。ここの住人の中に化け物がいるなんてありえん!」

 

話を聞いた2人は部屋に戻ってきたが・・・

 

亜樹子「やばいやばい!夕日がまたおかしな色に・・・」

 

亜樹子の言う通り窓の外を見るとまた夕日が変色していた・・・

 

フィリップ「翔太朗。正義。今回のメモリの正体が見つかった。ドーパントの正体はユナイトだ。」

 

正義「ユナイト・・・結合や合体を意味する単語・・・」

 

フィリップ「あぁ、戦闘の時握りこんでいたのは左右同じ数の実弾、それを8発の弾丸を結合して4発にそれを2発、1発と重ねると最後に8発分の質量をもった超高密度な弾丸が完成する。」

 

正義「そこにユナイト自身のエネルギーが装填された銃によって装甲が削れたということですか・・・」

 

能力の範囲は繊維体の先で触れたものを能力下に入る。

昨夜の弾丸もドーパントが自身の部屋から引き揚げて使ったとみて間違いないようだ。

 

フィリップ「つまり卯の花荘の二つの部屋に繊維を伸ばして結合させれば・・・」

 

翔太朗「中の人間ごと二つの部屋が融合してたってことか。しかも部屋の構造は同じだからな・・・ますます同機が解らなくなったな・・・」

 

正義「そうですね・・・調整できるのか知りませんが生物同士は結合できないようですしそれじゃあ殺人目的ではなさそうです・・・」

 

そうして4人はチームアクセルの調査報告で更なる事実を知ることとなる・・・

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