ゼインの世界渡り   作:ikkun

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蘇生の仕組みと依頼の完遂

幹部ドーパントによって生み出されたタブードーパントをWはエクストリームで、ゼインも新たな能力で片付ける!

 

プリズム!マキシマムドライブ!

 

カリエス!執行!ジャスティスオーダー!

 

カオスクラック!

W「プリズムブレイク!」

 

ゼイン「はぁ!」

 

Wはプリズムソードの一撃でメモリのプログラムを破壊、ゼインは紫のエネルギーのクロー攻撃を叩き込んでタブードーパントを元のドロドロの液体に戻した・・・

 

W(翔太朗)「大丈夫か?霧彦。」

 

霧彦「あ、あぁ・・・それが最強のWとゼインの力か。君と相棒君は完全に一体化できるようになったんだな。」

 

翔太朗「ま、そういうことだ。」

 

変身を解除した翔太朗が答える。

 

正義「それよりもこの液体を回収しないと。」

 

正義はスポイトで、フィリップが布につけて採取した。

 

フィリップ「そうだね。分析してメモリの正体に近づこう。一つ質問だけど僕が来る前風邪を感じなかったかい?」

 

翔太朗「そういえばちょくちょく妙な風が吹いてたな。」

 

正義「アイツも風を操れるみたいですけど派生の能力にしてはかけ離れてるような・・・」

 

フィリップ「いや、僕の推測が正しければ・・・あと一つ、財団の男が再生したとき僕は顔がよく見えなかった。君たちはどうだった?」

 

翔太朗「あぁ、俺も朧気な感じだったぜ。」

 

正義「同じく。」

 

霧彦「待ってくれ。私には顔が見えたぞ。恰幅の良い髭面と女は細い眼のロングヘア―だ。どこかで見た顔だった・・・」

 

フィリップ「・・・すべて理解した。事務所で僕の推理を話そう。」

 

そうして全員が事務所に集合する。

 

亜樹子「うはぁ~今幽霊さんがいらっしゃるってことだけど・・・正義君の技術がなかったらぼやーとしか見えない・・・」

 

照井「俺はそれすら見えん。」

 

霧彦を眼魂から出して見え具合の検証をしてみても・・・

 

正義「やっぱり見え具合はかかわり度合いで変わりますか・・・」

 

正義もゴーストの力が無ければぼんやりとしか見えないことを呟く。

 

 

霧彦「眼魂から出て良かったよ。酷いコーヒーだな。匂いでわかる。」

 

翔太朗「どうせ飲めねーんだしいいだろ!それより二人の顔はこれであってるか?」

 

翔太朗が霧彦の証言をもとに書いた絵を見せる。

 

霧彦「あぁ、よく描けてるよ。」

 

霧彦も出来具合に感心しているとフィリップが先ほどの液体を持ってきた。

 

フィリップ「戦いの中ほとんど気化して消滅したがなんとか微量を真空保存できた。」

 

翔太朗「それでこれってなんだったんだ?」

 

すると正義とフィリップは気まずそうに言う。

 

正義「非科学的ですけどこれはエクトプラズムですね。」

 

亜樹子「え?エクトプラズムってあの心霊写真とかにあるぼわーっとした感じの?」

 

フィリップ「そう、古来から心霊学などで存在する降霊物質だ。霊的な存在を具現化するエネルギー体とでもいうのか・・・これが手に入ったことで正体が判明した。ネクロマンサードーパントということがね。」

 

翔太朗「ネクロマンサー!?」

 

照井「降霊術師・・・魔術や妖術で死人をよみがえらせるものの総称だったな。」

 

正義「もちろん本当の魔法じゃありません、そこで私が白銀で提案した仮説が生きてくるんですよ。」

 

フィリップ「そう、ネクロマンサードーパントは風に漂う個人の記憶を集めてそれに肉体を与えていてエクトプラズムは奴の体液なんだ。つまり特定人物の記憶を体内に吸収して現実のものとして具現化するんだ。」

 

翔太朗「地球の記憶を具現化って・・・!」

 

それはフィリップの星の本棚と同類の能力ということだ・・・

 

フィリップ「あぁ、ただ僕は記憶全てを閲覧できるだけだ。データ化してメモリにするには施設が必要になる、ネクロマンサーは死者の再現に絞ってるから個人で具現化が可能なんだ。」

 

霧彦「では・・・今の私はなんなんだろうか?」

 

それに対し一瞬の沈黙の後フィリップが言う。

 

フィリップ「園崎霧彦の地球記憶としか言えないな・・・」

 

正義「そして裏風都の目的はミュージアム関連の人物が必要になったけどその人物は死者でよみがえらせるしかない。その過程で霧彦は蘇ったけど改心したから取り逃がし、奴らは秘密漏洩を防ぐために始末しに来たということですね。」

 

そういうと霧彦は笑いながら言う。

 

霧彦「ふはははは・・・ありがとう。ご苦労だったね。探偵事務所の諸君!依頼はこうだっただろ。私が何者か調査して欲しいって。幽霊の方がましだった。悪の傀儡のついでに生まれた記憶の塊だった。ここでお別れした方がいいだろう?」

 

翔太朗「待てよ!」

 

霧彦「無粋だな、君は・・・少しだけ嬉しかった。この町にくることができて・・・でも悪人の道具じゃ生前と変わらない・・・・この町を泣かせないためにも消えたほうが・・・」

 

翔太朗「またこのキーホルダーを置いてく気かよ!」

 

翔太朗が出したのはふうとくんのキーホルダーだった・・・

 

正義「悪人の道具だったものでも善意があれば正義をなすことができる・・・それは仮面ライダーだけでないと私は思いますがね・・・」

 

翔太朗「そうだ!貰ったあの日・・・全力で引き留めてれば・・・そうできたかもしれないんだ!お前は俺に同じ後悔をさせるのか!」

 

しかし霧彦は思い詰めた顔で消えてしまった・・・

 

 

 

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