メモリブレイクを終えると同時にタブーを引き受けていた照井が現れた。
翔太朗「おう、そっちはどうだ?」
照井「解ければ終わりなのだろう?なら全員倒した。」
正義「流石ですね。メモリが強かろうと関係ないですね。」
流石の強さに感心する。
フィリップ「園崎霧彦も流石だ。ネクロマンサーで自分の記憶を最大限活性化させるとは。大したものだ。」
霧彦「なに、正義のサポートも流石だったんだ。それに私は精神力が強い男だったんだね。」
翔太朗「この野郎、すぐに調子の乗りやがる。」
そうして翔太朗が霧彦を小突こうとすると姿が消え始める。
フィリップ「そうか・・・メモリブレイクしたから・・・」
翔太朗「消えちまうのか・・・」
正義「ドロドロにならずに消えるんですね。」
フィリップ「全てのエクトプラズムをナスカの変身と戦いのために燃やしたのだろう。彼はもう地球記憶のみの存在だ・・・」
霧彦「では、今度こそ失礼するかな。」
翔太朗「待てよ、依頼しといて結果も聞かず消えんなよ。報告書もらわなきゃ困るんだ。」
霧彦「いやいや・・・机のある古いタイプライターで作るものだろう?半日くらいかかりそうだし待てないな。」
翔太朗「いちいち突っ込むなよ。じゃあ口頭ですます。何故蘇っただが・・・俺達に町の危険を知らせ守らせるためにだ。ありがとよ。」
霧彦「キザ野郎だね。君は・・・」
翔太朗「お前が言うな。」
正義「似たもの同士・・・いいことですね。」
すると霧彦は本格的に消え始める。
霧彦「またこの町の風になるか・・・だが今回は最高にいい気分だ。思ってたよりもずっと君たちの・・・町の助けになれた・・・」
霧彦は最後の力でキーホルダーを翔太朗の手に落とす・・・
霧彦「・・・後は頼んだよ。翔太朗・・・・」
そうして翔太朗が振り向くとそこには一陣の風が残っていた・・・
翔太朗「だからおんなじような別れ方させんなって言っただろうが。ホント自分勝手なやつだよな。お前は・・・霧彦!」
そうして今度は顔を合わせての別れをする二人だった・・・
フィリップ「風に消えた・・・ということはスカルは本当に地球の記憶。ロストドライバーは母さんが置いたのだろうがそれを手渡して励ましたのは鳴海壮吉の意思・・・だったのかもしれないね。」
正義「まさにスカルの奇跡ってやつですね。」
二人は翔太朗の話に改めて納得して照井と共にノストに話を聞こうとしたが・・・
照井「くっ・・・この男は死んでいる。」
翔太朗「何!?メモリブレイクは確かにしたぞ!」
正義「普通毒素が回ってても苦しむだけですむはずですが・・・」
フィリップ「それに・・・ない!この男が持っていた加頭順から抽出したプログラムが!まさか・・・ネクロマンサーなら可能なのか幽霊の予約が!」
照井「予約だと?」
フィリップ「ネクロマンサーは死後、自分の地球記憶が幽霊化されるように自らに能力をしかけたんだ。あの鏡が光った瞬間に発動して自分用のエクトプラズムが体内に充填されると光が生命活動を停止させる。僕たちの技が直撃する寸前にもう死んでたんだ。」
正義「じゃあメモリがブレイクされると同時に幽霊になってデータを届けたわけですか。」
フィリップ「狂気の忠誠心だ・・・」
すると・・・
ごごごご・・・
なにやら地響きが響き渡るのだった・・・