ゼインの世界渡り   作:ikkun

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盗まれる町と新たなる幹部

亡霊騒ぎの夜、ノストがデータを届けた直後、町では大異変が起きていた・・・

町の建物がごっそり消えるという現象が風都各地で相次いでいたのだ。

そうして異変の直後には風都イレギュラーズも探偵事務所に集合していた・・・

 

リリィ「みんなぁ!無事でよかった!」

 

翔太朗「リリィさんも無事でよかった。全員集合できてなによりだ。」

 

ウォッチャマン「そりゃ翔ちゃんのところに来るでしょ皆。」

 

正義「町が消失なんて完全に裏風都がらみですもんね。」

 

皆がなくなった建物を見ながら状況を確認する。

 

リリィ「じゃあ皆も町が消えてくのをみたのね!」

 

サンタ「そ・そ・そ!なんかこう変な黒い町がじゅわーと向こう側に見えたと思ったら近所の建物がシューって白くなってって消えたの!」

 

リリィ「私もよ!ステージでマジックしてて箱の中から出たら黒い町が広がってて!裏風都ってやつって思ってら観客が逃げたと同時にステージも消えたの!私たちは消えなかったのは不思議だけど・・・」

 

翔太朗「つまり人間だけ残して消えたのか・・・」

 

空也「俺もそうだったぞ左くん、作業していた建設中のビルが消えたんだ。ビルが白くなって消えていき・・・正直全員地面に落とされると思ったが、ビルは地面に沈むようにして消えたから無事だった気が付くと真っ白い地面に立ってたんだ。」

 

摩訶不思議な現象に事務所の面々は考え込んでしまう・・・

 

照井「刃野刑事やチームアクセルが都内各所を調査して情報を送ってくれている。すでに相当な箇所、面積が消失しているな。」

 

チームアクセルによると空間転移粒子が次々と確認されているとのことだ。

 

正義「つまり奴らが次元転移を乱発して都市を消失させつつあるってことですね・・・」

 

照井「そうなるな・・・フィリップ君の意見も聞かせてくれ、今回は君の頭脳が頼りだ。」

 

フィリップ「照井竜。君から貰った情報やイレギュラーズの皆の証言を聞いて自分なりの仮説を立てた・・・しかしこれが正解だとすれば・・・」

 

フィリップは険しい顔になる・・・

 

翔太朗「・・・相当ヤバいってことだな。相棒。」

 

フィリップ「あぁ、良くない。最悪の近い事態だ。」

 

晶「いつも冷静なフィリップさんがこんな顔してここまで言うなんて珍しいですよね・・・」

 

エリザベス「よっぽどだね・・・」

 

フィリップ「あくまで僕の推論にすぎない。今は多くを語るのは控えたい。」

 

ウォッチャマン「って言ってもさ。怖いことになるならいっそ聞かせてくれた方がいい気がするんだよね・・・ぼきみたいな心配性にはさ・・・」

 

正義「まぁ、わかりますけど違ったら不安を増長させるだけですからね。」

 

ウォッチャマン「そうだよね・・・なんだか頭重たくなってきた・・・」

 

正義「いやウォッチャマンさん上・・・」

 

正義の指さしたところにはなんと壁から出てきたときめがいたのだ!

 

ときめ「あ、ごめん。ウォッチャマン。そういって華麗に着地したときめに誰もが驚いた!

 

亜樹子「と、ときめちゃん!驚かさんといてやぁ!」

 

晶「忘れてしたけどときめさん元魔女だもんね。」

 

ときめ「・・・翔太朗。」

すると翔太朗はときめに抱擁をした。

 

翔太朗「ときめ!良かった。よく無事で帰って来てくれた!」

 

ときめ「・・・嬉しいけど。みんな見てるよ。」

 

そう、ここは全員が集まってる場。全員がにまにましながら二人を見ている。

 

サンタ「あ、無問題。無問題!」

 

エリザベス「うんうん。遠慮なさらずに!」

 

翔太朗「そ、そんなんじゃねぇよ!」

 

正義「そうですよ。まずかえってきてすることといえば・・・検疫です。裏風都に発信機とかなにかされてないか見ないと。あ、あとお腹空いてますよね。何か作ります。」

 

クイーン「正義・・・」

 

照井「君って奴は・・・」

 

亜樹子「心配だったのはわかるが空気読まんかい!!」

 

パコっ!!

 

正義「何故・・・?」

 

正義が亜樹子にスリッパで叩かれるということがありながらも帰ってきた理由を聞く。

 

ときめ「私だけじゃどうにもならなくて・・・裏風都の様子がおかしくなったんだ。ロードたちが見当たらなくなってそこへリアクターが襲ってきた。倒せそうだったんだけどユキがあらわれてリアクターを救って空間に消えた・・・」

 

翔太朗「つまりこっちに風都に逃げたってことか?」

 

ときめ「多分・・・私は警備が薄くなるならトワを探すチャンスだと思って中心に向かったんだけど・・・完全な無人になっていて野良のドーパントは処分されててトワは見つからなかった・・・」

 

ときめから聞いた話ではシティは巨体で暴走の影響や町づくりの影響で動かせなかったはずだが・・・

 

ときめ「よほど特殊な方法で隠されないかぎり見つからないはずないのに・・・そして風都に出てこの騒ぎを知った。」

 

正義「上等ですよ。幹部がここに集まってるならまとめてメモリブレイクです。」

 

フィリップ「もちろんそうしたいが・・・仮説の現実味が増してしまった・・・ときめ君が判断した通り僕たちはバラバラでいる段階ではなくなってしまった。僕たちに力を貸してくれるかい?」」

 

ときめは力強く頷く。

 

フィリップ「イレギュラーズの皆は各地の捜索をお願いしたい。千葉秀夫の空間転移装置が関わっている以上その設置場所を突き止めるのが第一だ。」

 

クイーン「任せて!」

 

空也「無論だ。」

 

晶「早速行きましょう!」

 

イレギュラーズはそうして駆けだす。

 

すると入れ違いで・・・

 

「すみません、すこし用事があるのですが・・・」

 

亜樹子「依頼人かな・・・」

 

「依頼人か・・・どっちかというと交渉人ですね。確かに頼み事ではありますが・・・」

 

そう言って出てきたのはメガネにスーツ、コートを羽織った男と雪山で着るのうなジャンパーにフードを深くかぶった大男だった・・・

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