ゼインの世界渡り   作:ikkun

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復讐の男

爆破直後、万灯たちはボムドーパントの大爆発をその目で見届けた。

 

千葉「ボムの全身爆発に巻き込まれた以上ゼンタさんも生き残ってはいないでしょう・・・」

 

万灯「爆破規模は・・・距離一キロ?」

 

その被害に万灯は首をかしげる。

 

千葉「まぁ、心配はいりません。6号機は破壊されましたがこの中枢器との連動は立っておきましたからZ計画は進行中です。」

 

千葉がそう言ってみたのは巨大な墓石のような黒い板だ・・・

 

万灯「・・・私のことを冷酷な男と思っているんだろ?光くん。」

 

光「いえ、別に・・・」

 

万灯「幹部二人を失ったわりに平然としているように見えるからね。理由は簡単さ、警戒を解けないからさ。ゼンタたちの尊い犠牲に報いるためにも。そら、来たよ。迎撃の準備を。」

 

光「え?」

 

その瞬間にもうリボルギャリーは万灯のところに突っ込んできていた!

 

そうして降りてきたのは仮面ライダーとときめたちだった・・・

 

万灯「流石、というしかないな。よく突き止められたね。ここを。」

 

正義「そういう割には同様してないですし私たちを見て幽霊扱いしないのはそちらも流石ですね。」

 

万灯「半径一キロはボムが全身爆破したにしては小規模だ君たちが爆破を抑え込んだと読んだ。種は随分とごり押しだったようだがね・・・」

 

そういうと万灯は疲れを見せるときめに目線をむける。

 

ときめ「自分から言い出したことだ。」

 

正義「そう、ジョーカーのオーラ―を全開にして抑え込んだおかげで私の風の力とエクストリームの防御技でダメージをガードできたってことですよ。」

 

正義は剣斬のゼインカードを見せながら言う。

 

フィリップ「空間転移粒子発生装置を破壊したのに町の消滅は進んでいた・・・僕は残骸からそれが子機であり都市の融合を指令する中枢がどこかにあると推察した。」

 

照井「そこからはチームアクセルでデータを抽出してここを見つけたということだ。」

 

千葉「全く・・・悪魔のような頭脳だフィリップさん、普通はそんな消し炭みたいなデータからここは見つけ出せませんよ。」

 

万灯「素晴らしいよ、百点満点だ我々もここにある装置を中枢器と呼んでいるからね。」

 

正義「その墓石みたいなのがそうですか・・・」

 

万灯「墓石とは失礼だね・・・いやある意味正しいか・・・フィリップ君話してあげたらどうだい?」

 

フィリップ「人間の所業とは思えない推理だけどね・・・あれが司令塔となって12機の子機が変換した風都の構造物を裏風都に転送する。その裏風都は万灯トワがシティ・ドーパントとなって生み出した都市・・・つまりこれが万灯トワそのものだ。」

 

その装置にはCITYと残酷に刻まれていた・・・

 

正義「つまりシティドーパントの能力だけ起動させてこの表の風都に移動させられる形というのがこの形というわけですか・・・」

 

フィリップ「あぁ、いくら裏風都を探してもないはずだ。物体の中に部品を押し込むように・・・つまり彼女はもう・・・」

 

万灯「死んだ・・・といいたいのだろう?それは君たちの基準だ。彼女は生きているこの空間の向こう側の町で。あの町は彼女そのものだ。彼女が死んでは存在しえない。」

 

千葉「精神と肉体を分離して町と融合させ、彼女の肉体はこの中枢器を媒介として町を吸い上げているというわけです。正義さんの言う通りこれだけでシティメモリそのものの能力を発揮しているんですよ。」

 

正義「理論上はそうかもしれませんがまさに狂気的ですね・・・」

 

万灯「おほめに預かり光栄だね。厳密に言うなら中枢器が子機で12機の装置は孫機にあたるけどね。」

 

ときめ「それじゃあ結局・・・!!」

 

万灯「?あぁ・・・・この中に入っているのは精神のないシティ・ドーパントの屍骸。一般医学的に言えばトワの遺体だね。」

 

それを聞いてときめの脳裏に駆け巡るのはトワとの思い出・・・そして流れたのは滝のような涙だった・・・

 

万灯「美しくも尊い犠牲だ。」

 

翔太朗「てめぇ・・・!!」

 

照井「許さん!」

 

ライダーたちとドーパントたちが変身しようとした瞬間だった!

 

ばちばち・・・

 

正義「転移の兆候・・・?」

 

万灯「かえってきたようだね・・・君たちを潰すのは彼に譲らないといけないようだ。」

 

そこに現れたのは体が解けながらも動き続けるゾーンドーパントだった・・・

 

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