ゼインの世界渡り   作:ikkun

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倉田との対決

正義たちが米軍に保護されていたころ、ハートとヒロミチはゴーマを浄化し、クローバータワーの屋上にいる倉田とベールのところまで来ていた。

 

倉田「遅かったじゃないですか。相田マナさん。今頃、アメリカの駆逐艦から次元の裂け目に向けてミサイルが発射されているはずです。こんなことならキングジコチューに支配されていた方がましだった!人間界と関わりを持たなければこんな苦しい思いをせずに済んだのに。」

 

倉田は芝居がかった口調でまくしたてる。

 

倉田「あなたのおせっかいが人間界もトランプ共和国も苦しめることになるのです。」

 

ヒロミチ「耳を貸すな、マナ!アイツは人の心を蝕む化け物だ!」

 

ヒロミチはマナに言葉を投げかける。

 

倉田「ひどいなぁ・・・私はただ真実を述べただけなのに・・・」

 

窓ガラスの破片が舞い散り倉田の目論見通りならミサイルが撃ち込まれる時間となったそのときだった!

 

ダイアモンド「マナ!今そっちにいくから!」

 

ダイアモンドの声がしたそのときゲートが開かれてそこからダイアモンドたちが現れた!

 

ハート「皆!米軍の攻撃はどうなったの?」

 

ロゼッタ「それなら米軍の人が来てくれてジョナサンが説明した結果取りやめになりましたわ。」

 

レジーナ「残念だったわね!ナメクジメガネ!」

 

亜久里「貴方の命運もここまでです!」

 

ミサイルの計画を阻止されたことで倉田は焦ってベールに頼み込む。

 

倉田「べ、ベール君、なんとかしたまえ!」

 

ベール「そう言われてもなぁ・・・契約を交わしたのはゴーマとルストの二人で俺じゃない。」

 

倉田「何を言ってるんだ。君は宣戦布告をしてくれたじゃないか。」

 

ベール「面白そうだからやっただけだ。それに・・・あの子娘たちとやるのはごめんこうむりたい。勝手にやればいい。」

 

そう言ってベールは瞬間移動で消えていった・・・・

 

倉田「あぁあ・・・どいつもこいつも、私がここまで何十年の年月を費やしたかもしらないでぇええ・・・!」

 

倉田は正義からもらったメモリを取り出す。

 

ソード「何あれ!?」

 

ヒロミチ「確か、正義君が倉田の懐に潜り込むためにルストのジコチュー細胞から作り上げたものだよね?」

 

正義「えぇ、刺せば怪物になります。」

 

レジーナ「なんてもの作ってるのよ!」

 

正義「なくてもそのまま細胞を取り込んでましたよ。アイツなら。」

 

倉田「これで終わりだぁああ!」

 

倉田はメモリを起動させる!

 

ジャネジー!

 

そうしてジャネジーの記憶を内包したガイアメモリを首に突き刺すと倉田の体は四足歩行の羊や蝙蝠の羽、胴体はコブラの怪物が出現していた!

 

ジコチュードーパント「憎い・・・お前たちさえいなければぁあ!!」

 

ジコチュードーパントは火を噴きながら飛び去ってしまう・・・

 

ソード「どうするの!?このままじゃ・・・」

 

正義「問題ありません、ヒロミチさんロイヤルクリスタルはありますね。」

 

ヒロミチ「そうか、亜久里ちゃん。これを!」

 

しかし亜久里はためらってしまう・・・

 

亜久里「怖いのです・・・また感情が暴走して誰かを傷つけてしまうのが・・・」

 

そう、彼女は捕まっているジョナサンを水晶の鏡でみて暴走してしまったのだ。

 

アン「何を恐れることがありましょう。」

 

するとその声に反応するように王女の姿が浮かび上がった。

 

ソード「王女さま!お会いしとうございました!」

 

正義「時代劇?」

 

ソードが感激のあまりキャラ崩壊しているのに正義が突っ込みを入れる。

 

アン「あなたはまだ若いのです。つまずいたって立ち上がればいいのです。その分成長できる。私はそう信じています。」

 

亜久里「わかりました!いきます!」

 

するとアイズパレットのロイヤルクリスタルが装着され新たなる形となった。

 

正義「指輪になりましたね。」

 

アン「新たなる力、ラブインフィニティリング。」

 

ハート「凄い輝きだよ!」

 

その神々しさにハートもはしゃぐ。

 

レジーナ「ちょっと!私もプリキュアになって戦いたい!」

 

亜久里が新しい力を手に入れてレジ―ナも何か欲しいと駄々をこねる。

 

正義「ならこれで我慢してください。」

 

正義が念のため力をラーニングして作ったキュアジョーカーのゼインカードを投げるとレジーナはジョーカーへと姿を変える。

 

ジョーカー(レジーナ)「アンタやるじゃない!」

 

正義「出力はコピーされたもので亜久里の分を補っているのでダウンしてますがそれでも主導権は貴方が持ってますよ。」

 

アン「私は、いつでもあなた達のことを見守っていますよ。アデュー。」

 

そう言ってアンが消えると同時、携帯が鳴る。

 

水谷「皆さん!新宿に巨大な怪物が現れ、町にジコチューたちのジャネジーを吸っています!」

 

水谷警部が連絡を入れる。

 

ロゼッタ「急いで向かわないと!」

 

ハート「ラブリーパッド!私たちを新宿に連れて行って!」

 

そうして新宿にテレポートするとさらに巨大化したジコチュードーパントが暴れていた。

 

ダイアモンド「さっき、問題ないって言ったけど何か方法があるの?」

 

ダイアモンドは正義に作戦を聞く。

 

正義「えぇ、アイツはメモリによってジャネジーを制御できるようになって浮かれていますがそれこそが弱点、メモリが破壊されればジャネジーを吸収することも制御することもできません、その隙にパワーをさらに流し込めば破裂して終了です。」

 

ハート「つまり風船みたいにするってこと?」

 

正義「その通りです。」

 

ロゼッタ「でもメモリは体の中にあるのでしょう?」

 

正義「それもしっかりと方法はありますよ。」

 

そう言って正義はWのゼインカードを出すとそこにはサイクロンメモリとジョーカーメモリの装填されたWドライバー、そして空を飛ぶエクストリームメモリが出現する。

 

正義「この変身でメモリのプログラムを破壊しますのでハートたちは大技の準備をお願いします。」

 

ハート「わかった!」

 

ハートたちはラブハートアローを合体させて巨大化させてそこにジョーカーのミラクルドラゴングレイブを矢の代わりに装填してエネルギーの充填を開始する。

 

ジコチュードーパント「させるかあああ!」

 

ジコチュードーパントは雷撃を発生させるがエクストリームメモリがエネルギーを纏った状態で全て防ぐ!

 

正義「では、行きます。変身。」

 

そうしてWドライバーにエクストリームメモリが装填される!

 

エクストリーム!

 

すると神々しい音楽と共に正義は右半身が緑色、左半身は黒、胸などの中央部が白色となった仮面ライダーWエクストリームへと姿を変えた!

 

ジコチュードーパント「貴様も邪魔をするのかぁ・・・」

 

W「もうキュアハートの善意のシンギュラリティは見せて貰いましたからね。ご苦労様でした。糧になってくれたこと感謝しますよ。」

 

そう言ってWはプリズムビッカーを出して・・・

 

プリズム!

 

プリズムメモリをプリズムソードに装填する。

 

ジコチュードーパント「がぁ!!」

 

ジコチュードーパントはツメの連撃で止めようとするがプリズムビッカーで防ぐことによってダメージは入らない。

 

W「貴方の能力値全ては閲覧済みです。」

 

Wの星の本棚による閲覧能力をフルに扱うことのできるエクストリームはゼインの予測能力と合わさることで全てを見透かすことができていた・・・

 

ジコチュードーパント「ならばジャネジーをさらに吸収して強くなるのみぃい・・・!」

 

そうしてジコチュードーパントはジャネジーを吸収しようとするが・・・

 

「それはできませんよ!」

 

なんとそこには数千人ものプリキュアがいたのだ・・・

 

ドキドキプリキュア「えぇえええ!?」

 

当然皆は驚いてしまう、このときNWOの中にあった人工のロイヤルクリスタルがアイちゃんの力を受けて世界中に散らばりプリキュアの素質のある少女たちと重なることで変身したのだ!

 

プリキュア「あ、あの私あなた達に憧れて・・・」

 

プリキュア「今はそれは後でね!この世界は皆のものなんだから力を合わせないと!」

 

プリキュア「周りにジコチューは私たちが浄化した!あとは貴方たちのパワー充填を手伝うわ!」

 

世界中のプリキュアたちの力が足されて弓はさらに巨大に、槍はさらに燃え上がった!

 

ジコチュードーパント「バカな・・・・こんなことが・・・」

 

W「キュアハート・・・いえドキドキプリキュア、本当に面白い人たちですよ。予測をさらに超えてくるとは。」

 

プリズムマキシマムドライブ!

 

W「プリズムブレイク!」

 

ズバッ!!

 

プリズムソードによる一撃でメモリのプログラムは破壊された!それによって膨大なエネルギーでジコチュードーパントは破裂しそうになる!

 

ジコチュードーパント「ぐあぁああ・・・」

 

W「これで決まりです。」

 

プリズム!マキシマムドライブ!

 

エクストリーム!マキシマムドライブ!

 

W「ダブルプリズムエクストリーム!」

 

プリキュア「プリキュア・ワールドビッグバン!」

 

Wの究極技と世界中のプリキュアのパワーの合わさった一撃がジコチュードーパントに突き刺さった!

 

ジコチュードーパント「バカな・・・私が・・・世界一の軍需会社を作るこの私があぁあ・・・!」

 

ドーオォォォン!!

 

パリン・・・

 

流石にジャネジーと合わせて2重の毒素、そして膨大なエネルギーには耐えられずにT3メモリであるジャネジーメモリもブレイクされた。

 

そして倉田は靄のように消え去ってしまった・・・

 

ヒロミチ「町が戻っていく・・・今度こそ終わったんだ・・・」

 

町が修復されていくのを見てヒロミチは呟く・・・こうして壮絶な戦いは幕を閉じるのだった・・・

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