それから一週間後、教会とは言われているが小さな雑居ビルを間借りしている簡素なところで活動が行われていた。
布教とボランティア活動を行っており一週間のお試し期間を終えて正式に信徒と登録されて命の実を与えられるのが黒の菩提樹だった。
そしてここにも二人、期間を終えて入信手続きを進めていた。
信徒「では改めまして、ようこそ黒の菩提樹へ。これから共に頑張りましょう。」
そこにいたのはチーム鎧武のチャッキーと顔は変えているが正義がいた。
チャッキー「よろしくお願いします。」
正義「これからも救済のために頑張ります。」
そうして幹部の一人がトランクケースを開けるとそこにはザクロロックシードがあった・・・
幹部「肌身離さず持ち歩いてください。」
チャッキー「は、はい。」
二人はザクロロックシードを持つが正義はすでにオーバーロードにひそかにゼインカードの力でなることで無効化し、チャッキーに話しかける。
正義「大丈夫ですか?」
チャッキー「う、うん。でもこれ本当にヤバいよ・・・」
何故二人が潜入しているかというと駅前でみた信徒の一人について話し、自爆テロで不安が増えれば信徒が増えると分析した光実は入信して、スパイとなる方法を思い付いた。そこで手をあげたのがチャッキーだった。
光実は昔に皆を傷つけたこともあり渋っていたが正義と一緒に入信し、なおかつ何かあったらすぐ駆けつけるということでこの潜入任務を実行するに至ったのだ。
チャッキー「じゃあトイレで正義さんの作ったレプリカにすり替えようか。」
正義「この出来ならよほどのぼろを出さない限りバレません。それからここでは私の名前は桜井裕斗でお願いしますね。」
チャッキー「うん、わかった!」
そうして二人は小型無線機で連絡を取る。
正義「首尾よくロックシードは受け取りました。」
チャッキー「ミッチの予想通り幹部の中にギャングの人がいた。後つけたときに見た顔だし間違いないよ。」
光実「疑われてないのならこのままお願いするよ。」
そうしてトイレを出て信徒のところに戻り案内された場所はコンクリートの宮殿の中にある広大な空間だった・・・そこに現れた狗道の声がこだまする。
狗道「いのちはめぐるすべてはうつろう・・・歓喜せよ。森から追放された我らが、救済の階段を上るのだ。」
信徒「終末の時は来たれり・・・」
信徒「迷える我らを救いたまえ・・・」
信徒たちは亡者のように手を伸ばす。
狗道「千変する三千世界の果てに我が願い、我が救済は結実せり!」
狗道がそう唱えるとザクロロックシードは一斉に赤い光を放ち始めた!
チャッキー「桜井さん・・・私たちのロックシードは大丈夫かな?」
正義「大丈夫です。色々とギミックは詰め込んであった発光機能もしっかりと搭載済みです。」
チャッキー「よかった・・・今のうちに・・・」
2人はトランス状態のふりをしながらマイクロバスに乗り込む、ちなみにGPSも持っており位置はリアルタイムで共有される。
そうして向かった先には信徒だけでなく他の場所で洗脳された人たちもいた。
チャッキー「ココって確か地下の放水路だよ・・・ここからならインフラなんて一瞬で爆破できちゃう。」
正義「まずは追いかけてるザックと光実と合流しましょう。」
二人は光実たちのGPSを頼りに合流した。
正義「無事でしたか・・・」
ザック「あぁ、けどイナゴの怪人が出てきたりしてバレるのは時間の問題になっちまった。」
光実「ここは僕と正義で探索、ザックはチャッキーを連れて避難してくれ。」
そうして二人はうつろな信徒たちを横目に探索を開始する。
光実「これだけ広大な空間ならセイヴァーシステムも隠したまま設置可能なはずだ。」
正義「奥に進んでみましょうか。」
そうして二人は調圧水槽の奥へと向かい、市内各所から水が集まる巨大な井戸へと向かうと・・・
正義「ありましたね。まさに菩提樹の木のようですね。」
そう、そこに巨大な木のように佇む兵器・・・セイヴァーシステムがあった。
光実「あれは電磁波を発信するアンテナなんだ。出力装置は・・・あれか?」
立坑の最下部アンテナの根本に置かれた機械群が心臓部のようだ・・・
二人は破壊しようと降りるが・・・
狗道「やはりあなたが来るのか。呉島光実、そして顔は変えているがもう一人の仮面ライダー、ゼイン。」
正義「いつの間にここに・・・どうやら人外なのは確かですね。」
正義の言う通り狗道はクラックを開いてイナゴの怪人を出現させるのだった・・・