ゼインの世界渡り   作:ikkun

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狗道の目的

機械の菩提樹が座波めしを覆ったときに町の人間はトランス状態へと陥ってしまった・・・

 

城乃内「終末の時は来たれり・・・」

 

城乃内も大通りをトランス状態でゆらゆらと徘徊していたが・・・

 

凰蓮「ばっかモーン!!」

 

貴虎同様、帰ってきた凰蓮のたらいの一撃で崩れるように倒れた・・・

 

凰蓮「全く・・・修業が足りないんじゃなくて?ほらメロンの君からアンタの分のドライバーを預かってるわよ。」

 

凰蓮が戦極ドライバーを城乃内につけるとトランス状態から解放された。

 

城乃内「いてて・・・あれ?凰蓮さん?いつ戻って・・・って言うか俺、どうなって・・・」

 

凰蓮「ドライバーを外すんじゃないわよ。それがあれば支配からは逃れられるわ。メロンの君たちも無事だから行くわよ。」

 

そうして二人がイナゴ怪人を蹴散らしながら向かったのはチーム鎧武のガレージ、そこにはザックや貴虎、光実、正義といった支配から逃れているメンバーが集まっていた。

 

正義「他のメンバーたちは保護はしていますが全員トランス状態ですね。」

 

正義のゼインドライバーも他の仮面ライダーの技術が使われているために支配を逃れていた。彼はAIと融合しているので同じものとみなされているのかもしれないが・・・

 

光実「でも、いつどうなるか・・・もし地下にいた人たちみたいなことになれば・・・」

 

貴虎「そもそも狗道の目的はなんだ?」

 

ザック「そりゃ沢芽市の皆を洗脳することじゃないのかよ?」

 

正義「それによって狗道に何のメリットがあるのか・・・」

 

光実「奴は救済だと言っていた。かつての自分と同じ祝福だとも。」

 

ザック「実験で死んだ自分とか?」

 

城乃内「じゃあマジで幽霊なのかよ・・・」

 

その答えに光実は首を横に振る。

 

光実「いや、アイツには実体がある。僕たちだって戦ったじゃないか。」

 

正義「奴は高次への進化とも言っていました。おそらくあの実験が何かもたらした結果なのでしょう。資料があればいいのですが・・・」

 

貴虎「それなら俺達の家に凌馬の資料がある。」

 

そうして一同は呉島邸へと足を運んで凌馬のパソコンでリンゴロックシードについて資料を開こうとするが・・・

 

貴虎「ダメだ・・・どうやってもロックを外せない。」

 

やはりセキュリティは厳重で開くことは困難を極めていた。

 

正義「なら私がハッキングを・・・」

 

正義がゼインドライバーをパソコンにつなげようとしたときだった。

 

凌馬「やぁ、このファイルにアクセスしたということは狗道供界がまた現れたのかな?」

 

なんとパソコンにいきなり凌馬が映ったのだ!

 

貴虎「凌馬!?」

 

凌馬「この動画を見てるのは貴虎かな?それとも光実君か・・・ま、どっちでもいいか。」

 

正義「どうやらこのことを予見してあらかじめ取った動画がファイルにアクセスしたら流れるようにプログラムを組んでたんでしょうね。」

 

ザック「流石だな・・・」

 

用意周到さに一同は驚いてしまう。

 

凌馬「私がいなくなった世界など知ったことではないがあの3流が大きな顔をしてるなら不愉快だからね。まず結論から言おう、狗道はオーバーロードだ。いや正しくはオーバーロードに近い存在となっている。」

 

凌馬が言うには狗道は実験の結果純粋なエネルギー体となり物質的な制約を受けずに神出鬼没に現れ、何度でも復活するということらしい。

 

正義「つまり始まりの女・・・高司舞に近い存在になったということですか・・・」

 

光実「舞さんと・・・」

 

同じ仲間であった舞のことが浮かび光実は衝撃を受ける。

 

凌馬「だが彼は非常に希薄な存在だ、本来なら物質世界に干渉はできない。彼が実体を得ているのは彼のドライバーだ。つまりあれが彼の存在を支えているんだ。」

 

ザック「つまりあのドライバーをぶっ壊せばいいんだな!」

 

攻略方がわかりザックが闘志を燃やす。

 

凌馬「ザクロロックシードだけどね、あれは所有者を狗道の精神と同調させるための装置だ。彼はザクロロックシードを使ってあの実験の再現をするつもりなのだ。」

 

城乃内「俺もうついていけないんすけど・・・」

 

城乃内の言う通り難しくなったが狗道はリンゴロックシードの実験を推し進めようとしていた。つまり・・・

 

光実「黄金の果実を作り出そうとしているんだ・・・」

 

凌馬「そんなことをしても所詮は模造品しかできない、新たな世界も作り出せないのさ。つまり狗道は救世主でもなんでもない。」

 

そうして動画は閉じ皆は町を救うために行動を開始するのだった・・・

 

 

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