ゼインの世界渡り   作:ikkun

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取り調べとチェイスについて

浅村を取り調べを行ったが今回の件は誰の命令でもなく、自分の正義に従った行動だったということを言っただけで黙秘を続けている。

正義たちは今日も手がかりを集めるべく奔走していた。

 

正義「令子には会えなかったみたいですね。」

 

正義は刑務所に行ってすぐに帰ってきてとある張り込みに参加している剛にそう言った。

剛は追田が襲われた日にも令子のところに行っており、光也が女子大生を人質の沙耶を撃ったことなどを言うと令子はひどく取り乱して自分は父親を超えられなかったと取り乱したらしい。

 

剛「完全に拒否られた、相当怒らせたからな。」

 

狩野「なんの手がかりもないまま張り込みとは一年の締めくくりの事件としてはいかがなものかと申したいな。」

 

愚痴る狩野に剛は言う。

 

剛「ここは過去にロイミュード事件に深くかかわった女の子が済んでいる、橘さんと秋絵さんが狙われた。次は彼女が狙われる可能性もある。」

 

正義「唐沢ゆかり、確か進ノ介さんの父親が助けて001や仁良が狙ってる女の子でしたね。」

 

正義はターゲット候補の女の子のことを言う。

そして無言で監視を続けていたが狩野が不意に呟いた。

 

狩野「チェイスとは・・・どんな奴だったんだ?」

 

その言葉に剛は記憶がよみがえり言葉が詰まった。

 

剛「良い奴だったよ。」

 

狩野「だが人間ではないのだろ?」

 

正義「確か善良なプログラムをインストールされたロイミュード試作機だったんですよね。」

 

剛「あぁ、だから人間ってのを知ろうとしてたよ。家族とか愛とか。」

 

狩野「愛?」

 

正義「確か進ノ介さん、霧子さんと三角関係だったんですよね。」

 

剛「おい、その言い方はよせよ。」

 

狩野「違うのか?」

 

剛「まぁ、特別ちゃ特別だったけどな。姉ちゃんも思い入れたっぷりだったからアイツも姉ちゃんを愛してるとか言い出して・・・」

 

狩野「結局は失恋か?」

 

剛「あぁ、奴の心も傷ついた。そんなあいつに優しい言葉の一つもかけてやれなかった。最後まで・・・」

 

正義「だからりんなさんにライダーやロイミュードの復活を頼んでるわけですね。」

 

剛「まぁな、けど本当に善良な心でライダーに変身できる方法もまだわかんねーし。失ってから色んな事に気づくしダメな男だな。」

 

狩野「そうやって自分を見つめられるのはダメな男ではない。」

 

剛「そうか・・・その言い方がチェイスそっくりで少しだけ楽になった。」

 

剛がそういうとゆかりが母親と家に帰宅するのが見えた。

母親と視線が合うとゆかりを家に入れて正義たちの所に来た。

 

母親「警備ありがとうございます。でもできればゆかりには知らせずに守ってあげてください、もうすぐ受験だしもう怖い思いはさせたくありません。」

 

剛「大丈夫です。俺たちを信じてください。」

 

剛が力強い声で答えると母親はうなづいてくれた。そして・・・

 

母親「そうだ、あの刑事さんに伝えてください。ゆかり将来は警察官になりたいって言い始めたんです。」

 

その言葉に剛たちは意思は受け継がれていることを感じて一層気を張って張り込みをするのだった・・・

 

 

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