二人はバジリスクを退けて一息ついた・・・
アーク「もう安心だ、マルカ殿。」
マルカ「凄いです!きっと村の人もびっくりですよ!」
正義「あ・・・仕方ないとはいえこれは目立ちますね・・・」
変身を解除した正義は焦る・・・
アーク「も、申し訳ないがこいつを倒したことは黙っておいてくれるか?」
マルカ「えぇ!?」
正義「私たちはマルカさんみたいな手に届く人たちを助けたいので、目立ったりしたら過度な期待を寄せられて困るんです。だからお願いします。」
マルカ「そうですか・・・わかりました!二人がそこまで言うなら・・・」
正義「ん・・・なんかバジリスクに輪っかがついてますよ?」
アーク「本当だ・・・なんか禍禍しいような・・・あ、消えた。」
二人の言う通り足のリングは倒されてしばらくして消滅してしまった・・・
アーク「おそらく村で現れるようになったファングボアはこいつに追いやられたのかもな。」
マルカ「ずっと怖いですもんね・・・」
正義「あ、丁度良く追いやられたファングボアが。アークさん多少目立ちますがこの死体をごまかすために倒しておきましょう。」
アーク「そうだな。」
斬っ!!
アークは一瞬で切り裂いた後村に戻るのだった・・・
村人「これを二人で・・・」
正義「牙と魔石はこちらにください。毛皮はマルカに。」
マルカ「本当ですか!?やったー!」
アーク「肉は村の皆で分けてくれ。」
母親「マルカ!」
村人たちが喜んでいるとマルカの母親が駆け寄ってきた。
マルカ「お母さん・・・」
母親「うぅう・・・良かった無事で・・・本当に。でもどうして森に?」
マルカ「ごめん・・・これ私が採ってきたの・・・」
マルカは薬草を見せる。
母親「あなた・・・」
アーク「母上殿、すまない。配慮が足りなかったことをお詫びしよう。母上殿に言わずに行ったことは軽率だった。」
正義「でもきっとあなたに自分も家族を支えられるところを見せたかったんです。母親想いな子ですので。せめて今だけはありがとうだけで済ましてあげてください。」
母親「はい、ありがとうございました。」
そうしてマルカの一件は片付いたところで警護をしている村人から話があった。
村人「危険な目には合わなかったか?化け物みたいな魔獣も徘徊していたらしいが・・・」
アーク「いやいや!取るに足らないことばかりだった。」
村長「化け物に遭わなかっただけ良かったよ・・・」
村人の善意を感じながら二人は依頼を終えて村から帰ることになったが・・・
妹「二人ともこれ!」
マルカの妹から花冠をもらい宿に戻ってきた・・・
アーク「うぐうぐ・・・ぷはー。任務も無事に終えてバジリスクの魔石も売れて一件落着だなポンタ。」
ポンタ「きゅー!」
正義「果物もむしゃむしゃ食べてますしやっぱり雑食なんですかねこの子・・・」
ポンタの世話に苦労しながらも正義も頷く。
アーク「方針を変える気はないが・・・明日は難易度を上げてみるか。」
正義「それに関しては同意ですね。」
二人はひと眠りした後引き受けることにしたのは洞窟に住み着いたという盗賊退治だった・・
アーク「どこに行こうというのかね・・・」
ゼイン「今までの悪事のツケ払ってもらいますよ。」
盗賊「ひぃいい!親分もやられちまった!」
盗賊「化け物だぁあ!」
二人はそのまま盗賊たちを追い立てる。この二人の強さの前に盗賊討伐など大した難易度ではなかった・・・
エスパーダ!執行!ジャスティスオーダー!
ゼイン「トルエノ・デストローダ。」
アーク「鎧ラリアット!」
ゼインの電撃を纏わせた斬撃とアークの重厚な鎧による強烈なラリアットで蹴散らされてしまった・・・
アーク「これで討伐完了だな。」
ゼイン「まぁ、こんなところを住処にしてる時点でお山の大将確定でしたしね。」
二人が調べてみると弱くともかなりの財宝を集めていた・・・
アーク「資金確保だな・・・これでまた食うには困らなくなりそうだ。」
ゼイン「他には・・・空のケージ。珍しい動物か、奴隷か・・・どっちにしろ売り飛ばされましたか。」
アーク「そうだな、もらったら帰るか。」
そうして財宝を収納した後洞窟から出ると・・・
「覚悟!」
ゼイン・アーク「!!?」
キン!
いきなりの斬撃を二人は防いだ・・・
ゼイン「フードの女性・・・あの太刀筋強敵ですね。」
アーク「あのフードの色に金色の目。まさかあのエルフか!」
ゼイン「知り合いですか?」
アーク「あぁ、何か探しているようだったが・・・」
エルフの女性「察したのなら返してもらうわよ!さらった子供たちをね!」
ゼイン「えぇ!?」
アーク「何ッ!?」
二人はエルフの女性に誘拐の濡れ衣を掛けられてしまうのだった・・・・